TOMOKI
脳出血で倒れてから、やたらと夢を見るようになりました。しかもハッキリとした夢を。せっかくだから小説のように記録しておこうと思います。
右片麻痺オヤジ。とにかくなるべく書きます。
白本 朋求(シラモト トモキ) Tomoki Shiramoto 1964年10月14日大分県日田市生まれ。 2015年10月、左視床下部に37㍉の脳出血で倒れる。 右片麻痺の2級身体障害者となる。 一生リハビリで奮闘中。
脳出血で右片麻痺となった不良中年の俺が、 まさか親の介護をすることになるとは…。 老人介護には未来も希望もない。 誰かフォローして下さい。
1970(昭和45)年から1973(昭和48)年にかけて公開された日活製作の大作「戦争と人間」3部作を、ついにAmazonプライムで鑑賞。 3部合わせて、9時間23分もあって、数日をかけ…
「竹取物語」は言わずもがな。アニメも観たし。 「伊勢物語」は、「昔、男ありけり…」(女もあるけど。男は在原業平)で始まる、遠く離れた男女の想い慕う様子を中心に和歌…
家に帰ったら両親が死んでいたという夢を見たが、きっと人間は、歳を取って、たくさんの経験を積めば、自然と受容性が育ち、例え身近な人の死でさえ、深く悲しまなくなって…
また、養女である斎藤明美編のデコちゃん夫婦の本。 デコちゃんは、晩婚となる30歳で脚本家の松山善三と結婚したが、その際に交わした“約束”は…「女優なんて所詮浮草稼…
成瀬巳喜男監督の、1943(昭和18)年の作品「歌行燈(ウタアンドン)」。YouTubeにて。 泉鏡花の小説が原作。戦時中であるが、日本の伝統芸能ものであるから、製作が許されたのだろ…
前に、この著者の「独裁者のデザイン」を読んだことがある。 第一次大戦から始まり、最大のナチス、そして、現代のプーチン(コ野郎)の戦争まで、国旗他様々な色、制服、シ…
TSUTAYAでレンタルが始まった、森達也監督の「福田村事件」(2023年)。昨年、プチ・ヒットしたと思うが、やっと観れた。 大災害による不安や恐怖が起こす集団心理、人間が…
2018年の、大西功一監督のドキュメンタリー映画「津軽のカマリ」。Amazonプライムにて。 青森の津軽三味線の名人、高橋竹山(1998年、87歳で死去)を中心に、内弟子だった二…
伝説の、メンタル崩壊級・戦争映画「炎628(come and see )」(ソ連・1985年、エレム・クリモフ監督)をYouTubeで見つけた。しかも日本語字幕入り。 …コリャ、凄まじいフィ…
鹿児島・いちき串木野市に、白本家他血族・親族一同全員が集合、飲んで食べて、和気藹々と語り合い、交流を深める、という見事な夢を見て、淡い感動に息を弾ませて、静かに…
本を読んで、劇映画も2本を観て、コミックも読んでれば、そうだ、アニメもあったのだ。…ということで、1987年のアニメ映画「紫式部 源氏物語」(杉井ギサブロー監督)。Yo…
昨日の揺れで、また怪我した脛が時折ジンジン痛むことに。 震度3と大したことはないが、ビビりジジイは、直後、横になりながら、「おさまってください、おさまってくださ…
500頁、やっと読了。カフカの日記。 小説のように読者を意識して書いたのではなくて、いわゆる内輪の小さなことを、断片的にでも、書き殴った(という表現がピッタリ)もの…
第7巻まで来た。 「私は人にまさる恵まれた人生を送ってきたかもしれないが、また人一倍悲しいめも見てきたとも思うのだ」という「光の君」。 「紫の上」に続いて、幼い…
これまで、寒い季節となると、必ず何処かを痛めてきたなぁ。 喉、肩、膝、腰、脛…。 やはり半身麻痺を引きずっているから、何処かしら無理がかかっているのかもしれん。 …
1989(昭和64)年の、熊井啓監督の作品「千利休 本覺坊遺文」。YouTubeにて。 井上靖の小説が原作。製作は西友。 主演の千利休の弟子が奥田瑛二、千利休が三船敏郎、千利休…
