#メンタル
人の話がちゃんと聞けない。何度姿勢を正しても、気づくと違うことを考えて壁のシミを見ている
いつも意識散漫、頭がとっちらかっている片手でドライヤーをかけながら、「やっぱり今日のメールの文章はやなやつに見えたかもしれない、無理にでも絵文字とか入れればよかったな」と思いながら、テーブルに置いたスマホで好きなアイドルの週末のライブ情報をスクロール、目はテレビの『アメトーーク!』を見て、ドアのむこうで「あとでアイス食べるー?」と聴いてくる家族に「食べる」と大声で返事をしました。メールチェックをし
もっとみる電気が切れても電気が選べない。取るに足らないようなことで世界から拒絶された気持ちになる
文字は読めるのに、わけのわからない呪文に見えるずいぶん前から部屋の電気がひとつ切れています。
天井に取り付ける形の、よくある円形の電気です。蛍光灯が二重になっていて、どちらか片方が切れたからといっても生活ができるので、ずっとそのままにしていました。
もちろん、買いに行こうとは思っていたのですが、電気屋さんの前まで行っては躊躇して帰ってきてしまいます。「また買わずに帰ってきてしまった(=だから自
DVが生むのは反撃じゃなく自己肯定感のなさ 祖父に暴力されたわたしは他人に暴力をふるわない
怒りよりも先にあるもの港区南青山に、児童相談所と母子シェルターなどの施設が入る「子ども家庭総合支援センター(仮称)」の建設が予定され、さまざまな声があがっています。
テレビでは影響力のあるタレントさんが、「親に暴行されて『キーッ』となってる子が外にボーンと飛び出して、暴力をふるったりカツアゲしたりするかもしれない」といった発言をされました。
その発言を知ったときには、正直、「はあ? まじ
コンビニでなにを買えばいいかわからない日、自己否定でズタズタにする前に
空腹でも、コンビニでなにを買えばいいかわからない日ファミリーマートの自動ドアが鳴らすメロディーを聞きながら、おにぎりの棚の前で動けなくなってしまいました。
おなかは空いているのですが、食べたいものがなにも思いつきません。
しかたなく、となりのサンドイッチの棚をながめて、デザートの棚でプリンを手にとり、無意識に裏面のカロリー表示を見ていることに気づき、「だからなんだって言うんだろうな」と棚に戻し
教務室のテレビと地下鉄サリン事件。神さまは人間だったから、わたし、ギャルになる。
先生たちが来なかった朝の地獄あの日、わたしはまだ子どもでした。
常々、神さまなんていない、と思っていたのでおなかが痛くなっても、「神さま、もう悪いことしませんからおなかの痛みをなおしてください」なんてトイレの中で祈ったことはありませんし、ティーン誌の後ろのページの星座占いなんて気にしたこともありませんでした。当時、クラスメイトがつけてたプロミスリング(手首につける紐のブレスレット、切れたら願いが
都合がいい他人同士だからこそできること。酔っ払ったおじさんが忘れた『男はつらいよ』のこと
わたしだけが覚えている、『男はつらいよ』「はい、今日はもうおしまい。この一杯で帰ってね」
小さな居酒屋さんで、店員さんから席を立たされたおじさんを前に、わたしは、「仕方ないなぁ」と焼き鳥の串を手にとりました。
そのおじさんはさっきまでわたしに、『男はつらいよ』の寅さんがいかにかっこいいかを熱心に説明していました。「寅さんは、ちょっと俺みたいなところがあるな」と笑うおじさん。わたしは寅さんシリー
同世代に会わないように、イトーヨーカドーの紳士服売り場のトイレの前の白いベンチに座っていたわたしへ
定期的にくる「やばい! 取り残されている」という波絶対地雷だろうな、と思いながら買った新発売の缶ジュースを片手に、スマホアプリに、「20時 改札待ち合わせ」と書いてふと思いました。大人になると遊ぶ約束の時間が遅くなります。夕方から会う約束をすることが普通になったのは、何歳からだったか思い出せません。
定期的に、かつて『有名ネトア』(※ネットアイドル)と呼ばれたひとのブログを読みに行きます。そこに