Junya Dohi

コミュニティファシリテーター。焼津市の小さな商店街から新しい社会のカタチを考える日々を…

Junya Dohi

コミュニティファシリテーター。焼津市の小さな商店街から新しい社会のカタチを考える日々を過ごしています。一般社団法人トリナス 代表理事|NPO法人わかもののまち 代表理事|内閣府「子供・若者育成支援推進のための有識者会議」構成員|みんなの図書館さんかく館長

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まちづくりの実験室は、「住みたいまちは、自分たちでつくる」をキャッチコピーに、土肥潤也が実践するまちづくりの社会実験を共有するコミュニティです。毎月3-4本更新される裏話レポートを読むだけの「シンプルプラン」とメンバー間で交流・実践を加速する「学校プラン」のふたつのプランがあります。

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    ※本マガジンはメンバーシップ限定公開です。購読希望の方はメンバーシップ「まるまる団」に登録をお願いします。 子ども・若者の「寄り道先」を作る中では、日ごろのコミュニケーション、プロジェクトやイベントの設計、ファシリテーションなど、多くの分野で悩みがつきものです。まるスタッフによる、子ども・若者への「伴走」の裏側をお見せします。

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    若者の参画に関わる記事を不定期で更新します。

  • みんなの公民館ができるまで

    みんなの公民館まるが開館するまでの裏側を書いていきます。

  • わたしの商店街クエスト@焼津

    • 48本

    「わたしの商店街クエスト」は、全国の大学生を対象としたサマープログラムです。静岡県焼津市の駅前通り商店街を舞台とし、ちいさなビジネスづくりに取り組みます。5泊6日の合宿を通じて、まちの資源や課題を掘り起こし、リサーチしたことを基に、最終的には月3万円を稼ぎだすビジネスプランを発表してもらいます。

最近の記事

  • 固定された記事

図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

今年の3月で「みんなの図書館さんかく」を開館しはじめて1年が経とうとしています。たった1年間だけど本当にいろんなことがあって、たくさんの参画が生まれる図書館に育ちました。 焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、「一箱本棚オーナー制度」と呼ばれる月額制の本棚オーナーの仕組みで、家賃や水道光熱費などの最低限の経費を稼ぎ出し、本を中心にまちの新しいコミュニティをつくる。 シンプルにやっていることはこれに尽きるのですが、①運営者の持ち出しなく黒字で経営できること、②一箱本棚オーナ

    • 行政委託を出口戦略にした設計自体が間違っているという話

      先週は風邪で寝込んでいて更新ができておらず、すみません。今週たくさん更新したいと思っています。 さて、今日は行政事業の受託についてです。とくにまちづくりのソフト系事業の受託に関する考え方です。 私たちはいわゆるまちづくり会社で、たくさんの行政事業を受託しています。財政難とはいえ、行政はまちの中で見ると大企業です。例えば、僕が住んでいる焼津市で見ると、市の予算額は600億の規模です。めちゃでかいんです。 一方で、人口減になっているのは確かであり、高齢化も進展しているので、

      • SNSとチラシで集客して、人が集まらないと困っている人に伝えたいこと。

        地域のなかで大小さまざまなイベントが実施されています。1000人規模の比較的大規模なものから、100人以下の中小規模なものまでいろいろです。 当たり前な話ですが、イベントの規模によって集客の方法は変化します。大規模イベントほど、いろんな広報手段を取らないといけないし、戦略も必要です。 でも、100人以下くらいのイベントは割とシンプルで、圧倒的な口コミ、以上!だと思うのです。、 人が集まらない…学生が企画するイベントを中心にローカルイベントの集客相談を受けることがよくあり

        • 社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるはずだ!は幻想である。

          みんなの公民館まるが開館して約2週間となりました。 こども・若者が中心の拠点としてはじめた場所で、はじめてみることで日々いろんなことが起こっています。そして、たくさんの気づき・学びを得ています。 今日はそこで感じた消費者行動の話です。 まるでは軽い飲食をやっていまして、ドリンクだったり、ポップコーンだったりを販売しています。それでもって強く感じているのは、社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるわけではないということです。 社会にとって良いこと=買いたいも

