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この「つらさ」はどこから来るのか 〜ゆきづまった時の解毒剤(その2)〜
前回、人は起きた出来事を「原因と結果」の関係でとらえてしまい、しかも、その「原因」の中に自分や他人の「意志」を、どうしても含めて考えてしまうということを書きました。その結果、人は、「自分が(または、あの人が)こうしたいと思って、こう行動したから、こうなったのだ」という「意志」の仮説(ストーリー)にはまり込み、その結果、思いどおりにものごとが進まない時、怒りや無力感にとらわれて、身動きが取れなくなる
もっとみる起きていることを、ありのままにとらえること 〜「自分」に苦しむことからの解放(その3)〜
なぜ、人は「自分」に苦しむのでしょうか。誰の中にも、「わたしはこうでありたい」「わたしはこうでなければならない」という思いがあります。このいわば自分の生きる「基準(正しさ)」と、現実の今の自分があまりにかけ離れていることを思い知らされた時、わたしは「こんな自分が嫌でしかたがない」という思いにとらわれ、そんな今の「自分」に苦しむようになります。
「わたしはこうでありたい」という思いのふたつの意味た