「弱い立場」の人への「責任」はなぜ生じるか
前回、「『強い立場』の人が持っている力とは、本来、『弱い立場』の人から譲り受けているもの(預かりもの)だ」ということを書きました。これは実際そうなので、わかる方はすぐにわかると思いますが、一方で納得できない方も多いかもしれません。今回はなぜそう言えるのかを、考えてみたいと思います。
「力の差は仕方がない」という考え方の誤り「人間にはもともと強い者と弱い者がいるのだから、力の差があるのは仕方がないのではないか、そこに力の貸し借りのようなものはないはずだ」と思われる方も多いかも