2024年4月24日 21:53
1970(昭和45)年から1973(昭和48)年にかけて公開された日活製作の大作「戦争と人間」3部作を、ついにAmazonプライムで鑑賞。3部合わせて、9時間23分もあって、数日をかけて少しづつ観た。監督は山本薩夫。原作は、五味川純平の大河戦争歴史小説で、この長さは大作「人間の條件」(9時間31分、まだ観てない)と同じだ。第1部「運命の序曲」、第2部「愛と悲しみの山河」、第3部「完結篇
2024年4月24日 10:29
「竹取物語」は言わずもがな。アニメも観たし。「伊勢物語」は、「昔、男ありけり…」(女もあるけど。男は在原業平)で始まる、遠く離れた男女の想い慕う様子を中心に和歌で詠んだもの。「堤中納言物語」は、日本最古の短編集。そんなに哀しいことばかりじゃなくて、皮肉の効いたユーモアのある作品も多い。虫の収集が趣味の姫が毛虫だらけとなる「虫好きのお姫様」なんか、サイコーに面白かった。「男もすなる日記
2024年4月24日 08:01
家に帰ったら両親が死んでいたという夢を見たが、きっと人間は、歳を取って、たくさんの経験を積めば、自然と受容性が育ち、例え身近な人の死でさえ、深く悲しまなくなって来るのではないかと思う。気分が落ち込むくらいに、ずっと天気が悪いけど、もうすでに梅雨入りだったりして。
2024年4月23日 07:13
また、養女である斎藤明美編のデコちゃん夫婦の本。デコちゃんは、晩婚となる30歳で脚本家の松山善三と結婚したが、その際に交わした“約束”は…「女優なんて所詮浮草稼業。やがて私が単なるお婆さんになった時は、あなたが働いて私を養ってください」(デコちゃん)、「はい、わかりました。一つだけお願いがあります。一生、たくわんだけは食べないでください」(善三)…。以降、55年間、コレを守り通した。結婚当
2024年4月22日 13:11
成瀬巳喜男監督の、1943(昭和18)年の作品「歌行燈(ウタアンドン)」。YouTubeにて。泉鏡花の小説が原作。戦時中であるが、日本の伝統芸能ものであるから、製作が許されたのだろう。主演は、能の名人、喜多八を演じた花柳章太郎だが、山田五十鈴が、喜多八のために死んだ謠(ウタイ)の師・宗山の娘、お袖を演じている。喜多八は、能の流派の師匠の甥であったが、謠の師・宗山と腕比べをして、宗山を
2024年4月21日 16:39
前に、この著者の「独裁者のデザイン」を読んだことがある。第一次大戦から始まり、最大のナチス、そして、現代のプーチン(コ野郎)の戦争まで、国旗他様々な色、制服、シンボル、戦争を煽る言葉など、使われたデザインとの関係を探る良書。国を挙げてデザインを重視したのは、もちろんナチスであるが、最大のデザイン的功績は、鉤十字を45度傾けて、赤の中の白い円に黒で収めたこと。傾けることで動き、回転が生じて躍
2024年4月21日 06:17
TSUTAYAでレンタルが始まった、森達也監督の「福田村事件」(2023年)。昨年、プチ・ヒットしたと思うが、やっと観れた。大災害による不安や恐怖が起こす集団心理、人間が持つ負の側面の恐ろしさを描き、理不尽なことばかりが起こって、徹底的に暗い作品だ。森監督らしく、ジャーナリズム(千葉日日新聞)の役割にも焦点が当てられるけど、期待したほどではなかった。俺には、やっぱり原作の書籍の方が良か
2024年4月20日 14:52
2018年の、大西功一監督のドキュメンタリー映画「津軽のカマリ」。Amazonプライムにて。青森の津軽三味線の名人、高橋竹山(1998年、87歳で死去)を中心に、内弟子だった二代目の他、関係者等の言葉を拾いつつ、竹山の三味線人生に焦点を当てた。明治の生まれである高橋竹山は、幼少期に患った麻疹をこじらせて視力を失う。盲となったために、仕事もできず、極貧生活を強いられて、生きるために師匠に付
2024年4月19日 21:04
