まだ、まだなの?

ああ、そこそこ。そうなのね。なるほど、お上手お上手。ほう、そう来ましたか、不意を突かれてちょっと戸惑いましたよ。あ、これはいったいどういうことなのか。あら、いやだ。またまたそういう手をおつかいになる。それはズルだって言ったでしょ。それにしても……。

 かなり前のことです。井上究一郎訳『失われた時を求めて』と Folio 版の Du côté de chez Swann (「第一篇 スワン家のほう

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ありがとうございます。
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飽きることのない秋

少し肌寒い初秋の夜

 蝉たちよ 今年も知らぬ間にどこへ
 耳をすませば ぴゅうと吹く風

 色彩は 赤や黄色の にぎやかさ
 描くキャンバス 空の高さよ

 覚えたてのウイスキーオンザロック
 秋の夜長に ひとりバルコニー

 秋の香は 思い出運ぶ プルースト
 紅茶とマドレーヌはないが

 今回は秋の短歌を4首考えてみました。いやしかし、歌を考えるのはすごく難しくて、頭を使いますね。今回ももう

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おじいちゃんの思い出の味、ピーマントースト

祖父は私が10歳の頃に亡くなった。
思い出よりも亡くなった後に知ることのほうが多いくらい、祖父ともっと話したかったと思う。

高度経済成長の日本を支えてきた世代で一生懸命に働いて、でも家で仕事の愚痴を一切吐かなかったらしい。
私の6歳上の姉が幼い頃泣きやまないと、火をつけてライターを顔の前に持ってきていたらしい。笑
祖父のくしゃみの音は子供の小さな身体には花火の音ほどに大きすぎたし、クレヨンしんち

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読まないままでいたくない

最近氣になっているのは、「後で読もう」と手を付けていなかった本が、まだあること。よく、雑誌の企画などで、「死ぬ前に読みたい〇〇冊の本」というのがありますが、「これを読まずに死んだら後悔するに違いない」と、自分で思っている本が少なからずあるのです。

時間が無限にあると思えた若い頃は、氣にならなかったけれど、仕事や家事やで私の時間は有限なのです。

若い頃は、話の展開がどんどん進んでゆくような話の方

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ありがとうございます<(_ _)>

那須ブックセンター

那須に本屋ができた時は嬉しかった。しかも、できて寄ってみると、品揃えがいい。この規模でこの揃えはうちの近くでもそうない。と言うかない。流石の店長だと思った。

なくならないとは思うけれど、何が起こるかはどんな世界もわからない。行ったら必ずたくさん買う。こんな夏は、ゆっくり深夜に「こころ」でも読もうかと、あるものでも買うのです。ダブるのは別に構わない。若い頃は、自分の本棚は図書館よと豪語していたが、

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ありがとうございます😊
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本を読む

本を読む。それは凄く贅沢な時間だ。本を一冊読むには場合によったら音楽を聴くよりも映画を観るよりも潤沢に時間を使うからだ。今私はソファーに深く沈み、マドレーヌを紅茶につけながら『失われた時を求めて』を読んでいる。正直言ってあまり礼儀正しい読み方とは言えないであろう。どちらかといえばこの小説の作者が母親に嗜められたようなあまりお行儀のよくない読み方だ。だが私は作者のように、そしてこの小説の主人公のよう

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愛…いただきました
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林業をして変わったこと

私は約3年間、林業をしていました。初級コースを修了した程度ではありますが、モノの見方や目のつけどころが多少なりとも変わった気がします。そのことを文章にしてみようと思います。

木っていいもんですよね。「木陰が気持ちいいなぁ」とか、「緑で目が休まるなぁ」とか、あえてそこまで言葉にするまでもないぐらい、当たり前で、見慣れた風景の一部です。

でも林業を始めた頃、木を見たら「どっちに倒そうかなぁ」と思う

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フライドポテトはケチャップ?マヨネーズ?
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においと記憶の関係について調べています!

においを嗅ぐと、それに関係する思い出が呼び覚まされることってありますよね?
そんな内容です。

https://kitanokusuriya.com/proust

スキ🧡 さいこーです🏃‍♂️
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『失われた時を求めて』感想

プルーストの『失われた時を求めて』を読んだ。とうとう読んだ。
 と言っても「第一篇スワンの家のほうへ第一部コンブレー1」100頁だけ。
 この章の最後に、紅茶とマドレーヌのくだりがある。
 今のところ、これ以上読むつもりはない(笑)

 読んだところで気ままに感想を書いてみる。
 『物質と記憶』を手元において。

 先ず、名文である。翻訳で読んでいても文章のオリジナリティが伝わってくる。
 フロー

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過去の思い出

僕が過去のことを書くとき、

その過去は思い出そうとして

思い出した事柄ではない。

あるとき、ふと思い出した

懐かしい思い出である。

すっかり忘れていたことが

何かの弾みで思い出し

そのときに懐かしいという

感情がふわっと自分の中に

湧き上がってきたものだ。

過去の思い出は

そういったことから

まったくの偶然によって

自分の頭と心の中に

蘇ってきたものである。

それもあ

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生きていることに感謝しています
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