        • 固定された記事

        図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

        • 行政委託を出口戦略にした設計自体が間違っているという話

        • SNSとチラシで集客して、人が集まらないと困っている人に伝えたいこと。

        • 社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるはずだ!は幻想である。

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        メンバー特典記事

          行政委託を出口戦略にした設計自体が間違っているという話

          先週は風邪で寝込んでいて更新ができておらず、すみません。今週たくさん更新したいと思っています。 さて、今日は行政事業の受託についてです。とくにまちづくりのソフト系事業の受託に関する考え方です。 私たちはいわゆるまちづくり会社で、たくさんの行政事業を受託しています。財政難とはいえ、行政はまちの中で見ると大企業です。例えば、僕が住んでいる焼津市で見ると、市の予算額は600億の規模です。めちゃでかいんです。 一方で、人口減になっているのは確かであり、高齢化も進展しているので、

          行政委託を出口戦略にした設計自体が間違っているという話

          SNSとチラシで集客して、人が集まらないと困っている人に伝えたいこと。

          地域のなかで大小さまざまなイベントが実施されています。1000人規模の比較的大規模なものから、100人以下の中小規模なものまでいろいろです。 当たり前な話ですが、イベントの規模によって集客の方法は変化します。大規模イベントほど、いろんな広報手段を取らないといけないし、戦略も必要です。 でも、100人以下くらいのイベントは割とシンプルで、圧倒的な口コミ、以上!だと思うのです。、 人が集まらない…学生が企画するイベントを中心にローカルイベントの集客相談を受けることがよくあり

          SNSとチラシで集客して、人が集まらないと困っている人に伝えたいこと。

          社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるはずだ!は幻想である。

          みんなの公民館まるが開館して約2週間となりました。 こども・若者が中心の拠点としてはじめた場所で、はじめてみることで日々いろんなことが起こっています。そして、たくさんの気づき・学びを得ています。 今日はそこで感じた消費者行動の話です。 まるでは軽い飲食をやっていまして、ドリンクだったり、ポップコーンだったりを販売しています。それでもって強く感じているのは、社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるわけではないということです。 社会にとって良いこと=買いたいも

          社会にとって良いことをしているからみんな買ってくれるはずだ!は幻想である。

          自治体のアドバイザーになりたい人がとると良さそうな行動

          今週、茨城の東海村に伺いまして、まちづくりアドバイザーを拝命することになりました。いうなれば村長の助言役で、1−2ヶ月に一回くらい村に行って村長といろいろディスカッションするのが仕事です。 それぞれの自治体にはいろんなアドバイザー職ってのがあって、民間人材が登用されています。そして、そんなポジションに立ってみたいと考えている人も多いはず。 行政に提案したり、協働したりすることはたくさんあるけど、なかに入っていくのはまたポジショニングが異なります。 自分の実体験からどんな

          自治体のアドバイザーになりたい人がとると良さそうな行動

          決める面倒さ、決められる楽しさ

          みんなの公民館まるがオープンして約2週間が経過しました。 はじめてのことばかりなので大変なこともたくさんあるけど、とにかく楽しい日々を過ごしています。 こうしてゼロから場をつくることははじめてではないですが、やっぱりゼロからイチをつくる難しさがあって、「なんて面倒なことをしているんだろう」と思う一方で、自分たちで何でも決められる楽しさも実感しています。 ルールに従う市民と公共施設いま世の中の公共施設は決められていることばかりです。 想定される利用の仕方があって、規定の

          決める面倒さ、決められる楽しさ

          打たれ弱い若者はどうして打たれ弱いのか。

          高度経済成長期まっただなかを過ごしてきたシニア世代を中心に「最近の若者は打たれ弱い!俺の頃は…」という話をよく聞きます。 打たれ強く、ガツガツやっていける人を「マッチョ系」と自分は呼んでいるのですが、確かにマッチョ系より草食系な若者が多くなったような感じはしています。 ちょっと前に中学生のときの家庭科の先生と会う機会があり、昔といまで中学生が変わったという話を伺いました。最近の中学生はとにかく家庭科の授業で手を切るというのです。 なるほど、こういうところに若者の打たれ弱

