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遠浅で引き潮の世界 【Walking into nature #03】
土曜の朝最近ようやく暖かくなってきたので、天気の良い週末は、朝ごはんをどこか外の気持ちよい場所で食べたい気分だ。
土曜は天気が良いらしい。段取りよく金曜の夜に予定をたててみることにした。
コロナの移動制限期間中は決まったスーパーでだいたい決まった食材を買うようになっていたせいか、ここ最近ずっと何か違ったものを欲している。ちょっと遠いけれど、ずっと行けなかったファームショップで食材の買い物をし、それ
冬のスコットランドの海辺でみつけた植物で元気のでるごはんをつくる - 作って食べる編 【Walking into nature #02】
採集から戻ってきました。
太陽光と植物のエネルギーを食す植物からのおすそ分けをさっそくいただきます。
ハリエニシダの花のお茶はとても簡単。お湯を注いでしばらく待ちます。
湯気と一緒に、ほんのりとココナッツのような香りが漂ってきます。
薄黄色のお茶ができます。シンプルにこのままでも美味しいですし、ハチミツとレモン果汁を入れると一段と冬にぴったりの飲み物になります。
ハリエニシダの花のコーデ
冬のスコットランドの海辺でみつけた植物で元気のでるごはんをつくる - 採集編 【Walking into nature #02】
植物とうちの猫の生き方を見習って生きていれば、普段大抵のことは大丈夫なものです。でも長引くコロナのロックダウン、職場とプライベートのゴタゴタが立て続けに起き、おまけにスコットランドの長い冬と、強風と雨の日々の影響で、鬱々としがちなここ最近。
ようやく太陽が顔を出したこの日、近所の海岸沿いを、冬の植物&菌類探索に行きました。
Winter botanising 今日も海風がとても強いです。
潮と砂
New Luce村のピートランドを歩く 【Walking into nature #01 】
自然に浸るサイクル日本からスコットランドに来た当初(2008年)、スコットランド人の知人が、こんなことを言っていたのを覚えています。「ちゃんと定期的に自然の中へ出かけていく時間を作らないと、なんか調子がくるうんだよね。」
その時は「そういうものなのかー」程度に思っていたけれど、スコットランドで生活しながら、いつの間にか私もそれを実感するようになりました。
スコットランドでは、エジンバラやグラスゴ
イアンさんのお昼ごはんと日常
3月23日に始まったロックダウンがスコットランドでもイングランドより数週間遅れで緩和され、私の仕事もフルタイムに戻りました。ロックダウンが長引けば長引くほど、いつオープンできるかわからない、人のいない植物園で週に数日一人で働きながら気分を上向きに保つのは無意識にしんどかったようで、正直なところ終盤はかなり気持ちがアップダウンしていました。
ようやく7月から植物園もオープンすることができ、ちょっとず
‘Climate House’ − アートとサイエンスと園芸が一緒になってできること
一昨日から、ようやくスコットランドでもロックダウンの規制が少し緩和された。ロックダウン下での生活で気分のアップダウンは普通のことと思ってはいたけれど、ダウン期が長引いてつらいなと思っていた頃だったので、これには本当に助かる。イギリス中央政府のパンデミックマネジメントは医療機関でのPPEの不足や福祉施設での感染拡大などなど問題が多く、うまくいってるとは言えない。なのでスコットランドの慎重路線は良いと
もっとみるMake your own herbarium: 自分の植物標本誌をつくる
Royal Botanic Gardens Edinburghエジンバラ観光のハイライトのひとつであり、地域の憩の場である王立エジンバラ植物園は植物の研究教育機関です。園芸家の育成にも力を注いでおり、私がお世話になった学校です。
植物園の歴史は1670年まで遡ります。はじまりは二人の医者、Robert SibbaldとAndrew Balfourがエジンバラのホリルード寺院の近くにつくった、テニス
園芸家のConcise dictionary: 生態系とInvasive Alien とペストソース
Native かNonnative かといえば Speakerと続きそうですが、今回はSpeakerではなくSpecies (種/しゅ)、植物のNative, Non native species についてのお話しです。
(園芸で、英語の語彙の日本語訳、日本語の語彙の英語訳というのがたまにあやふやになる自分のための忘備作業も兼ねて。)
生物でNative species かNonnative