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1980年代東京生まれ。 好きな映画は『グロリア』『海を飛ぶ夢』。 向田邦子と白洲正子…

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1980年代東京生まれ。 好きな映画は『グロリア』『海を飛ぶ夢』。 向田邦子と白洲正子と塩野七生が好きで、 好きなお話は『はなのすきなうし』。 はじめて好きになった写真家はヴォルフガング・ティルマンス。 スキ♡フォロー、とっても嬉しいです。 ありがとうございます☻

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新年にガレット・デ・ロワ/Gallet de Roisを

2023年の前半、”そっち〜さん”のブログで知ったガレット・デ・ロワ(Gallet de Rois)の作り方。 近所のパン屋さんで作っていたガレット・デ・ロワがおいしくて、行くたび…

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捨て難きを捨てる

梅雨の真っ只中、食器棚の上半分を捨てた。 残った下半分を移動させたら、リビングの約半分ががらんどうになった。 ガラス扉がズレている それに気がついたのが、かれこ…

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マロンクリームでパイを

マロンクリームがやってきた チューブ状のマロンクリームがわが家にやってきた。正確にはお土産なのだが「チョコレートだから」と聞いていたのが開けたらくすんだ茶色。…

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和風と洋風ハンバーグソース

成型済みのハンバーグを買う 人生ではじめて成型済みのハンバーグを注文した。 何度か自分でも作ってみたハンバーグだが、毎回どうも味付けがしっくりこない。   『な…

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オイル漬けの鯖缶で炊き込みごはん

非常用バッグを見直す そう思い立ってやり始めたら、鯖缶が4個も見つかった。鯖の栄養価はたかいらしいけれど、3人家族に4つも要らない。まずは半分に減らそう。 そ…

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一人前のカツ丼と睡魔

丼ものの多幸感 丼ものが好きだ。ご飯のうえになにか乗っているというだけで気分がいい。 ふと、ひとりの昼間に食べたくなって、冷凍のカツが一切れ残っていたので作って…

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雨の日はバターの匂い。そして蜂蜜バターのパウンドケーキ

雨の日はバターの匂い 四月からはじめたお菓子のゆる止めは、ゆるゆる継続している。小腹が空くとドライフルーツやナッツをつまんでいるが、時折お腹にたまるお菓子を食…

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谷川俊太郎 絵本★百貨展

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豚の角煮っておいしい

条件反射の豚バラブロック 豚バラのブロックを見たら角煮かチャーシューの二択。条件反射のごとく脳内にふたつの絵が浮かぶ。 レシピと開けたばかりのはちみつ 条件反…

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砂糖ゆるやめとショコラベイクドチーズケーキ

おやつを止めてみる 四月の初め、美容師さんに顔の赤みと痒みがおさまらないと話したところ“砂糖をやめるといいですよ”と教わった。 美容師さんは料理にも砂糖を使わ…

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ハートに火をつけないで

図書館入り口の彼の本が何冊も並べてあったのを見て、はじめて知った。 2024年4月30日に鬼籍に入ったらしい。 『City of Glass(ガラスの街)』をはじめて原語で読んだとき…

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フランクフルトの足湯とフレンチトースト

パンの水分がすくないときは冷蔵庫へ 『ミルク食パン』なるものを買ってみたが、思っていたほど生地がモチモチしていなかった。 これ幸いと、1枚だけラップして2日ほど…

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何にでも日付を入れる癖

いつ、この本を読んだのか。 いつからいつまで、あのテキストを使ったのか。 この醤油は何ヶ月で使い切ったのか。(これは日付を書かなくてもかまわなかったかもしれない…

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最初からいちばんほしい物に手を伸ばす

四月にはいって、こどもが寝るまえに『ひとはしんだら じんせいはおわりなの?』 と尋ねるようになった。 どうやら、春休みの帰省で私の親から『年寄り』という概念と、…

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耳栓のすすめ~Loop Quiet

行く場所と時間帯がかぎられる 10代のころから、買いものをしたり電車を乗りついで都心に出たあとで家に帰ると、翌日は起き上がるのも億劫なほどぐったりしていた。雑踏…

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塩昆布じゃがバター

新じゃがが手にはいったら食べたいなと思っていたおかずを、週末に作ってみた。 新じゃがの”悪魔系”おつまみ 👇新じゃがで『塩昆布じゃがバター』👇 ふつうのじゃがい…

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4か月前
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新年にガレット・デ・ロワ/Gallet de Roisを

