ババソノ

頭の中

ババソノ

頭の中

最近の記事

おい、中華丼

ある程度の年齢になり、自分の世話を自分でせざるを得なくなってからは永遠のテーマであるが、自分が作った料理を食べたくない時期が一定間隔で訪れる。人が作った料理は何でも有難いとか、ファミレスでも吉野家でも何でもいいから人が作ったご飯を食べたいとか、世の主婦が喚き散らす意味があまり分からなかったが、今では完璧に理解出来る。 祖母の代より家族それぞれが飲食店を営んでおり、料理の知識はある程度あったが、当時はネズミだらけの豚小屋みたいな家に住んでたため冷蔵庫や台所が人間が暮らせるレベ

    • 「得た」とき

      あなたには居るだろうか、ともだち。 最近ともだちの有難みを噛み締める機会が多い。 わたしから感謝の気持ちが溢れるときは、総じて「得た時」なのだが、得たと言っても必ずしも相手から何かをしてもらった時ではない。 例えば人から高価なプレゼントをもらったとして、わたしは真っ先にお返しのことを考えるだろうし、関係性によっては事務的な気持ちになってしまい、プレゼントをもらった瞬間から贅沢ながら憂鬱が炸裂することさえある。女子グループでお祝いのターンが全員に回ってくるあの感じがまさにそう

      • 息が止まるほど笑われたパイ

        お菓子作りをすると何となく良い女になったような気持ちになる。実際にどうかはさておき、わたしはこのように 何かしらをしただけで何かしらになれたような気になる、この瞬間が非常にすきである。母親の真似をしてデタラメに紅をさした日と似たような高揚感があるのだ。 前回の記事で、その気になれば出来そうなのに何だかんだ出来ていない、をテーマにやりたい事100個を書き殴ったのだが、今回「とにかく可愛いお菓子を作る」を早速実行した。 見た目が可愛いお菓子がすきだ。子供の頃、祇園祭で賑わう京都

        • やりたいこと100個

          お久しぶりのnoteです。 日常を自分なりに解釈して文章に残すというのはまさに自分にしか出来ないことなのでは?と日常の考察厨になることを決意した矢先、前回の記事の出来事があり、何を書けばいいか分からなくなり、気付けば2年経っていた。 目標もなく生きている社会人の時間というのは惨めになるほどあっという間で、いつの間にかぶくぶく脂肪を溜め込み、かと思えば痩せ細り、気付けば土の中に眠ってしまうのだろう。 どうせなら有意義に時間を使いたいため、やりたいことリストなるものを作り、実行し

        おい、中華丼

          追悼

          親しい友人が亡くなった。病気を患っていた訳でもなく、本当に突然の事で、嘘でしょ?嘘じゃないのかぁ、嘘でしょ?嘘じゃないのかぁ、を起きてる間は延々と繰り返している。まだ受け入れられずにいるが、友人や家族の言動や行動で嘘じゃないことを脳みそに叩き込んでいるような不可解な状態だ。 10年くらい前に知り合い、家族ぐるみで仲良くしていた。いつの間にか個人的に飲みに行くようになり、数年前までは毎週末に朝まで飲んでいた。初詣も夏祭りも何回いったか数えられないくらい。毎年大晦日はみんなで過

          お前が行けよ

          自炊は楽しいが、家で過ごす時間がこうも続くと食べたいものが無くなってくる。食べたいものがなくなる、それは社会人、いわゆる働くロボとして大変な問題である。 車はガソリンがないと走らないし、リモコンは電池がないと動かない。人間だってそう。 わたしが外面良くニコニコ過ごせるのも、人に嫌な思いをさせないのも、美味しいご飯があるからこそなのだ。 UberEATSを眺めてもイマイチ食欲が湧かない。 UberEATSは楽して美味しいものを食べることが出来るが、どうしても罪悪感が伴う。 健

          お前が行けよ

          図書館のいいところ

          図書館によく足を運ぶようになりました。 昔は本屋で働いていたこともあり、よく買って読んでいたが、いつの間にやら習慣がなくなり気付けば読まなくなった。おうち時間を楽しむにも限界があり、気付くと1日中起きては寝てを繰り返していて、大量の時間を無駄にしているようで焦り始めたので、少しでも時間を有効に使いたいと思い通うことに。実りのない時間を過ごすか、そうでないかは自分の行動力にかかっている。 2週間に1度、8冊ほどの本を借りては返す。 出不精なわたしも、外に出ない生活が続き、あ

          図書館のいいところ

          すきな音楽-クラシック編-

          自己紹介が遅れました。 わたしは音楽がすきです、とっても。 バンドもやっていたし、ギターも少しだけ、本当に少しだけ弾けるし、太鼓の達人は結構強くて負けたことがないし、ダンレボだって割と上手だし、最近AmazonのセールでKORGのmicro pianoも買ったし、ピアノの勉強もし始めて、何だかんだ自分以外のことに関して言うなら、音楽に一番興味があったかもしれません。 何がすきだったか忘れてしまいがちなので、自分用にも置いておきたいと思い、せっかくのnoteを活用することに

