可能性を秘めた白アスパラみたいな軟化イタドリ 【イタドリ考日記・春 】
4月10日 晴れ 土曜日 6℃
いったいどんなふうになっているのか、この2週間たびたび気になっていたイタドリの軟化栽培実験。
その結果を見にいくために、サンドヘッド海岸へ向かいました。
もうすっかり見慣れたコロニーですが、見るたびに風景が変わっていきます。
冬の間しっかりと立っていた立ち枯れのイタドリも、今はもうすっかりもろくなり、立っているものはもうほとんどなく、みな風や波などに押されるがままに折れて倒れて重なりあって乱雑になっています。
その枯れ枝の間をかき分け押し入って、逆さまに設置した植木鉢の上に乗せた重し用の石をどけ、植木鉢を傾けて中を見てみました。
おー、これは。
半分傾けた植木鉢の中で、薄ピンクでちょっと黄味がかったイタドリの新芽がすっと立っている。
思ったよりも白い、想像していたよりもだいぶ薄いピンク色。
もうひとつのポットも開けてみる。こちらは三本あります。長いのと短いの。
こちらは普通にそだっている新芽の様子。軟化栽培したものより、赤身が強く、だいぶ緑が濃い。
軟化したイタドリを生のままかじってみます。
上のほうは繊維質を感じさせず、酸味は最初に噛んだ時はあまり感じす、あとからさほど強からずよい程合いでやってきます。
下へいくほどちょっと皮がかたくなってきます。
ふつうに生えたもをかじってみると、酸味のほかにえぐみも感じます。
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軟化したイタドリの皮むきについては、先のほうは必要なさそうですが、一番下の端はむいたほうがよさそうです。
灰汁については苦味、酸味が強くないのといえますが、シュウ酸の量については実際を図ったわけではないので、少ないとか、灰汁抜きが不要とは言うことはできませんが、私は今回ゆでずに重曹水に一晩つけてあく抜きしようと思います。
どんな料理にあうのでしょう。
見た目はホワイトアスパラとかウドのよう。
お菓子やジャムにもしょっぱい料理にも合うと思います。スープなどいいかもしれません。さっと表面だけグリルというのもよさそう。
かじったしゃきしゃきかんがよいので、生のままサラダにするのもいいでしょう。
シンプルに削り節とお醤油で和風に。またはサーモンと一緒に洋風で。タコやいかなどと一緒にシーフードサラダもよさそう。もろみ味噌があれはもろイタドリもいいかな。
考えた挙句、こんかいは柔らかく酸味の少ない上部をゴマみそと一緒に生食で、酸味と繊維が多い下部をジャムにすることにします。
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つくってみました。
イタドリのゴマみそだれ。
サクサクとした触感がとてもいいです。ゴマみそだれにお酢はいれていませんが、イタドリに酸味があるので酢味噌ような味わいになります。
これは早春の珍味としてよいのでは。
イタドリジャム。
ルバーブジャムに近しい味ですが、青味がもっとします。ヨーグルト、レアチーズケーキに合うでしょう。鶏や豚などお肉料理のソースをつくるのにも使えそうな予感。
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軟化イタドリ4本をおいしくいただきました。
これは食材として可能性が広がりそうな予感がしています。
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