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あれやこれや喋りたいこと
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#日記

「ひとり」という思い、GIFTで差し出された愛

「ひとり」という思い、GIFTで差し出された愛

羽生結弦くんのアイスショーと数々のモノローグを配信で改めて見ていたら、そしてそれに対する感想を目にしていたら。自分がここ数年抱え続けていた、孤独感のことを思い出した。といっても、家族も友達もおり、仕事も人と接するのがメインなので。実際にひとりぼっちだったわけではないし、その人達の誰かに冷たくされたわけでもない。

ただ20年来の仲良しを亡くしたことが、自分が頭で認識しているよりもずっと、しんどかっ

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まめさは無くとも、道は続く

まめさは無くとも、道は続く

何かをまめに続ける、ということに全然向いてない。そんな自分だが、ひさしぶりにまたBlogの毎日更新にチャレンジしている。(だからnoteが放置されている、という。。。)

といっても、数日おきに時間ができた時に書きためての予約投稿で…それですら、2~3ヶ月もてば良い方。そのうちパタリと更新が止まり、半年以上放置…というのがいつものパターンだ。

思い返せば、小学生の頃からそんな傾向はあった。

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わたしの知らない、わたし

わたしの知らない、わたし

自分は、自分のことはよく知らないのだなぁと時々思う。

自分の知っている自分というのは。家が大好きで出来れば家から一歩も出たくない引きこもり適性が極めて高い人間である。初対面はちょっと苦手で、いつも緊張してしまうし。あまり親しくない相手だと(え、何を喋ったらいいだろう…)と心の中で、大層テンパっていたりもする。人といるのも好きだけれど、自分1人で過ごす時間の方がずっと長い。そして、それが苦にならな

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なんでもない、ちょっとした偶然の話

なんでもない、ちょっとした偶然の話

先日の撮影の後、そのままいつも立ち寄るお寺でお参りをしていたら。

龍神様の賽銭箱の上にトンボがジッと止まっていて、珍しいなと思って写真を撮った。

お参りを済ませてお寺を離れ、ふらりふらりと歩いていると「あ、こんな所にごはん屋さんが」とあるお店が目に留まった。「店の前にメニューが出てる、ちょっと見ておこうかな」と何の気なしに近寄ってみる。

すると突然に、頭上から「みきさーん!」と自分を呼ぶ声が

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魂がリフレッシュするとき

魂がリフレッシュするとき

自分のことを、優柔不断でわりに腰の重いタイプだと認識しているのだけれど。時々「本当にそうなのか…?」と自分でもびっくりするくらい、スピード感に満ち溢れていることもある。

例えば、それは昨日のこと。

雨で撮影の予定が延期になったので、なんとなくスマホを眺めていたら。しばらく前にテレビで見かけた明石の玉子焼きのお店について検索したタブが、そのままになっているのが目に入った。

「ああ。ふらっと明石

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それを作ったのは、誰か

それを作ったのは、誰か

先日の記事(「伝染るんです…?」)で書いた"見えない世界"のお仕事をしている彼女に、石ブレスのリーディングをしてもらった時のお話。

彼女には時々セッションで自分が作ったブレスや、信頼しているお店で買ったブレスを何度か視てもらったことがあったけれど。"それがどういうエネルギーのものか、今の自分に必要かどうか"などしか伝えられたことがなかった。

しかしある時、いくつものブレスの中から1つを取り上

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伝染るんです…?

伝染るんです…?

「霊感はうつる」という俗説がある。

霊感ならぬ零感の自分としては、ふーんと聞き流していた内容だったのだけれど…今では半分くらいは本当かもしれないと思っている。

実際、似たようなことを体験したからだ。

とはいえ、幽霊を見たとかそういう類ではない。知り合いに「見えない世界」のことを仕事にしている人がいて、彼女の側にいると「すこし不思議」が日常に侵食してくるのだ。

たとえば、自分は長らく「パワー

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さよならは、突然に

さよならは、突然に

一時期、ハンドメイドでアクセサリーなどを作ることにハマっていた。

思いつきを形にすることが楽しくて、色や素材の組合せを考えることが楽しくて、何年か夢中になってあれやこれやと作っていた。

それはいつでも自分にとって新しいチャレンジで。
やったことのないことをを試してみる、その連続で。

4~5年の間は、飽きもせずに様々な材料を買い集めては「こうしたい」を形にすることを続けていた。

販売戦略的に

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災厄の1週間と、魔法使いの手

災厄の1週間と、魔法使いの手

ここ1週間近くで、びっくりするくらい立て続けに不運な目に遭った。

まずiPhoneを水没させた。
すぐに電源を切ってSIMを抜き、ジップロックに乾燥剤と一緒に詰め込んだが何日経っても復旧しない。電源は入るしメールが届く音はするものの、画面が真っ暗でタッチパネルも反応せずバックアップも取れない状態だ。

そう、困ったのはデータだ。自動同期でバックアップを取っていたつもりが、手動になっていたようで。

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シンプルで単純な欲求のこと

シンプルで単純な欲求のこと

今でこそnoteを書いたり、Twitterでつぶやいたり、Instagramで写真をアップしたり…と日常的に何かの表現や発信をすることが当たり前のようになっているけれど。

昔からそうだった訳でも、そういうことを好んでいた訳でもなかったということに突然気がついた。

子供の頃に好きだったのは本を読む、ゲームをする、犬と遊ぶ、探検をする…などで。お絵かきとか自分で何か書いてみるとか、そういう創作や表

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わたしとインターネット

わたしとインターネット

1999年。

初めてインターネットに触れた時、まるで一気に世界が広がったような気がした。まだ10代の学生だった自分には、それまで身の回りの小さな世界と本の中の遠い世界しか存在していなかったのだけれど。インターネットというのは、そのどちらでもない中間にあるような世界だった。

身の回りでは出会えないような、様々な年代の様々な考え方の人達の発信した個性溢れるあれやこれやがそこかしこにあって。かといっ

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大雨についての覚え書き

大雨についての覚え書き

先週末、七夕の前日に大雨が降った。
広島県内のあちこちに避難指示が出て、全国ネットで地元の被害が報道されていた。

幸いにして広島市内でも被害のない、雨量の少なかった地域にいるおかげで。夜になるまでスマホから緊急速報が鳴ることもなく、テレビをつける習慣もないために…予想よりずっと被害が大きいことに気づいたのは、雨が降り始めてだいぶ経ってからだった。

その土日はちょうど、友達家族と一緒に瀬戸内の島

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親切か偶然か、夏の夜のSF話

親切か偶然か、夏の夜のSF話

平成最後の夏、また不思議体験がひとつ増えてしまったかもしれない。

7月に入ったばかりのある日の深夜、仕事で遅くまでパソコンに向かっていた。時刻はまさに丑三つ時、午前2時~3時頃だっただろうか。自室にはエアコンがないので、扇風機でリビングから冷風を送るようにしている。この日もいつものように、そうしていたのだけれど…

元々、風に当たるのは苦手な方だ。0時を回って気温も下がってきたのか外気の暑さも和

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まるでひと夏の恋のようだった

まるでひと夏の恋のようだった

大学時代というのは、これまでにない自由を手にした日々だった。

高校生と比べるとお金がある、そして社会人よりはずっと時間がある。そのせいだろうか、あの頃は今と違ってしょっちゅう映画を見ていた。レンタルもしたし、映画館にも足を運んだ。

大学から街に出るちょうど中間地点の辺り、古い雑居ビルの中に映画館が入っていて。大きな劇場でやる誰もが知っている映画以外の世界もあることをそこで初めて知った。古い名作

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