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SNSで疲れきってしまったあなたへ

SNSで常につながっていると、
自分自身に目を向ける時間が減る

現代は、常に人とつながっている時代です。

SNSからは、人のキラキラした私生活の情報が24時間365日流れ込んできます。この過剰とも言えるつながりのせいで、自分自身のことを大切にする時間が減ってしまっているのではないでしょうか。

人に見せる自分だけを大切にして、自分自身をケアする時間をおろそかにしてしまっていないでしょうか。

自分自身を大切にする時間が減った状態では、誰しもが人から見られる自分を良くするためだけに集中します。すると自分のことを無視するようになり、疲れきってします。

それだけではありません。自分自身のことを無視しているため、そもそもなぜ生きているのかがわからなくなってしまうことさえ考えられます。

このような状況を防ぐためにも、他者や環境に左右されない自分の時間をとりましょう。

自分のためだけの時間、命を大切にする時間の存在を忘れないでほしいのです。

SNSで常につながっていると、
成熟の機会すら失う

常に人とつながっている時代の弊害は、自分を大切にする時間を奪うことだけではありません。

人が成熟する機会さえも奪います。

人とのつながりが過剰な社会では、人の目線ばかり気にするようになります。すると、人から見られている自分にばかり集中してしまい、いかに自分をよく見せるか、いかに人から嫌われないかが最も重要なことになりがちです。

すると、自分自身のことを考える機会が減ってしまい、今まで自分はどんなことを感じてきて、どんなことを考えたのか、今後はどんなことをしたいのかなど、自分自身のことを考える時間がなくなってしまいます。

このような時間が減ると、自分自身を振り返る時間がなくなり、自分の内面が成長しないまま、外面だけ取り繕った人になってしまうのです。

成熟とは、
社会的な自分と個人的な自分が
バランス良く発達すること

そもそも成熟とはなんでしょうか。

成熟とは、人から見られている「社会的な自分」と、自分自身が思う「個人的な自分」がバランス良く発達している状態のことです。

成熟した人は、社会的な自分が発達しているため、社会的な責任を十分に果たすことができます。同時に、個人的な自分も発達しているため、自分自身を大切にでき、自分自身の持続性を保つことができるのです。

一方で、社会的な自分と個人的な自分の発達のバランスが取れていない場合、成熟したとは言えません。

個人的な自分だけが発達し、社会的な自分だけが発達していない場合、自分のことしか考えられず、極めて利己的な人格が誕生します。社会的な責任を果たす能力・意思に欠けるため、成熟しているとは言い難いでしょう。

社会的な自分だけが発達し、個人的な自分だけが発達していない場合も成熟しているとは言えません。なぜなら、社会的な責任を果たすという能力や意思があっても、自分自身に対する理解が不足しているため、自発性に欠けるからです。人からの命令ばかり聞いて、主体的な行動ができなくなってしまいます。

また、社会的な責任を果たすことばかり考えてしまうため、自分のことを犠牲にしがちで、持続性がありません。このような状態では、成熟しているとは言えないでしょう。

もちろん、社会的な自分と個人的な自分のどちらも発達していない場合も、成熟したとは言えません。これは幼児など発達段階の途中にいる人のことです。

成熟を目指すのならば、社会的な自分と個人的な自分の両面の発達を目指さなければなりません。

社会的な自分ばかり
求められる世界でできること

現代では、社会的な自分ばかり気にかけてしまいがちです。このため、個人的な自分の発達を見落としてしまうことがよくあります。

では、どうすれば個人的な自分を発達させることができるのでしょうか。

大切なのは、社会的な自分だけでなく、個人的な自分にも意識を向けることです。個人的な自分も社会的な自分と同じように扱ってあげなければなりません。

そのためには、個人的な時間を大切にしましょう。個人的な時間とはリラックスした時間です。しかし、ただなんとなく漫然と過ごす時間ではありません。

自分にとって、何が一番好きで、何が一番リラックスできるのか、意識して個人的な時間を過ごすことが大切です。そして、個人的な時間に、一番好きなことやリラックスできることに取り組む。それが個人的な自分を大切にするということです。

SNSで人とのつながりが過剰になりつつある現代だからこそ、自分を大切にしてください。

ご無理のないよう、一緒に生きづらい世界を生き抜いていきましょう。

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