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【外国語教育とDX】加速する3領域

【外国語教育とDX】加速する3領域

外国語教育におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、何か?

まず、DXとはデジタル技術を使って業務効率を改善したり、ユーザーへの付加価値を高めたりすることをざっくり指す。

外国語教育において、デジタル技術は何をもたらすか?

以下、東京外国語大学・教授であり、サインウェーブの顧問を務める投野由紀夫氏によるグローバル教育とDXに関する基調講演、私学6校の校長らによる実践発表を基に考

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零細企業が大企業に勝る領域 #D2C

零細企業が大企業に勝る領域 #D2C

規模の経済や、優秀な人材の囲い込みを考えると、零細企業は大企業に勝ち目はない。

その場合の勝ちの基準は、往々にして売上や利益だろう。そこは大資本に対抗することはできない。

しかし、

顧客に対する付加価値、という観点で見れば小さい会社が大企業を凌駕することはありえる。

付加価値も、さらに分解して価格とプロダクト(商品やサービス)内容とのバランスもあるだろうが、ここではざっくり考えたい。

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日本人が中国で働く7パターンと求められる中国語力 #駐在 #現地採用 #中国ビジネス

日本人が中国で働く7パターンと求められる中国語力 #駐在 #現地採用 #中国ビジネス

日本人が中国で働く場合、駐在や現地採用は問わず、次の7つのどれかに従事することになるのではないか。それぞれで異なるレベルの中国語力が求められる。

1.事業会社(プロダクト)の中国展開わかりやすい例は、ユニクロだろう。日本市場で作り込んだ商品力やブランドを背景に中国市場へ進出する。その他、食品メーカー、サイゼリヤなどのサービス業も基本は同じ。

この際に必要となる日本人は、本社と中国支社間のコミュ

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get things doneは目標設定の研究が必要 #楽天

get things doneは目標設定の研究が必要 #楽天

楽天の社訓の一つにbest effortsではなく、get things doneというのがある。

努力は最大限しましたが、目標を達成できなかった、

というのはだめ。

何が何でも結果を出せ!

というもの。

一見、精神論に見えるし、そのように受け取っている人も多い。

でも、これを深く考えてみると、

目標設定の重要性が浮かび上がってくる。

目標設定というのはかなり難しい。特に新しい分野

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努力は相手の研究から

努力は相手の研究から

人は自分の欲望を基に対象を認識している。これを看破したのはニーチェである。欲望とは、自分が生まれてから形成してきた価値観と世界観を基に発展していく。

誰かを動かしたいなら、また、誰かに何か伝えたいことがあるなら、それをただ主張するだけではうまくいかない。

まずはその人の世界、つまり欲望に関心をもってもらわなければならない。

大きなことを成し遂げたいなら、いや小さなことでもそうだ。

相手に合

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日本人がまだチャイニーズドリーム🇨🇳を夢見れる10領域 #中国梦

日本人がまだチャイニーズドリーム🇨🇳を夢見れる10領域 #中国梦

日本人が個人で中国でがっつり稼げる可能性がまだあるとすれば以下の領域ではないだろうか。お金がすべてではないけど。

1.和食料理人(寿司職人など)日本で実績のある料理人が上海や北京の高級料理店で活躍できれば、かなりの高待遇で雇ってもらえるはず。または、自分で店を開いてもいいだろう。

2.国技系専門家(空手、合気道、柔術、忍術)上述の和食と似ているが、日本人だということ自体が価値や正当性を生む領域

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合作は結局「この人を裏切たくない」と思ってもらえるかが全て #中国ビジネスの極意

