たぐ(作業療法士、ライター)

作業療法士/ライター。うつ病発症をきっかけに、サラリーマンからフリーランスに転身。仕事…

たぐ(作業療法士、ライター)

作業療法士/ライター。うつ病発症をきっかけに、サラリーマンからフリーランスに転身。仕事復帰や療養のヒントについて情報発信しています。ツイッター:https://twitter.com/tagweblog

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  • オンライン当事者会

    うつ病当事者向けに「就労」をテーマにしたオンライン当事者会を開催しています。こちらのマガジンは、その活動記録です。

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ブログ運営歴5年のうつ病ライターが情報発信のコツを紹介~精神疾患・障がいで悩む方に向け自分の経験を伝えたい人へ~

「悩んでいる人の助けになりたい」 精神疾患・障がいが回復してくると、自分の経験を伝えたくなるものです。 僕は、うつ病の方に向けた情報発信をはじめて、5年になります。 情報発信をする理由は、3つです。 ① 精神疾患・障がいで悩む方の助けになれる ② 自己肯定感が高まる ③ 自分のからだや考え方に理解が深まる 以上のように、精神疾患・障がいの当事者が情報発信をすれば、読者・発信者の双方に良い影響があります。 そのため、僕は、当事者の情報発信を応援したいと考えています。

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    • うつ病で無職に!フリーライターとして仕事復帰した5年後の生活

      僕は、うつ病で会社を退職し、しばらく自宅療養していました。 無職期間を経て、フリーライターとして仕事復帰。それから、もうすぐ5年になります。 うつ病がきっかけで無職に以前、僕は、作業療法士として病院に勤務していました。 週5日、40時間勤務。仕事の内容は、入院中の高齢者・障がい者にリハビリをおこなうことでした。 キャリア10年を超え、それなりに頑張れていたつもりが、仕事や職場の人間関係のストレスから体調を崩してしまったんです。 精神科を受診したところ、「うつ病」と診

      • うつ病がきっかけでフリーランスに!そんな夫が果たした「妻への説明責任」

        うつ病で会社をやめた5年前。僕には、すでに妻と小学生の娘がいました。なので、フリーランスとして働こうにも妻の理解を得る必要だったんです。 病気が理由とはいえ、これまでと違う働き方になるのだから巻き込まれる家族は不安になりますよね。「会社で働くのは無理そうだからフリーランスになる」と、簡単にはいきません。 そこで、参考までに、僕が妻の理解を得るためにおこなった取り組みを紹介します。 お金が必要だけれど、就職する気持ちにはなれなかった現在、僕はフリーライターとして働いていま

        • 【活動報告】うつ病で就職・離職を繰り返す方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会vol.3」を開催

          ご覧いただきありがとうございます。フリーライター業をしながら、うつ病当事者向けに情報発信活動をおこなっている たぐ です。 前回、前々回と、うつ病で離職または休職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会」を開催しました。参加者からは、『今後の働き方を検討するにあたりとても参考になった』といった感想をいただいています。 先日、第3回目の「就労に向けたオンライン当事者会」を開催しましたので、そのご報告をいたします。 「就労に向けたオンライン当事者会vol.3」を開催し

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          4本

        記事

          うつ病で再就職・離職を繰り返しているのに、また「就職」なの?

          働き方が多様化する昨今。複業やフリーランスといった、従来とは異なる働き方をする人が増えています。 ところが、「うつ病の人の仕事復帰」となると、依然として就職一辺倒で考えられがちです。 患者向けのメディアを見れば、『復職』『就職』の言葉が並んでいます。あるいは、就職を目標に、『就労移行支援』の活用を促しているかもしれません。 企業に就職できれば、在籍している限り安定した収入が得られます。ですが、就職するたびにうつ病が再発し、離職を繰り返しているというのであれば、ほかの働き

          うつ病で再就職・離職を繰り返しているのに、また「就職」なの?

          【活動報告】うつ病で休職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会vol.2」を開催

          ご覧いただきありがとうございます。たぐです。 前回、うつ病で離職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会」を開催しました。参加者からは、『フリーランスとしても働けるイメージが湧いた』など、好意的な感想が聞かれました。 そこで先日、ツイッターで希望者を募り、「就労に向けたオンライン当事者会vol.2」を開催したのでご報告いたします。 「就労に向けたオンライン当事者会vol.2」を開催した方法当事者会vol.2の開催方法は、以下の通りです。 ■目的: ①うつ病を治療

          【活動報告】うつ病で休職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会vol.2」を開催

          うつ病持ちのフリーランスとして「オープン就労」してみた

          うつ病の症状が残っていると、仕事復帰するにあたり自分の病気・障がいを開示すべきか悩みますよね。サラリーマンでは、オープン・クローズ就労のどちらを選ぶかにより働き方が違ってきます。 では、フリーランスは、病気・障がいを開示することで働き方が変わるのでしょうか? 僕は、フリーライターとして働くなかで、何人ものクライアントにうつ病であることを話してきました。そこで今回は、はじめてクライアントにうつ病であることを打ち明けた時の体験を紹介します。 うつ病であることをクライアントに

          うつ病持ちのフリーランスとして「オープン就労」してみた

          精神科の主治医にフリーランスとして働くことを相談した時の話

          うつ病の人が元の職場に復職したり、新たな会社に就職したりする場合は、主治医に相談するのが一般的です。これは、患者が働けるかどうかを医師が医学的な観点から判断するためです。 では、フリーランスとして仕事復帰する場合はどうでしょうか?おそらく、どのような本・ウェブサイトを見ても、フリーランスとして仕事復帰する患者と主治医との連携について知ることはできません。というのも、そうしたメディアは、患者が一般企業に復職・就職することを前提に情報を掲載しているからです。 そこで今回は、フ