          すきな音楽-クラシック編-

          カツアゲ

          こんばんは。暑いですがお元気ですか。クーラーで冬を保っているため、わたしは元気です。 昔から何故か奇人にばかり話しかけられるので、昔起きた事件を書いていきます。 ひとに話しかけられやすいひと、話しかけられにくいひとっていると思うんですけど、わたしは圧倒的に話しかけられやすい側らしく。歩いてても道なんかをよく聞かれます。地元顔ってことでしょうか。 道を聞かれるくらいなら良いのですが、二度聞き、二度見してしまうようなこともありました。逆にナンパとか全然されないんですよね。変な

          カツアゲ

          もしもの話

          明日もし目が覚めて、頬にあたっているはずの枕が寂れた遊園地のアスファルトになっていたらどうしよう。 夏の朝6時半。 朝に相応しい十分な明るさ。爽やかな風。これぞ完璧な朝。 そうは言ってもわたしはひとり。 夏の遊園地。アンバランスで気味の悪い孤独。かと思えば裂けるみたいな蝉の声。 寝る前にカレーを作った。目覚めたわたしを喜ばせたい一心で。そのカレーを食べられなかった悔しさで、まずレストランを探した。 ガラス張りのレストラン。ひとりでは贅沢な広さ。注文を聞いてくれるウェイト

          もしもの話

          兄は筋肉で出来ている

          こんにちわ。 LOVE PSYCHEDELICOを聴いていたらふと思い出したので兄のことを書こうかな。 兄はわたしの4歳年上で、背が180センチくらいある。出会う系のハッシュタグを付けるとすれば、#細マッチョ #スポーツ万能 #おしゃれ好き #美味しいもの好き、といったところでしょうか。 いわゆる鬼体育会系です。 わたしは昔から運動や筋肉はダルいものだと認知している。つまりそれらに一切興味がないのでどれくらい凄いのかは知らないけど、スキーの免許とか、スキューバの免許とか持

          兄は筋肉で出来ている

          焼き鳥とビール、牛乳と納豆

          こんにちは。お久しぶりです。 今回はわたしの生き方について少しお話しようと思います。 生き方の美学って誰にでもあると思うんですが、わたしの場合は人生において大切にしていることがいくつかあるので紹介してみようと思います。 ひとを変えようとしないこと。 人間社会において、自分が求めるものってありますよね。それに対して伴ってない他人の感性を変えようとするひとっていますよね。それが苦手で。 うちの家族はかなり放任主義で、子供の頃からひとに迷惑をかけるな!以外のことはあまり言われな

          焼き鳥とビール、牛乳と納豆

          ギャル

          わたしは高校を2回留年したのちに中退してるんですが、きちんと卒業をしていないことで当時の記憶がこんなに鮮明に蘇るんだなと驚いています。何にせよ、終わりって大切です。ここからは関西弁のイントネーションで読んでみてください。 高校に入学してすぐギャルの友達が出来ました。モロに浜崎あゆみの影響を受けたであろう彼女は色白金髪で、まだ文化として根付いてないカラコンをつけ、鼻と背が高く、見せるための丈やろと言わんばかりのスカートを履いて、ブランドバッグを持ち、まつ毛はいつもバチバチで、

          水溜まり

          暗い気持ちの時にしか表現出来ないことがある。 ただしアウトプットすることで自分や他人に刷り込むように記憶させるのもどうかと思って、下書きに入れることが多い。明るい気持ちの時に書き殴ったそれらを読み返すと、誰だお前馬鹿かと思っては消して、なかった事みたいにしてしまう。昔はわたしだけ知ってる感情が最初からなかったようになるのが嫌で、名前もつけられないようなそれに気付いてすくい上げられるのはわたしだけじゃないかとよく書き溜めていたが、大人になるにつれずる賢さが身につき、ネガティブな

          水溜まり

          将来のゆめ

          大きくなったら5mmになりたいです。 ハーゲンダッツを3日くらいかけて、もぐったり、たべたりしたいからです。 おかあさんにいったら、じゃあピーマンをたべるのも 3日かかっちゃうねといわれました。 それはこまるし、いやだなとおもいました。 ピーマンはにがくて、色もへんだし、きらいです。 おにいちゃんにいったら、じゃあボールであそべなくなっちゃうねといわれました。 それもこまるし、いやだなとおもいました。 おにいちゃんは、いつもボールをなげて、あそんでくれます。

          将来のゆめ

          エビの妖精

          長い付き合いになる友人がいる。出会ったのは20代前半の頃に働いていたバイト先。彼女は3歳年下で、華奢で白い。初対面の時に「先輩のババソノちゃん。眉毛はないけどヤンキーじゃないから怖がらないであげてね」と社員から2点の紹介をされたのち仕事を教えるように命じられた。華奢で白い彼女は初対面でも分かる愛想笑いをしていた。 仲良くなったキッカケを覚えていることは少ないんだけど、彼女の場合ははっきりと覚えている。食事休憩を取った際に、新人が入っても7割いや9割の人間が無視して身内ネタで

          エビの妖精