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本の置き場と「トランザクティブメモリ」
組織の中では、全員がすべての情報を共有することはできないし、目指すべきではない。もっと重要なのは、情報を知っている人を各自が知っていることである。
これを経営学では、「トランザクティブメモリ」とよび、その重要性が知られている。情報そのものを知らなくても、知っている人を知っていれば、解決する場合が多いからだ。あなたと関わりのある人たちが、あなたの知的能力を増強する外部メモリとして働くということで
「ユーザーが行動をおこす条件」の話
新入社員のこばかなさんが、「こばかなスケッチ」という自分企画を頑張っている。THE GUILDでの日々の仕事と、読書で学んだことを、一枚のスケッチにまとめるチャレンジだ。
彼女のスケッチが溜まってきたので、復習とサポートを兼ねて、解説を書いていきたい。第二回はこの絵。
行動 = 動機 × 実行能力 × きっかけ今回のこばかなさんのイラストは、「フォッグの消費者行動モデル」という概念モデルだ。ざ
図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。
今年の3月で「みんなの図書館さんかく」を開館しはじめて1年が経とうとしています。たった1年間だけど本当にいろんなことがあって、たくさんの参画が生まれる図書館に育ちました。
焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、「一箱本棚オーナー制度」と呼ばれる月額制の本棚オーナーの仕組みで、家賃や水道光熱費などの最低限の経費を稼ぎ出し、本を中心にまちの新しいコミュニティをつくる。
シンプルにやっていることはこ
「なぜ書くのか」についての備忘録
もともと、自分のことは「書くタイプ」ではないよなあ、と思っていた。
私が「書くタイプ」と聞いて思い浮かべるのは、小学生の頃に作文コンクールで賞を取りまくっていたような、まるで書くために生まれてきたかのように天性的天才的文才を持つ人だとか、映画や音楽のレビューを書かせたらピカイチで、ある特定の分野においては誰にも負けないような熱い情熱を持っている人だとか、世の中に対して何かれっきとした課題意識があ
ミニサイト作り動画講座を始めてみる
人生はマンネリ打破の連続です。
とくに折り返し地点を越えた人間は、やることなすことすぐにマンネリ化しちゃうので、ワクワク獲得のためには、あえて初めてのこと・不慣れなことに挑戦していかないといけないんです。
・・・とかいう前置きはどうでもいいのですが、動画講座を始めてみました。テーマはミニサイト作りです。
基本、自分は「ミニサイト作りこうすべし」「テーマはこうやって探すべし」「記事本数は○○以上
「漫画雑誌」のアップデートを試みた 〜少年ジャンプ+の場合〜
こんにちは。「少年ジャンプ+」のモミーです。
今回は、デジタル時代にどう「漫画雑誌」をアップデートしようとしたかというテーマで、具体的な施策や現況を書いてみます。
先日Twitterにて「noteで読みたいお題」のアンケートをとったら「もっと少年ジャンプ+について読みたい」という声が1番でした。
実は僕は「少年ジャンプ+」は、あの「アプリ」だけを指すと思っていません。
広義では「ヒット作創出
1杯のコーヒーから何円が生産者に渡っているのか、解説。
コーヒー1杯の値段のうち、生産地の農家さんにはいくら渡っているのでしょうか。
自家焙煎のコーヒー屋さんを経営して、エチオピアやインドネシアの生産地で買付けも行ってきた僕が、実際の内訳をまとめてみようと思います。
図にまとめるとざっくりこんな感じ。
これは、超美味しいコーヒー豆での値段。流通の大半を占めてる大量生産のコーヒーはもっと安く、この半分くらいの価格だったりするかもしれません。
あく