合作は結局「この人を裏切たくない」と思ってもらえるかが全て #中国ビジネスの極意

これは中国ビジネスの極意というより、

あらゆる企業の提携、個人間の約束などについて言えることである。

合作(提携)するには、契約を結ぶ。

契約とは、AとBにおいて、AとBで◯◯という目的のため、Aは◯◯をする、Bは◯◯をする、という権利と義務のシンプルな構造。

この双方の権利と義務のバランスが崩れると債務不履行が発生する。典型的なのは支払いを行わないこと。

思考停止の人は、契約さえ締結す

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全体を細かく理解している中心の一人の重要性

全体を細かく理解している中心の一人の重要性

ある人が飛行機の設計を全てできる人は世界に数人しかいない、みたいなことを言っていた。

どういうパーツが必要で、どう組み合わせれば空を飛ぶのかはこれまでの飛行機の歴史を辿れば理解でき、似たようなものを作れるかもしれない。

でも、飛ぶ、ことを厳密に理解しそのために必要なこと、効率的に飛ぶことを理解し、飛行機を設計するには、物理だけでなく、材料や工学的な知識やららとてつもなく広範な知識と経験がもとめ

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中国市場における外資企業の成功とは?

14億人の中国市場が注目され続け久しい。たしかに世界のGDPで中国市場の占める割合は大きくなり、存在感を増している。グローバルでビジネスをするなら中国市場でも一定の売上をあげたい企業も多いだろう。

では、外資系企業にとって中国市場における成功とは何か?

それは様々な指標で捉えられるが、まずは売上と利益だろう。まず、中国で莫大な売上と利益を上げている外資系企業はどこか。

簡単に思いつくのは、G

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「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

以下、GOの三浦さんという方のNewspicksの佐々木さんが起業した理由についてのツイートだ。

三浦さんは「フェアに自分の責任で大きなリスクをとりたい」というのを「起業の本質」だと言っているが、私もまさにそう思う。

会社勤めはいいこともあるし、悪いこともある。ただ、一番もやもやするのは、責任の範囲が曖昧なことだ。いい仕事をしたのにリターンが少ない、という理由もあるだろう。

しかし、それより

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オンライン中国語コーチング1周年 #note書き初め

オンライン中国語コーチング1周年 #note書き初め

みなさま、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

PaoChai「オンライン中国語コーチング」のサービスを始めて早くも一年が経ちました。当時の記事はこちら。

まず最初に、プレスリリースで「ローンチ」という安易な単語を使ってしまった反省。「サービス開始」或いは「リリース」でいいだろう、と。

群を抜いた価値あるサービスを創りたい。

そういう想いが根本にある。

そし

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専門家から効率的に学べるコミュニケーション形式を考える3つのポイント

専門家から効率的に学べるコミュニケーション形式を考える3つのポイント

立花隆さんが、著書の中で、

大学の講義はつまらない、彼の本を読んだほうが圧倒的に効率的だ、だから授業には出ないで、授業終わりに行って質問だけしていた。

というようなことを書いていた。

私もそう思う。知識的なこと(つまりif-then文)は、本を読んだほうが早いし、見直したいときもすぐに見れる。

でも、それでも分からないことは専門家に聞きたい。

本を読んでもわからないことってなんだろうか?

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新卒のとき、時間で囲まれる「労働契約」の意味がわからなかった話 〜3種の仕事①オーナー型②成果報酬型③タスク型〜

新卒のとき、時間で囲まれる「労働契約」の意味がわからなかった話 〜3種の仕事①オーナー型②成果報酬型③タスク型〜

私はいわゆる労働契約ベースでサラリーパーソンとして働いた期間はとても短い。その後は、資本参加しベンチャーで働いたり、役割がある程度明確な業務委託、起業、という形で働いている。

昔から、自分でプロダクトを作りたいとか、起業したいという風に考えていたのもあるが、それが「労働契約ベースでサラリーパーソン」をしなかった主な理由ではない。

今振り返ると、主な理由は「労働契約」というような働き方が理解でき

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常に受け手目線で。聞きにくいけど必要な情報を提示する

常に受け手目線で。聞きにくいけど必要な情報を提示する

情報、資料、企画、説明、なんでもいいが何かしらの良いコンテンツは、それを見る人の次のアクションを想定して作られている。

(ここでいうコンテンツとは、芸術的な言語化できない領域を扱うものではない)

何をしてほしいのかが明確に想定されて作られている。

それはつまり、どういう人が見るかも想定している。

そして、最近気づいた重要なことは、

相手が聞き出しにくいことを先取りして情報提供する

とい

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