Junya Dohi

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Junya Dohi

コミュニティファシリテーター。焼津市の小さな商店街から新しい社会のカタチを考える日々を過ごしています。一般社団法人トリナス 代表理事|NPO法人わかもののまち 代表理事|内閣府「子供・若者育成支援推進のための有識者会議」構成員|みんなの図書館さんかく館長

マガジン

  • わたしの商店街クエスト@焼津

    • 13本

    「わたしの商店街クエスト」は、全国の大学生を対象としたサマープログラムです。静岡県焼津市の駅前通り商店街を舞台とし、ちいさなビジネスづくりに取り組みます。5泊6日の合宿を通じて、まちの資源や課題を掘り起こし、リサーチしたことを基に、最終的には月3万円を稼ぎだすビジネスプランを発表してもらいます。

  • わかもののまちマガジン

    若者の参画に関わる記事を不定期で更新します。

  • さんかくのさんかく

    静岡県焼津市の「みんなの図書館さんかく」の日常をお伝えする館長による日記「さんかくのさんかく」です。

  • おんせん図書館みかん

    • 7本
  • さんかく沼津

    • 4本

    静岡県沼津市のぬましんCOMPASS1階に開設されている「みんなの図書館さんかく沼津」のマガジンです。

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図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

今年の3月で「みんなの図書館さんかく」を開館しはじめて1年が経とうとしています。たった1年間だけど本当にいろんなことがあって、たくさんの参画が生まれる図書館に育ちました。 焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、「一箱本棚オーナー制度」と呼ばれる月額制の本棚オーナーの仕組みで、家賃や水道光熱費などの最低限の経費を稼ぎ出し、本を中心にまちの新しいコミュニティをつくる。 シンプルにやっていることはこれに尽きるのですが、①運営者の持ち出しなく黒字で経営できること、②一箱本棚オーナ

    • 大学生がまちをかき混ぜ、かきまわす。わたしの商店街クエストの先に未来がある。

      今年の夏、焼津市の商店街をフィールドに「わたしの商店街クエスト@焼津」が繰り広げられました。「焼津の商店街をフィールドに月3万円を稼ぐ事業プランをつくること」が目標の大学生向けサマープログラムです。 大学生たちは9月頭の5泊6日を焼津で過ごし、自分の好きとまちの課題や資源を掛け合わせ、商いのプランを考えます。そして、考えるだけではなく、2月までかけて実行していきます。(実行するのが重要です!) 全国から焼津に集った11名の大学生たち。当初、「焼津で5泊6日の大学生向けの合

      • 大人に忖度する探究学習に学びはあるか。

        今年に入ってから中学や高校の探究学習をお手伝いする機会が増えています。そもそも探究学習というのは、文部科学省が新学習指導要領のなかで示した、社会で求められる力=「生きる力」の育成を目的とした新科目です。 これまで「総合的な学習の時間」とされていたものが「総合的な探究の時間」になり、課題発見から解決までの能力や自分自身の理解、探究学習を通じて新たな価値の創造と未来への意識を持たせるなど、より実践的な教育になったのも特徴のひとつです。 探究学習に携わったことのある方なら、必ず

        • どうして子ども・若者の参画を推進することが重要なのか?

          いよいよ今年の4月に、こども家庭庁が創設されることになります! 実は、2022年04月28日に開催された衆議院の内閣委員会でのこども家庭庁の議論で、参考人として参考人質疑に招聘されました。 当たり前ですが、こんなの人生初のことで何を話したらいいのやらでしたが、「どうして子ども・若者の参画を推進することが重要なのか?」のポイントは抑えられているかなと思います。 こども家庭庁の創設前に、ぜひ一度聞いてやってください。 本日は、参考人として発言をさせていただく機会をいただい

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          「コミュニティスペースの学校」に申し込みを悩んでいる方に向けて