          精神科の主治医にフリーランスとして働くことを相談した時の話

          うつ病の治療と仕事が両立しやすかった「兼業主夫」という生き方

          僕は、うつ病を発症し5年になります。 現在は専業のwebライターとして働いていますが、一時期、家事・育児のかたわら、お小遣い稼ぎ程度の仕事をこなすといった生活を送っていました。いわゆる、「兼業主夫」という生き方です。 兼業主夫とは?兼業主夫とは、主に家事・育児をこなしつつ、仕事もしている男性のことです。専業主夫と違い、厳密な定義はありません。また、家事・育児と仕事の比率は人によりまちまちです。 いきなり「兼業主夫」と言われても、その存在や生活をイメージするのは難しいでし

          うつ病の治療と仕事が両立しやすかった「兼業主夫」という生き方

          うつ病の人の「仕事復帰」は通過点であり、本当の目標は「体調を崩さず働き続けること」

          無収入であれば、誰だって仕事復帰を焦るもの。うつ病の療養中で寛解の見通しが立たないなら、その気持ちはなおさらかもしれません。 “少しでも収入が欲しい”“休んでばかりいては申し訳ない”といった考えがあると、1日でも早く働きに出たくなるものです。となれば、当面の目標は仕事復帰ということになるのでしょうが、、、 僕は、「仕事復帰」を目標とすることに疑問を感じています。 仕事復帰できても再発してしまったら元も子もないうつ病は、再発する病気です。また、はじめてうつ病になった時と同

          うつ病の人の「仕事復帰」は通過点であり、本当の目標は「体調を崩さず働き続けること」

          フリーランスになってから仕事でうつ病を再発しかけた話

          フリーランスと聞けば「自由に働ける」イメージがありますが、仕事のストレスが全くないわけではありません。たしかに、会社員と比べれば対人コミュニケーションが少なく、人間関係のストレスは圧倒的に少ないです。けれども、時には、体調を大きく崩すほどのトラブルに見舞われることもあるんです。 僕は、フリーのwebライターとして働きはじめ5年になります。実は、フリーランスになった当初、仕事相手とのやり取りがきっかけでうつ病を再発しかけたことがありました。 当時の体験談についてお話しします

          フリーランスになってから仕事でうつ病を再発しかけた話

          【活動報告】うつ病で離職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会vol.1」を開催しました

          僕は、うつ病の当事者に向けて、療養や仕事復帰に関する情報発信活動をしているたぐと申します。 先日、うつ病で離職中の方を対象に「就労」をテーマにしたオンライン当事者会を開催したので、その方法や内容・様子についてご報告します。 「就労に向けた当事者会」を開催した理由・経緯僕は、うつ病がきっかけで会社を退職し、その後フリーランスとして仕事復帰しました。当時は、病気の影響からかどうしても会社で働く気持ちになれず、それで個人で働く道を選んだんです。けれども、僕のまわりには、個人で働

          【活動報告】うつ病で離職中の方を対象に「就労に向けたオンライン当事者会vol.1」を開催しました

          うつ病で会社を退職後、フリーランスとしてはじめて請け負った仕事

          以前、僕はサラリーマンをしていました。 うつ病を発症し、務めていた会社を退職。その後、体調は回復したものの、自分には会社で働くのが難しく感じられ、フリーランスとして働いてみることにしたんです。 とは言っても、サラリーマンだった僕には個人で働く方法なんて検討もつきませんでした。そこで、インターネットで調べてみたところ、「クラウドソーシング」というサービスがあるのを知り、フリーランスとしてはじめての仕事をしてみることにしたんです。 面接も契約もせずに働くことができたクラウド

          うつ病で会社を退職後、フリーランスとしてはじめて請け負った仕事

          うつ病になってからツイッターをより所にして良かったこと

          もともと、僕は、うつ病の当事者に向けて実体験を伝える目的でツイッターを始めました。ですが、気づくと自分自身もツイッターをより所にしていたんです。 SNSは何かにつけて「心の健康に悪影響がある」と言われがちですが、少なくとも、僕はツイッターにたくさん救われました。 つらい気持ちを共感できた僕のまわりには、うつ病の人やそれが原因で就労困難となった方がいません。だから、リアルの場では、なかなか自分のつらい気持ちに共感してもらうことができませんでした。 そんな時にツイッターを覗

          うつ病になってからツイッターをより所にして良かったこと

          【自己紹介】うつ病当事者のたぐと申します

          はじめまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。うつ病の経験者として、当事者向けに情報発信活動をしている、たぐと申します。 うつ病歴5年、治療終了間近のwebライター僕は、2018年のはじめにうつ病を発症しました。現在、抗うつ薬を断薬中で、もうすぐ通院治療も終了する予定です。 もともと「作業療法士」というリハビリの専門職をしていたのですが、うつ病の発症がきっかけで離職。その後、フリーのwebライターに転身し、在宅で働きながら家事や育児をこなしつつ情報発信活動

          【自己紹介】うつ病当事者のたぐと申します

          「会社で働けない人」向けの支援があったらいいと思う

          うつ病の発症がきっかけで会社を退職。そうなると、多くの人は自宅で療養してから再就職先を探したり、就労支援サービスを利用して就職を目指したりするでしょう。 そこで疑問になるのが、なぜ、一様に「就職」を目指すのかということです。僕は、ツイッターやnoteでうつ病の当事者に向けた情報発信をおこなっているのですが、人の目があったり、自分のペースが崩れたりすると本来の力が発揮できなくなってしまう、といった声もよく聞きます。 実際に僕自身もそういうタイプだったのですが、だからこそ、「

          「会社で働けない人」向けの支援があったらいいと思う