新年にガレット・デ・ロワ/Gallet de Roisを

2023年の前半、”そっち〜さん”のブログで知ったガレット・デ・ロワ(Gallet de Rois)の作り方。

近所のパン屋さんで作っていたガレット・デ・ロワがおいしくて、行くたびに買うほど好きだったのが閉店してしまった。

年中お店に並んでいたと記憶しているけれど、ガレット・デ・ロワ発祥の地フランスでは新年の祝い菓子らしい。直訳すると“王様のお菓子”か。
生地のなかのアーモンドクリームに“フェ

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捨て難きを捨てる

捨て難きを捨てる


梅雨の真っ只中、食器棚の上半分を捨てた。
残った下半分を移動させたら、リビングの約半分ががらんどうになった。

ガラス扉がズレている

それに気がついたのが、かれこれ6年前になる。

購入した会社が遠方で自分で直さざるを得ず、また子どもも大きくなってガラスに手が届くようになった。ガラス飛散防止シートを貼ってはいたが、子どもがさわるたびに内心ヒヤっとしていたなぁ。

代理店が、ない

それが判った

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マロンクリームでパイを

マロンクリームでパイを


マロンクリームがやってきた

チューブ状のマロンクリームがわが家にやってきた。正確にはお土産なのだが「チョコレートだから」と聞いていたのが開けたらくすんだ茶色。なんか違う。

チューブをひっくり返して製品名を探したら、“チェスナットクリーム(マロンクリーム)”とある。

アイスでもヨーグルトでもなく

バニラアイスにかけて食べよう、なんて思っていたけれど、ヨーグルトかなぁ。でもそれだとヨーグルト

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和風と洋風ハンバーグソース

和風と洋風ハンバーグソース


成型済みのハンバーグを買う

人生ではじめて成型済みのハンバーグを注文した。

何度か自分でも作ってみたハンバーグだが、毎回どうも味付けがしっくりこない。  
『なにが足りないんだろう、ん~~』
と頭をひねっているうちに食べ終えてしまう。なんか悔しい。

探究心よりも面倒くささが勝って最近は作るのをやめてしまったが、時々ハンバーグが食べたくなる。焼いているときの肉汁の香りが無性に恋しいのだ。

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オイル漬けの鯖缶で炊き込みごはん

オイル漬けの鯖缶で炊き込みごはん


非常用バッグを見直す

そう思い立ってやり始めたら、鯖缶が4個も見つかった。鯖の栄養価はたかいらしいけれど、3人家族に4つも要らない。まずは半分に減らそう。

そこで作ったのが『鯖缶をつかった炊き込みごはん』。ふだんはご飯を朝に炊くことが多いので『冷めても美味しい』の文言に惹かれた。

さば缶の炊き込みごはんのレシピ

【作り方】
①にんじん(今回はえのき)を3〜4cmに薄く切る
②油揚げは熱湯

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一人前のカツ丼と睡魔

一人前のカツ丼と睡魔


丼ものの多幸感

丼ものが好きだ。ご飯のうえになにか乗っているというだけで気分がいい。
ふと、ひとりの昼間に食べたくなって、冷凍のカツが一切れ残っていたので作ってみた。

一人前のカツ丼(材料)

一人前のカツ丼(レシピ)

👇ゆちめちゃん♪さんのクックパッドより
①火の通りの良いよう玉ねぎを薄く切る 
②卵を割り、ほぐしておく。白身と黄身を完全に混ぜない。
👉白身を切るように8回程度とどこ

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雨の日はバターの匂い。そして蜂蜜バターのパウンドケーキ

雨の日はバターの匂い。そして蜂蜜バターのパウンドケーキ


雨の日はバターの匂い

四月からはじめたお菓子のゆる止めは、ゆるゆる継続している。小腹が空くとドライフルーツやナッツをつまんでいるが、時折お腹にたまるお菓子を食べたくなる。

そして雨が降る季節、お菓子をつくる頻度は高くなる。家で子どもと出来るかつ子どもが歓ぶことというと、手を動かして形になるもの=食べものになるのだ。この日は、混ぜて均(なら)してオーブンに入れる蜂蜜のパウンドケーキを選んだ。