伝説の、メンタル崩壊級・戦争映画「炎628(come and see )」(ソ連・1985年、エレム・クリモフ監督)をYouTubeで見つけた。しかも日本語字幕入り。…コリャ、凄まじいフィルムだ。絶えず不協和音のインダストリアル・ノイズが流されて、頭がキリキリと痛んでしまう中、カメラが人物に肉薄して、疲労、諦め、絶望、困惑、不安、そして、狂気の表情を映し出す。主人公は、赤軍パルチザンに
2024年4月19日 06:46
鹿児島・いちき串木野市に、白本家他血族・親族一同全員が集合、飲んで食べて、和気藹々と語り合い、交流を深める、という見事な夢を見て、淡い感動に息を弾ませて、静かに起きたのだ。シミジミ。子供の頃、祖父・祖母の法事で似たようなことがあったことを思い出した。実は、俺は、そういう血筋の繋がりに“自己同一性”を求めてしまう傾向にあるのかもしれない。父方の親族の不可解さと後の雲散霧消に驚いたこともあっ
2024年4月18日 20:58
本を読んで、劇映画も2本を観て、コミックも読んでれば、そうだ、アニメもあったのだ。…ということで、1987年のアニメ映画「紫式部 源氏物語」(杉井ギサブロー監督)。YouTubeにて。音楽は細野晴臣氏。赤いピアスをした、クールで涙を流すことの少ない光源氏。藤壷が言うには、「その御心のうちに激しいものがおありの時は、強引で、無理も、ワガママもおっしゃるのに、御心の火が消えると、お優しいだけ
2024年4月18日 06:57
昨日の揺れで、また怪我した脛が時折ジンジン痛むことに。震度3と大したことはないが、ビビりジジイは、直後、横になりながら、「おさまってください、おさまってください」って祈ったね。やはり、熊本地震の体験から、ちょっとの揺れでも、ゾゾっと総毛立ち、血圧が上がって(多分)、ドキドキする。自分でコントロールできない、どうすることもできない、全ての基盤である地球の大地が予測もなしに揺れるのは、恐怖
2024年4月17日 21:20
500頁、やっと読了。カフカの日記。小説のように読者を意識して書いたのではなくて、いわゆる内輪の小さなことを、断片的にでも、書き殴った(という表現がピッタリ)ものが多くて、無意味やイミフと思われる文章も多々あって、読み進めることが苦痛であった。旅日記でも体験よりも思索の方が多くて日記ぢゃねえよ。同じく個人的なことでも、まだ手紙の方が良いな。しかし、それだからこそ、カフカの内省的なこ
2024年4月17日 11:19
第7巻まで来た。「私は人にまさる恵まれた人生を送ってきたかもしれないが、また人一倍悲しいめも見てきたとも思うのだ」という「光の君」。「紫の上」に続いて、幼い「女三の宮」を妻としたが、彼女に一目惚れした「柏木」が、「光の君」の目を盗んで、「女三の宮」と無理矢理ヤっちゃったため、不義の子「薫」が出来てしまった。それを知って、裏切られたぁ!と怒りまくる「光の君」。前に、帝の妻である「藤壺
2024年4月17日 06:35
これまで、寒い季節となると、必ず何処かを痛めてきたなぁ。喉、肩、膝、腰、脛…。やはり半身麻痺を引きずっているから、何処かしら無理がかかっているのかもしれん。なんとも不如意の身体であることよ。凹。右片麻痺の身体となって、もうすぐ10年になる。効果は置いといても、ノートに記録しつつ、リハビリ・トレーニングを続けて来られたのは良いけど、生きている間、ずっとこの身体と付き合って行かなけれ
2024年4月16日 19:19
1989(昭和64)年の、熊井啓監督の作品「千利休 本覺坊遺文」。YouTubeにて。井上靖の小説が原作。製作は西友。主演の千利休の弟子が奥田瑛二、千利休が三船敏郎、千利休に茶道を学んだ織田長益が萬屋錦之介(最後の映画出演)、他にも、加藤剛、東野英治郎、芦田伸介、上條恒彦、内藤武敏と、女人が一切出てこない重鎮の昭和の男優ばかりの作品だ。有名な安土桃山時代の茶人・千利休の、謎の晩年を、一