          打たれ弱い若者はどうして打たれ弱いのか。

        記事

          自治体のアドバイザーになりたい人がとると良さそうな行動

          今週、茨城の東海村に伺いまして、まちづくりアドバイザーを拝命することになりました。いうなれば村長の助言役で、1−2ヶ月に一回くらい村に行って村長といろいろディスカッションするのが仕事です。 それぞれの自治体にはいろんなアドバイザー職ってのがあって、民間人材が登用されています。そして、そんなポジションに立ってみたいと考えている人も多いはず。 行政に提案したり、協働したりすることはたくさんあるけど、なかに入っていくのはまたポジショニングが異なります。 自分の実体験からどんな

          自治体のアドバイザーになりたい人がとると良さそうな行動

          決める面倒さ、決められる楽しさ

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          決める面倒さ、決められる楽しさ

          打たれ弱い若者はどうして打たれ弱いのか。

          高度経済成長期まっただなかを過ごしてきたシニア世代を中心に「最近の若者は打たれ弱い!俺の頃は…」という話をよく聞きます。 打たれ強く、ガツガツやっていける人を「マッチョ系」と自分は呼んでいるのですが、確かにマッチョ系より草食系な若者が多くなったような感じはしています。 ちょっと前に中学生のときの家庭科の先生と会う機会があり、昔といまで中学生が変わったという話を伺いました。最近の中学生はとにかく家庭科の授業で手を切るというのです。 なるほど、こういうところに若者の打たれ弱

          打たれ弱い若者はどうして打たれ弱いのか。

          コミュニティスペースに変わったひとが来ると、どうして私たちは困ってしまうのか。

          毎月1回のペースでみんとしょサロンという集まりをやっています。みんとしょ(一箱本棚オーナー型の図書館)を開館されている方、これから開館しようと動いている皆さんとの会です。 いつもは誰かが話題提供役になって話すのですが、今回は「多様性」がテーマになりました。というのも、みんとしょは図書館という名前もあって、本当にいろんな人が来館されます。 これはその館によっていろいろだと思いますが、少なくともみんなの図書館さんかくは商店街沿いにあることもあって、ふらっと地域の人々が集まって

          コミュニティスペースに変わったひとが来ると、どうして私たちは困ってしまうのか。

          審査員をやったからわかる公益活動の助成金申請時に知っておきたかったこと

          年に2-3本くらいの頻度で公益活動の助成金申請をすることがあります。助成金は世の中にたくさんあって、canpanのサイトをチェックするといろいろ情報が出てきます。 助成金申請をたくさんしているけど、全然通らない!という人の話を聞くこともありますが、手前味噌ながら自分が出した助成金の採択率はなんと9割です。 というのも、数年前から助成金の審査員をさせていただくことが増えていて、審査する側の視点を持って申請書を書くことができるようになりました。審査することを通して、審査員がな

          審査員をやったからわかる公益活動の助成金申請時に知っておきたかったこと

          衝撃、国の審議会の若者登用率はたったの1.12%、9割の40代以上が引っ張る日本。

          昨年4月にこども家庭庁が創設され、こども・若者の社会参加や意見反映の施策が徐々に進みはじめています。こども家庭庁のもとには、こども家庭審議会と呼ばれる審議会が設置され、現役大学生など20代の委員も多く活躍しています。 自分自身も20代でありながら、こども・若者参画及び意見反映専門委員会の委員長を拝命し、こども家庭庁の中心で国のこども・若者の参画、意見反映を推進する立場にあります。 審議会というのは、研究者を中心に専門家が集められ、国の方針について政策分野ごとに意見を伝える