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谷川俊太郎 絵本★百貨展

谷川俊太郎 絵本★百貨展


おならの威力

はじめての歯の生える前だろうか、わが子は自分のおならの音におどろいていた。どうやら音の出どころが分からなかったらしい。

自分が出したと気がついたのかおならと認識したのか、はたまた音そのものになのか、ひと呼吸おいた後で子どもはケラケラ笑っていた。

入り口にけんけんぱ

展示場に入ってしばらく経ってから気がついた、けんけんぱ。
平日だったからか私をふくめ大人が3人ほどいたが、あの

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豚の角煮っておいしい

豚の角煮っておいしい


条件反射の豚バラブロック

豚バラのブロックを見たら角煮かチャーシューの二択。条件反射のごとく脳内にふたつの絵が浮かぶ。

レシピと開けたばかりのはちみつ

条件反射と言うわりにはレシピは頭に入っていない。なので毎回レシピを探す羽目になる。今回はクラシルのレシピ👇

『フライパン1つで完成!豚の角煮』

このレシピを選んだのは、手元に封を切ったばかりの蜂蜜があったから。
春休み中に家を一週間あ

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砂糖ゆるやめとショコラベイクドチーズケーキ

砂糖ゆるやめとショコラベイクドチーズケーキ


おやつを止めてみる

四月の初め、美容師さんに顔の赤みと痒みがおさまらないと話したところ“砂糖をやめるといいですよ”と教わった。

美容師さんは料理にも砂糖を使わないそうだが、私自身の食生活から完全に砂糖を抜くのはむつかしい。というかその反動で逆に砂糖が無性に欲しくなりそう..

まずはできることから、と思い間食(市販のお菓子)を控えることにする。小腹が空いたら無塩ナッツやバナナを口にいれた。

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ハートに火をつけないで

ハートに火をつけないで

図書館入り口の彼の本が何冊も並べてあったのを見て、はじめて知った。

2024年4月30日に鬼籍に入ったらしい。

『City of Glass(ガラスの街)』をはじめて原語で読んだとき、いままで読んだどの英語の文章よりもすとんと入ってきた。
それはとても気持ちがよかった。

水が容器の隙間から滑って入るように彼の文章が英語のまま体内に吸収された。
読解もいらない。
それははじめての経験だった。

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フランクフルトの足湯とフレンチトースト

フランクフルトの足湯とフレンチトースト


パンの水分がすくないときは冷蔵庫へ

『ミルク食パン』なるものを買ってみたが、思っていたほど生地がモチモチしていなかった。
これ幸いと、1枚だけラップして2日ほど冷蔵庫へ。

何年も前にパティシエか料理人の方かわすれてしまったが、“フレンチトーストは水分が飛んだパンのほうが向いている”と言っていた。それ以来、フレンチトーストを作るときはパンをパサパサにするべく冷蔵庫に何日か入れておくようになった

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何にでも日付を入れる癖

何にでも日付を入れる癖

いつ、この本を読んだのか。

いつからいつまで、あのテキストを使ったのか。

この醤油は何ヶ月で使い切ったのか。(これは日付を書かなくてもかまわなかったかもしれない。たいせつなのは賞味期限のほうだった)

覚えておく必要のないことは忘れていくと言うけれど、何にでも日付を入れてしまう学生時代の癖に、おとなになってからわりと助けられている。

タイトル写真は、こどもがトイレのドアに知らぬ間に貼っていた

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最初からいちばんほしい物に手を伸ばす

最初からいちばんほしい物に手を伸ばす

四月にはいって、こどもが寝るまえに『ひとはしんだら じんせいはおわりなの?』
と尋ねるようになった。

どうやら、春休みの帰省で私の親から『年寄り』という概念と、『ひとは年をとったら死ぬ』という事実に触れたらしい。

死ぬ瞬間は当人が語ることはできないし、私にはいまのところ前世の記憶もないので、こどもの質問にも答えようがない。ただこどもは自分が死ぬことと、私がいなくなることを恐れているので

と答

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耳栓のすすめ~Loop Quiet

耳栓のすすめ~Loop Quiet


行く場所と時間帯がかぎられる

10代のころから、買いものをしたり電車を乗りついで都心に出たあとで家に帰ると、翌日は起き上がるのも億劫なほどぐったりしていた。雑踏やデパートの地下、ショッピングモールも通り抜けるとものすんごい解放感があり、身体が一気にゆるんだ。

カラオケも頭がぐわんぐわんしてその日の夜は眠れなくなるので(あの暗い空間に明るいライトが点滅するのもだめだった)、これまで片手で数える

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塩昆布じゃがバター

塩昆布じゃがバター

新じゃがが手にはいったら食べたいなと思っていたおかずを、週末に作ってみた。

新じゃがの”悪魔系”おつまみ

👇新じゃがで『塩昆布じゃがバター』👇

ふつうのじゃがいもが1個だけあったので、新じゃが1個と合わせて2個で作る。味付けは1人分とほぼおなじ分量だが、それでもしっかり味はついていた。
夕飯のおかずとして2、3人分作ったけれど、単品のおつまみならポップコーンみたいにボウルいっぱいに作って

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