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なぜ「学びたい」「本を読みたい」と思うのか?
なぜ人は学ぶのでしょうか。なぜ人は本を読むのでしょうか。
さまざまな考え方がありますが、私は「自分を客観視するために学んだり、本を読んだりする」のだと考えています。
学んだり、本を読んだりすることで自分を客観視できます。自分を客観視できれば、自分の狭い視野から離れ、新たな可能性や解決策が見つかるかもしれません。もし見つからなくても、自分を離れるという体験は、最高の気分転換になるでしょう。
た
自分の居場所はどこにあるのか―堂場瞬一「ホーム」を読んだ
堂場瞬一が書いた熱血系野球小説「ホーム」を読みました。
この小説では「ホーム」がたくさんの意味を持つ単語として登場します。野球の本塁、故郷、居場所。これらの「ホーム」の意味が物語を引っ張っていきます。
物語は、日本生まれ・アメリカ国籍を持つ藤原雄大が、オリンピックの野球でアメリカ代表チームの監督に指名されることから始まります。
藤原はアメリカのメジャー球団で育成を担当しており、元々の監督が急
「つたなさ」への温かいまなざし―那須耕介「つたなさの方へ」を読んだ
素敵な出会いがありました。
まずひとつは人との出会い。ある書店で「ミシマ社フェア」をやっており、そこにミシマ社の営業の方がいらっしゃいました。その方は私に気さくに声をかけていただき、おすすめの本や本の誕生の背景などたくさん教えてくれたのです。自分が買おうとしている本にどんな人が関わっているのかを知ることは、野菜の生産者の人の顔が見える時と同じようになぜか安心しますし、親近感を覚えます。しかも、ミ
究極のものづくり【「フィン・ユールとデンマークの椅子」感想】
「フィン・ユールとデンマークの椅子」に行ってきたひとつの椅子を見ただけで、その椅子が置かれた空間がぱーっと頭に広がる経験をしたことがありますか?椅子を見るだけで、家族が仲良さそうに話している映像が頭の中で再生されたり、イケてる企業に訪問した営業マンになった気分がしたり。
私はそんな経験をしたことがありませんでした。「フィンユールとデンマークの椅子」の展示に出会うまでは。
ものづくりの本質極論す
生きづらさの原因と自由からの逃走
「自由から逃走しようとすることってめっちゃあるな…。」
これが私がエーリッヒ・フロムが書いた「自由からの逃走」を読んだ感想でした。
個人的にやりたいことがあるのに目を背け、無理に他人に合わせようと疲弊する。このような自由から逃げる機会は自分の生活で山程あります。
本当は別の夢があるのに、安定のために仕方がなく仕事をするとき。別に行きたくもない飲み会に参加するとき。このようなときに、自発的に自由
SNSで疲れきってしまったあなたへ
SNSで常につながっていると、
自分自身に目を向ける時間が減る現代は、常に人とつながっている時代です。
SNSからは、人のキラキラした私生活の情報が24時間365日流れ込んできます。この過剰とも言えるつながりのせいで、自分自身のことを大切にする時間が減ってしまっているのではないでしょうか。
人に見せる自分だけを大切にして、自分自身をケアする時間をおろそかにしてしまっていないでしょうか。
自分
人間関係に疲れ切る前にやるべきこととは?
人間関係で疲れ切ってしまうのは、オンの時間とオフの時間の切り替えがうまくいっていないからです。
オンの時間とは、人から見られたい理想の姿を演じる時間のことです。オフの時間とは、リラックスしたのんびりした自分で過ごす時間のことを指します。
前回の記事では、
オンの時間でいつづけてしまうために、人間関係に疲れ切ってしまう
人間関係をうまく保つためにはオンの時間とオフの時間のバランスを取ることが