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わたしの転職体験 鉄鋼会社から巨大IT企業へ転職 その8 経営企画への道  鉄鋼会社から総合IT会社電子デバイス事業本部の新規設立子会社へ ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 文系の方も理系頭の中身を覗いて見て下さい。(笑)

【経緯】
 大学を卒業して希望していた鉄鋼会社に入社、専攻していた表面物理学を活かせる研究部門に配属されました。そこでのんびり論文ドクター位取ってから総合企画部、そして役員狙いかなぁとぽんやり考えていたのでした。

 社内結婚を期に一気に人生が動きました。

 夫婦同部署不可もあり、研究(コストセンター)から事業部門(プロフィットセンター)へ希望通りの転職。それを足ががりに会社の未来の中核事業へ転職。転職先の製造所の所長にアピールが功奏し、米国カリフォルニア州のシリコンバレーの最先端半導体ベンチャーに転職。多国籍の方々と最先端半導体の開発をし、2年後に転職。鉄鋼会社の操業ノウハウを惜しみなくつぎ込んだ最新量産試作工場に米国で開発した技術を移管、製品化までしてやることはやったからそろそろ総合企画職へと上司に談判。技術職から事務職に転職し、最初は渉外職からのスタート。本社のセールス&マーケティング職、事業企画職と思った通りのキャリアパス。
 しかも部門の中からだけでなく並行して本社の総合企画部から自分の部門が売却される動きを見るという、運の良さだけで得た稀有な経験をしました。

 この辺りまではこちらもご覧下さい。

【進取の精神】 
 経営的に身軽にして部門ごと売却というストーリーの当該部門の中に居ました。鉄鋼会社には正直未練もありました。しかし進取の精神です。ソフトウェアやサービス事業まで見通せる活きの良い舞台で思いっきり楽しもうと思いました。部門売却の流れに乗って国内最大のIT企業に転職。愛しき吾妹も賛同してくれました。(^^)

【転職先は子会社】 
 人事制度が大きく異なり給与水準のテーブルが合わず当面の間子会社にして徐々に給与水準を合わせるというストーリーで、私の属した部門は新しい子会社として継承されました。事業もそのまま引き継がれたのでした。

【私は本体に出向】
 しかし、私は別枠でした。出向という形で電子デバイス部門の事業企画部に転職できました。社内外の新規事業開発案件を査読し評価しました。殆ど採用されないものばかりでしたが、既存事業との整合性を見るなどの過程で当該事業部だけではなく全社の事業の概要が頭に入りました。

【これからのキャリアパスが見えた】
 経験が積み上がっている半導体デバイスを差別化ポイントにして、サービスまで垂直統合したビジネスを企画してやろうという視点で業務をこなしました。

 これも良かった。

 鉄鋼会社で経験したキャリアパス構築のノウハウを活かし、IT企業内で実際の事業を担当してより深く経営を理解するというプロセスがスタートできたのでした。

 運と勘としつこさ

が引き寄せた転職人生はまだまだ続きます。
思い通りの案件が舞い込んで来ました。

蛇足
 どうやらこの転職の扱いは、先輩方が私の上昇志向の強さを面白がって私を使って楽しんでいたようです。(笑)

超蛇足
 事業企画部は新工場内に有りました。通勤は単線電車、ドアが開くと蛾がバタバタと車内の蛍光灯めがけて飛んでくるのどかな光景。
 そう言えば鉄鋼会社でも日本海側の秘密工場から米国駐在へ事業企画まで転職しまくったなぁと昔のことを思い出しました。新しいキャリアパスの幕開けはいつも田舎から。なんちゃって。(笑)

 そう言えば夜勤帰りに2歳の娘が私の夜の肴のかにみそを冷蔵庫開けてスプーンで食べてたなぁ~ なんて

 宜しければこちらもお楽しみ下さい。


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