読書記録:中野京子『印象派で「近代」を読む』
私が初めて西洋絵画を鑑賞したのは遠足で訪れた上野の国立西洋美術館だった。中学生のときだっただろうか。聖書の内容など何も知らないので宗教画は何が何やら理解できず、静物画は何が良いのかもわからず、少し疲れてきたときに印象派のコーナーに入った。単純に綺麗だと感動した。普段見ている空や草花をこのように絵にすることができるとは、という驚きもあった。
その後のコーナーはキュビズムなど理解できないものばかりで、唯一の収穫といえば人生ゲームで何度も買わされてるピカソの絵ってのはこういうやつ