          今年の5月から「コミュニティスペースの学校」という徹底伴走型のスクールを開講しはじめることになりました。 というのも、『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』という本を2月に出版することになり、一緒にこの本を書いてきた建築家の若林さんと一緒に本に合わせた学校をつくってみよう!と話し、企画に至ったものです。 ちょっと金額、高いです。今回の講座の案内を見て、みなさんからいただく感想は「高っ!」というものです(笑) はい。今回はがっつり、おひとり149,600円(税込)の

          「コミュニティスペースの学校」に申し込みを悩んでいる方に向けて

          出版記念イベント、6連続。『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』

          来週の木曜日から4泊5日で都内を中心に『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』の刊行記念イベントをやりまくります◎ 各主催者の皆さんには感謝です! みなさん、ぜひ各地で会いましょうー!! ●3/23 (木)19:30-21:30 土肥潤也×若林拓哉「わたしのコミュニティスペースのつくりかた」『わたしのコミュニティスペースのつくりかた みんとしょ発起人と建築家の場づくり』(ユウブックス)刊行記念 @B&B(東京・下北沢) ●3/24(金)16:30~18:00 わ

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          ブックフェスタしずおか本、ようやくできました!そして、皆さんへのお願い。

          ブックフェスタしずおか本、ようやくできました! そして、皆さんへのお願いがあります。 長らくお待たせしていた『ブックフェスタしずおか』の書籍。 デザイナーさん、ライターさん、印刷会社さん、いろんな方の協力を経て、やっと完成となりました。 「ブックフェスタしずおか」についてはこちらから 自分で言うのもなんですが、とっても良い本に仕上がっていて、静岡のみならず本に関わるすべての皆さんに読んでいただきたい本になっています。 間も無く事前注文いただいた方には届く予定ですが

          ブックフェスタしずおか本、ようやくできました!そして、皆さんへのお願い。

          子ども議会・若者議会をやっているから、子ども・若者の声を聴いている!は大間違いです。

          こんにちは、土肥です。 先日、こども家庭庁の発足によって、子どもや若者の声を聴くことが自治体の義務になるという記事を書きました。記事内でもお伝えをしたように、これからの自治体施策の中で、子ども・若者の参画は必ず取り組まなければいけないものです。 そんな中、自治体職員や政治家のみなさんから、じゃあどうやって子ども・若者の声を聴けばいいんですか?と、お問い合わせや相談が増えています。 提言して終わりの子ども議会・若者議会が多かった。全国的に普及している子ども・若者参画の手法

          子ども議会・若者議会をやっているから、子ども・若者の声を聴いている!は大間違いです。

          さんかくの3周年イベント『わたしがつくる「私設公共」の未来』

          焼津市の駅前通り商店街の空き店舗を活用して開館した「みんなの図書館さんかく」は、2020年3月3日3時33分33秒に開館し、今年(2023年)の3月で3周年を迎えることになりました。 当初は「うまくいくわけないよ」と反対の声ももらった一箱本棚オーナー制度のシェア型図書館は、60名を超える本棚オーナーが参画し、2021年4月には二館目となる「さんかく沼津」も開館しました。また、全国的には同様の仕組みを導入した姉妹館が50館近くに波及しています。 実は、さんかくを構想したとき

          さんかくの3周年イベント『わたしがつくる「私設公共」の未来』

          こどもの声を聴くのは自治体の義務です。こども家庭庁がいよいよ創設。

          令和4年6月に「こども基本法」が成立し、内閣官房こども家庭庁設立準備室が立ち上がりました。いよいよ来年4月には「こども家庭庁」が創設される段階になっており、子ども・若者に関わる活動をしている人たちの中では、大きな話題になっています。 詳しい自己紹介は、こちらのnoteをご覧いただければと思いますが、僕は10年前くらいから静岡を中心に、中学生や高校生の若者世代の社会参加、政治参加、まちづくり参加に関わる活動に取り組んでいます。 そんなこともあってか、昨年度からこども家庭庁の

