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わたしの転職体験 その9 新しいキャリアパス 経営企画への道 総合IT会社電子デバイス事業本部の事業企画職から同マーケティング職へ(出向先変更) ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 文系の方も理系頭の中身を覗いて見て下さい。(笑)

【経緯】
 大学を卒業して希望していた鉄鋼会社に入社、専攻していた表面物理学を活かせる研究部門に配属されました。そこでのんびり論文ドクター位取ってから総合企画部、そして役員狙いかなぁとぽんやり考えていたのでした。

 社内結婚を期に一気に人生が動きました。

 夫婦同部署不可もあり、研究(コストセンター)から事業部門(プロフィットセンター)へ希望通りの転職。それを足ががりに会社の未来の中核事業へ転職。転職先の製造所の所長にアピールが功奏し、米国カリフォルニア州のシリコンバレーの最先端半導体ベンチャーに転職。多国籍の方々と最先端半導体の開発をし、2年後に転職。鉄鋼会社の操業ノウハウを惜しみなくつぎ込んだ最新量産試作工場に米国で開発した技術を移管、製品化までしてやることはやったからそろそろ総合企画職へと上司に談判。技術職から事務職に転職し、最初は渉外職からのスタート。本社のセールス&マーケティング職、事業企画職と思った通りのキャリアパス。部門売却の流れに乗って国内最大のIT企業に転職。大学の先輩のスーパーコンピューターの技術が入った商品マーケティングを手伝った後に、最初の仕事である事業企画部での新規事業開発案件を査読·評価を担当。そこで全社の事業の概要が頭に入りました。マーケティング職へ転職。経験が積み上がっている半導体デバイスを差別化ポイントにして、サービスまで垂直統合したビジネスを企画してやろうという新しいキャリアパスをスタートできたのでした。

 この辺りまではこちらもご覧下さい。

【セキュリティビジネス】
 お題はセキュリティサービスの要の認証、特に本人認証のキーデバイスでした。半導体センサーによる生体認証。初めは生体認証のみでマーケティングしました。予定通りソフト·サービス部門との連携を始めました。本人確認ソフトウェア、本人認証サービス、ICカードサービスとの連携、統合認証サービス、電子行政、医療サービスへの応用と夢は広がって行きました。

【先ずは携帯電話】
 社内の携帯電話部門に接触しました。生体認証センサ搭載は決めてもらったのですが、結局自社製品は静電気のスペックにほんの少し届かない為不採用となりました。マーケティングとしては成功。会社としては他社製品ですが生体認証センサは採用されました。これがキッカケで社内の本人認証に対するリテラシーが格段に上がりました。これが後に私のキャリアパスを広げます。

【プリンター会社さんが私の道を開いた】
 本人認証デバイスのマーケティング活動でプリンター会社を訪問しました。するとIT会社なのだからソリューションで提案して欲しいと、天の一声。お客様からの要求ですから現地の営業を巻き込んで思いっきりマーケティング。(売れる仕組み作り)
 認証サービスを差別化ポイントにしたユビキタスプリンティングの実現をテーマにビジネスコンサルティング、ビジネスサポートサービス、セキュリティサービスを提案したところ、何と包括的なコンサルティングを発注頂けることになりました。当然私が担当としてヤル気満々でした。しかし、流石にやり過ぎ。米国系のコンサルティング会社から転職した方を中心に体制が組まれました。

 悔しかった。

 でも、

 捨てる神あれば拾う神あり

何と新しい未来が待っていました。

 運と勘としつこさ

が引き寄せた転職人生はまだまだ続きます。


 宜しければこちらもお楽しみ下さい。


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