ピンチの起こらない主人公はいない〜モアナと読み解く人生の冒険〜
🌿これまで小説や映画など作品を観て来た中から私が自分の人生と、あらゆる作品を通して繋がり紐づいた感覚を語るページを作っていきたいと思いました。
作品のネタバレや、個人的解釈を含みますのでご了承頂ければと思います🌿
人生は冒険だと私が思うお話を、今回はディズニー映画『モアナと伝説の海』に登場してもらいながら、語ってみたいと思います。
※以下『モアナと伝説の海』のネタバレ含みます。
冒険者には必ずピンチが起こる
冒険するかしないかは、自分次第
最終地点が見えていなくても、たどり着ける
頑なさではなく、柔らかさで解決する
冒険者は最後に笑う
まず最初に、
冒険する者には、必ず試練が起こってくること
目指すものの前に立ち塞がるさまざまなピンチ
を主人公は試行錯誤してアンテナを張り、周りからヒントを得て進んでいきます。
もがいている道中、自分が目指している場所へ行き着けるのか分からないままも進むことはやめません。
世界にはあらゆる作品が存在し、多くの人から愛でられていますが、
どの作品だろうとピンチの起こらない主人公って居ないなと思います。
作品の主人公によって
冒険のゴールが決まっているものと、そうでないものがあるかと思いますが、明確に目指したい場所がない場合、最初から行き着く先の全貌は見えていなくていいということも感じました。
(モアナの場合はゴールが決まっていますが)
親の声ではなく、自分の海に出たい!という思いを取ったモアナはついに海に出ますが、
そこからもスムーズにはいかないことばかり
うまく波に乗れない
仲間になったはずの相手と心が通じ合えない
「海は私の味方じゃないの?」と嘆くシーンも登場します。
どうなっていくの?
ここからどうなっていってしまうの!?
というような大きなピンチを、何度も試行錯誤をして勇敢に変わっていく姿には主人公に感情移入をして見入っていました。
そしてここにこそ、作品を愛したくなる魅力があるなと思いました。
葛藤や四苦八苦しながらも果敢に変わっていく姿に人は勇気づけられるし、愛着が湧く
応援したくなっていつの間にか心を掴まれている
たとえば、端的に
物語の起承転結の起と結だけを見せられても人は大した感動できないように
地続きで人が変わっていく姿というのは知らぬ間に、周囲にチカラを与えます。
その姿にこそ読み手や観ている者は心を動かされるからです。
今いる場所から、
冒険に出ない理由はいっぱい見つけられるけれど
冒険に出る理由だって自分で勝手に作っていける
才能や魅力が…私には何もないと嘆く方がいらっしゃいますが、
荷物は身軽な方が寧ろ都合がいいと感じます。
守るべきものが特段多くない時期こそ、旅に出る最高の機会になりうるのではないでしょうか?
そんな何も持っていないところから始まるストーリーを私は観てみたいです。
自分が何かを目指そうとし始めた瞬間から、そのストーリーは始まっているんだと思います。
モアナで何よりも面白く印象的だったのは、絶体絶命というような状況に見舞われた時
主人公は頑なに戦う姿勢を貫くのではなくて、柔らかい表情で歌い出します。
歌うことがずっと大好きだった主人公は、
こんな時はどうしたらいいのか?
こんな時こそ、大好きな歌を歌おうと、
それが何よりも自分らしさを発揮できることをどこかで分かっていたのです。
柔らかいものには敵わないことを、無意識ながらに分かっていたのは
自分の心に忠実に行動をしてきたので、自分の心の声がちゃんと聞こえる状態だったからではないでしょうか。
いつだって物語の展開は、一筋縄ではいかない。
だけどその道のりには、出会いや学びがあって
自分の人生に想像以上の経験を与えてくれます。
その経験から培った技術や能力だけでなく、
感情や感覚は自分の血肉へと変換され
唯一無二の財産となってこれから先の人生を助けたり彩ってくれるので、驚きます。
豊かな大海原を憧れで終わらせず、勇敢に漕ぎ出していく主人公はとても活き活きとしていて終始魅力的でした。
自分の心から好きなことに真っ直ぐな人は、とても輝いていることを改めて思い出せた作品です。
条件に恐れず、これからも心の躍る冒険に繰り出していこうと活力を分けてもらいました🥥🌴
冒険に漕ぎ出し変わっていけることは、生きている人間の特権だと思うからです。
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tamura
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