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読書記録:フランツ・フェルディナンド『オーストリア皇太子の日本日記』
皆様、新年いかがお過ごしでしょうか。1年の始まりに痛ましいニュースが続き、私は何となく前向きになれないままに日々が始まってしまったように感じています。今年はもうこれ以上、災害が起きませんようにと祈るばかりです。
さて、去年のうちに読み終わっていたのに感想を書くのを後回しにしていました。以前に読んだイザベラ・バードの日本の旅行記と似たようなものを読みたい、と今回はこの本を手に取りました。フランツ・
読書記録:マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
この1年、争いは絶えず、終わる兆しも見いだせないまま新たな年を迎えようとしています。今年読んだ本のラインナップを見返してみると、そういう問題に対して消極的になっているかもしれないと気づき、ずっと読んでみたかったこの本に挑戦することにしました。
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。
正義をキーワードにして哲学を学んで
雑記日記:夢をみて、魔法にかけられ元気になる2日間
11月23日の祝日に東京ディズニーシーへ、24日に東京ディズニーランドへ夫とふたりで行ってきました。訪れるのは約2年ぶり、もろもろの制限が無くなって満員御礼状態のディズニーリゾートは5年ぶりです。
いやはや、覚悟はしていたのですが、どのアトラクションも1時間前後は並ばなければならない、人気アトラクションは3時間待ちという状況。有料のプライオリティ・パスは開園早々に売り切れてしまって買えなかったの
読書記録:ブライアン・フェイガン『海を渡った人類の遥かな歴史』
海なし県で生まれ育ったからか、私にとって海とは観光地であり、日常からは切り離された存在だ。そのせいだとは思うのだけれど、古代に人類がどのように広がっていったのかと考えを巡らせるときに、海をどのように渡ったのかという重要な事項が思考から抜け落ちてしまいがちである。
知識としても弱いところなので、今回はその視点をじっくり学ぼう。ブライアン・フェイガン『海を渡った人類の遥かな歴史 古代海洋民の航海』(