          こどもの声を聴くのは自治体の義務です。こども家庭庁がいよいよ創設。

          ブックフェスタしずおかが生み出したもの。そして、これから。

          この文章は、10月の1ヶ月間にわたって開催してきたブックフェスタしずおかを終え、その振り返りをしながら書いています。 「もう、やりたくない(笑)」2022年にはじめての開催となった「ブックフェスタしずおか」は、初の試みということもあって試行錯誤の連続でした。この1ヶ月間を開催するために、9ヶ月以上に渡って準備を行い、構想から含めると1年以上も時間をかけてきたプロジェクトになりました。 10月22日にグランシップで開催されたコアイベントの最後のトークセッションでは、感極まっ

          ブックフェスタしずおかが生み出したもの。そして、これから。

          反省会はしない。

          こんにちは、土肥です。昨日は静岡市で高校生まちづくりスクールの公開プレゼンテーションが実施されました。 まちづくりスクールでは、高校生たちが自らの興味関心から課題設定をし、その課題を分析し、そして最後はその課題解決のために自分たちに何ができるか?を考え、実行するスクールになっています。

          有料
          300

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          10/22 ブックフェスタしずおか古本市の出店者募集しています◎

          今年はじめての開催となる「ブックフェスタしずおか」 10月の1ヶ月間を本で静岡を盛り上げる本のお祭りです。 そのコアイベントとなる10月22日(土)には、静岡で知らない人はいないであろう文化施設グランシップの芝生広場でブックマルシェを予定しています。 この芝生の上でブックマルシェやるんです! それもこの日は、静岡県が主催の世界お茶祭との同時開催です。過去の来場者を見ると、何十万人もの人が来場するそう。 お茶×本でグランシップは大変な大盛り上がりになること間違いなしで

          10/22 ブックフェスタしずおか古本市の出店者募集しています◎

          土肥くんって結局なにがしたいの?

          気付いたらいろんな肩書きを持ちはじめた自分。 いろんな組織に所属するがために、結局なにがしたいの?と問われることが多くて、うまく答えられなくてもどかしさがあった。 そんな問いに向き合って自分なりに答えを考えてみたら、ちょっとずつ見えてきた気がする。 自分たちのまちのことを自分たちで決める、自分たちの社会のことを自分たちで決める。そんな市民自治の社会をつくっていきたいんだなと最近言語化されてきた。 そのために、市民が日常的に社会や政治のことを話し合える場が必要で、そのひ

          土肥くんって結局なにがしたいの?

          若者をテイクするまちづくりから、ギブするまちづくりに変えていこう。

          「10代を消費されるような扱いを感じたことがあった」 これは高校生の頃からまちづくり活動に参加していた、ある大学生が語ってくれた話です。 これを聞いて、なんだか胸が苦しくなりました。 例えば、 「高校生でも呼んでおけば良いだろう」 「大学生にやらせておけばいいだろう」 と、地域の行事に労働力として駆り出したり、何の目的があるかもわからないボランティアに参加させられたり…。 そういったことは、どのまちでも行われていて、知らぬ間に高校生や大学生が消費されてしまっているの

          若者をテイクするまちづくりから、ギブするまちづくりに変えていこう。

          [イベント告知]さんかく2周年記念Live 「川辺に図書館をつくっちゃおう!中学生兄弟が生み出す手づくりパブリック」

          3月3日で「みんなの図書館さんかく」は2周年を迎えます。開館から2周年を記念し、Facebook Liveを開催します。 さんかくが目指すのは、市民の参画でつくる「私設公共」です。 さんかくを開館してから、全国のさまざまな地域でパブリックづくりに取り組む仲間と出会い、繋がることができました。 その中で、館長土肥が最も刺激を受けたのは、今回ゲストにお招きしている熊谷サラさん、ダイスケさんの兄弟です。 彼らは中学生ながらに、調布の川辺に「川の図書館」を広げ、すでに1年半近

          [イベント告知]さんかく2周年記念Live 「川辺に図書館をつくっちゃおう!中学生兄弟が生み出す手づくりパブリック」