マガジンのカバー画像

creative notes #1

372
運営しているクリエイター

#エッセイ

プロデュース

プロデュース

"過去より今が大切"だなと。

手垢どころか錆びがついた言葉ですが、あらためて思いました。
でもそれは、「過ぎたことを悔やんでもしょうがない」って意味じゃなく、
「過去の栄光を、もっともっときらびやかに飾れるから」
です。

歴史のたとえでごめんなさい。
徳川家康ってね、
"関ヶ原の戦いなんてやりたくなかった"って説があるんです。

当時、豊臣家の家臣だった家康さんは、
ドロッドロの政争を勝ち抜き

もっとみる
60点日記 「なみちゃんとすべり台」

60点日記 「なみちゃんとすべり台」

オチない、話の筋を気にしない、誤字脱字も気にしない、「60点日記シリーズ」。台所でのハミングのような、ゆるゆるとしたふつうの日記です。更新も不定期、のんびりです(かなり)。

私は公園の、こういうすべり台が大好き。
正式名称は、「コンビネーション遊具」っていうらしい。

昼は子どもたちのもの。
でも、今夜は私たちのもの。

9月末、8年ぶりくらいに会った人がいる。名前は「なみちゃん」。本名は「岸田

もっとみる
ふたりのキャバ嬢とおじさんの弾丸ディズニーランド

ふたりのキャバ嬢とおじさんの弾丸ディズニーランド

10年ほど前、
私は、指名の取れないキャバ嬢だった。

クリスマス間近のある日、お店の人気キャバ嬢と、そのお客さんの3人で、なぜか「東京ディズニーランド」へ行くことになった。

あの日、私はひとつだけ、後悔していることがある。今日はクリスマスだから、その話を書こうと思う。

キャバクラは、いろんなタイプがある。

キラキラした高級なところ、ガールズバーに近いカジュアルなところ。私が一時期働いていた

もっとみる
ボルボを買った話が、とんでもねえ翻訳で希望に変わるまで

ボルボを買った話が、とんでもねえ翻訳で希望に変わるまで

2週間とちょっと前に「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」というnoteを書きました。タイトルで、話がほぼ終わっとる。

年の瀬のクッソ寒くて、クッソ忙しいなか、80万人が読んでくださいました。そして、サポートという応援のお金が1500人から届きました。

令和のクリスマスキャロルは、ここにあったんや……!

「おもしろいやんけ」と思ってくださった気持ちが、天にも届いたのでしょうか、普

もっとみる
今日からできる、他人から大切に扱われるために試してほしいこと

今日からできる、他人から大切に扱われるために試してほしいこと

大切にされる人には、ある共通点があります。

彼らは自分自身を、それはもう

ちょーー大事に扱っています。

たとえば

取扱注意のシールがしっかり貼られて

丁寧に包装された荷物を

雑に扱う人はとっても少ないと思います。

落としたらどうしよう

大事に持たないと

そんな風に、大事に運びますよね。

一方で

シールも何も貼られていなくて

雑に包装された荷物は

取扱注意のものに比べると

もっとみる
他人との比較で幸せを判断しない

他人との比較で幸せを判断しない

他人と比べて

あの人が持っていないものを

自分は持っているから幸せだとか

あの人が持っているものを

自分は持っていないから不幸だ

って考えると

エネルギーを消耗して

いつかヘトヘトになってしまうと思う。

もっとみる
嬉しい言葉は、こだまする

嬉しい言葉は、こだまする

今日、スタバのアイスモカを飲んでいる時に恋人から写真が送られてきて

「今日もかっこいいね」

と返信したら

「今日もかわいいね」

と返信がきた。

キョウモカワイイネ

たった9つの文字の集合体は

私の昼下がりをスペシャルにしたし

モカをもっと美味しくした。

そんな恋人は

付き合った当初と比べて、ずいぶんと変わった。

彼は、好きという言葉を、特別な日のために取っておくような人だった

もっとみる
歩いてたら30分で6人から「ケーキ屋知りませんか?」ってたずねられた

歩いてたら30分で6人から「ケーキ屋知りませんか?」ってたずねられた

これは、あなたのために書いている。

春から大学生や社会人になって、新しい環境にドキドキして。

大変なことが起こっている世の中で、将来や収入に不安を感じて。

家族や友人のいない都会で、漠然と寂しくなって。

そんなあなたのために、書いている。

ちなみにわたしは、このどれにも当てはまらないが「明日の運転免許試験の練習のために路上教習を受けに行ったら、縦列駐車に20回以上失敗して“もう勘でいきま

もっとみる
私が未来永劫大切にする、たった一つの花束

私が未来永劫大切にする、たった一つの花束

豊かさって、なんだろう。

生きていると、何度か考えさせられる宿題だ。

小学校の作文だったり。
新聞のインタビューだったり。
明け方4時までデロデロに飲みながら、ふと聞かれたり。

思い返せば、私が出す答えはいつも違っている。

答え、つまり、価値観っていうのは。
自分の芯であり、絶対に変えず、貫くべきものだと思っていた。
それをコロコロ変えるなんて、かっこ悪いことだとも。

でも、違った。

もっとみる
そろそろマジメに戻るか

そろそろマジメに戻るか

ステイホームを始めて、もうすぐで2ヶ月になります。ステイホーム当初は、家にいることが義務だと思っていました。家にいるだけで「やってるぜ!」と思ってたんですよね。だから、昼間からフルフラット状態でゴロゴロして、何もしなくても「やってるぜ!」と思えてたんです。だって、テレビとかでも言ってましたから、「家にいることが仕事なんです。」「家にいることで人の命を守るんです。」などと。

でもゴールデンウィーク

もっとみる
ユニ・クロ男が妻のすすめで10万円のアウターを買った話

ユニ・クロ男が妻のすすめで10万円のアウターを買った話

どうも、ユニ・クロ男(お)です。いつもユニクロばかり着ています。

これは2018年の冬にヨーロッパ旅行をしたときの写真なのですが、コーディネートはこんな感じ。

アウター👉ユニクロのダウン
セーター👉ユニクロのセーター
インナー👉ユニクロの超極暖のヒートテック
パンツ👉ユニクロの暖パン
下着👉ユニクロのエアリズム
靴下👉ユニクロの暖かい靴下
カメラ👉キヤノン

どうも、ユニクロ 僕

もっとみる
思い込みの呪いと、4000字の魔法

思い込みの呪いと、4000字の魔法

「奈美と結婚しても、ダウン症の弟くんの面倒を見る自信がない」

高校生の時、付き合っていた彼氏が言った。

ショックだったのは。
明るかった彼の、思いつめたような表情でも。
とつぜん切り出された、将来の話でも。
障害のある弟を、否定されたことでもなかった。

っていうか結婚とか急になにを言い出してんねん、どうしてん。

なにより「弟は私に面倒をかける存在で、私がその面倒を見なければならない」と思わ

もっとみる
わかった気になって「バカ」を断罪する病

わかった気になって「バカ」を断罪する病

何かを「わかる」ためには最初は二項対立で分けるのがよいが、そこで止まってしまうくらいなら何もわけず、何もわからないほうがマシだ。中途半端にわかっている人が一番危険である。

正義と悪で分けることの危険性
世の中の人をすべて「正義と悪」で分け、あいつの言っていることはいつも正しい、あいつの言っていることはいつも間違っている、みたいに考える癖がついてしまうと、そこからなかなか抜け出せなっていく。「わか

もっとみる