          衝撃、国の審議会の若者登用率はたったの1.12%、9割の40代以上が引っ張る日本。

          ガバメント(ふるさと納税)クラウドファンディングに取り組むときに、先に知っておきたかったこと5つ。

          ご存知の方も多いかもしれませんが、現在静岡県と連携をして、ふるさと納税クラウドファンディングに取り組んでいます。 焼津の駅前通り商店街に「みんなの公民館」をつくるプロジェクトです。自分にとっても大型プロジェクトで、背水の陣です。 今回は、静岡県がこどもの居場所づくりプロジェクトに対して、ふるさと納税クラウドファンディングの仕組みを提供してくれるスキームがあり、そこに応募をして、採択されたものです。 いま現在、ふるさと納税クラファンまっただなかなのですが、はじまってみてか

          ガバメント(ふるさと納税)クラウドファンディングに取り組むときに、先に知っておきたかったこと5つ。

          人間関係をすり減らす協賛依頼が友達をなくす。

          まちづくりの活動はお金を生み出すものばかりではありません。ときには自分たちで身銭を切ったり、いろんなところから協賛金を集めることもあります。 例えば、いまは夏休みシーズンですが、地域の花火大会ってだいたいが協賛金でまわっていて、大きなところだろ何億円という寄付額が集まって、運営がされています。 企業が稼いだお金を地域活動のために協賛していくという流れは綺麗ですが、「何でそれに協賛しないといけないの?」というロジックを社内で通してもらうためには苦労することもあります。 僕

          人間関係をすり減らす協賛依頼が友達をなくす。

          こどもの声は騒音か?ドイツの立法過程にみる10年遅れる日本の法制度。

          いま国会で話題になっている「こどもの声は騒音ではない」の話はご存知でしょうか。岸田首相自らが子どもの声は騒音という認識を改めよう!と、言及をしており、日本での法整備も進みそうな雰囲気です。 ドイツでは、2011年5月に連邦イミシオン防止法という法律を改正し、こどもの声は騒音ではないと明記しています。 実は大学院でドイツ研究をしていたこともあって、この法律の立法過程も追っていたのです。今回の記事は、その立法過程を学びながら、日本の法整備にあたっての課題を考えていきたいと思い

          こどもの声は騒音か?ドイツの立法過程にみる10年遅れる日本の法制度。

          身銭を切らないから補助金漬けになってしまうアホな話。

          最近この本のことを紹介していただいて、すぐに購入しました。タイトルに書かれていることがそのままで、「身銭を切れ」ってことです。笑 まちづくり業界に身を置いていると、身銭を切らないプロジェクトが多すぎることに驚きます。社会性や公益性という名のもとに、補助金や委託事業としてお金が湧き出てきて、それだけを得て事業をしている人たちもいるくらいです。 決して、補助金や委託事業がダメと言っているわけではなく、身銭を切らない補助金漬けの状態が健全でないという話です。

          身銭を切らないから補助金漬けになってしまうアホな話。

          地域での活動で「ボランティア活動」から「稼げる仕事(ソーシャルビジネス)」にするための方法

          ボランティア活動を少しでもいいので稼げる「仕事」にしていきたいと相談を受けることがたまにあります。 ボランティア活動は「ボランティア」として稼がない活動として続けるのも一手ですが、だんだん活動がスケールアップするなかで「これが仕事になったらなぁ」と思う人が出てきたりもします。 最近は「ソーシャルビジネス」や「社会的企業」といった言葉も一般的になってきていますし、地域や社会の課題を解決することと、それをビジネス化していくことを両立させているような例も増えています。 この記

          地域での活動で「ボランティア活動」から「稼げる仕事(ソーシャルビジネス)」にするための方法

          「」のひとと「」でないひとをつくることについて。

          みんなの公民館まるの開館がいよいよ今年の夏頃に迫ってきました。来週中には工事が着工する予定で、ほんとにここまでの道のりが長かった…。 物件の取得は昨年末に済んでいましたが、リノベーションの空間設計を決めるまでに長い時間がかかりました。これはこれでおもしろい話なので、建築士さんや工務店さんとどんなやり取りで進めてきたかをまとめてみたいと思います。 さて、今回書きたいなと考えているのは、みんなの公民館まるのスタンスについてです。10代・20代のユース世代をメインの対象とした場

          ¥500〜

          「」のひとと「」でないひとをつくることについて。

          ¥500〜