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koichi_takizawa
僕が読ませていただいて心に残った記事を、その都度、勝手にアップさせていただきます。
初めまして。 実を言えば以下の記事でプロフィールに代えようとおもっていたのだけれど、共同運営マガジンに参加する以上はそれでは足りないだろうと考え、改めて(改まってはいない・・・)自己紹介記事を書くことにしました。 (ちなみに以下の記事、3月の「今このnoterが面白い」に追加していただいたようでありがたい限りです) 1.仕事歴 一応、グラフィックデザイナーという名で仕事をしてきました。地方の小さな(といっても、社員数からいえば業界では大手になるそうなのですが)広告代理店に
色が変わる朝に 僕が生まれた そのとき病院のベッドの上に 雨は降っていただろうか 両手を固く握りしめて 窓辺の花瓶を僕は見ていた 花は萎れてしまったのだ 僕が生まれるその代わりに 空っぽの花瓶が空を映して ため息をついたのを 僕はずっとあとまで覚えていた 生まれるとはいったい何だろう? 誰かに聞きたかったけれど 病室の真っ白い天井に 蜘蛛の子のように 言葉は貼り付いたっきり 僕には捕えることができなかった ベッドの下には 貝殻のような耳が落ちていて 時折音が貝殻を揺らした
それはアテナイの神殿のような 白大理石が積み上げられた 輝く堅固な建物である 何一つ遮るもののない高台は 南を海に面していて 目眩むほどの垂直の断崖を 荒波が 四六時中 止むことなく舐め続けている 高台の広さを何に例えよう? 僕らはそれを 無限と呼び表すこともできるけれど では その中央に建つ建物の その大きさを どう表現すればよいのだろうか? バベルの塔のような天を突く建物に 南から 海風が激しく吹き付けるとき 逆側で それは大きく渦を巻いて ぶつかりあい よじれあって
首を垂れた稲穂の上にひとりずつ 神さまが 胡座をかいていらっしゃる 田圃の畦を 大太鼓やら締太鼓やら 弦やら鉦やら篠笛やらの 水干姿のお囃子が 一列に 舞を舞いながら並んでゆく 新鮮な 青空のあおに染まりながら 袂から あおを水飴のように滴らせながら 上下に揺れる稲穂の上で 神さまが 無邪気に手拍子を打って笑う ざわざわと 稲穂が波打ってゆくように 子どものように神さまが笑う 波の上で そうして鎮守の森が島になる 弁財船が白帆を立てて 稲穂の波に浮き上がる 勇んで神さまた
土蔵の二階屋の隅っこで長いこと、膝に顔を埋めて泣いていたことがございます。記憶のなかではお母さまに叱られたことなど一度だってなかったはずなのに。わたくしの頭よりもずっと高いところで空は格子窓に区切られて、真綿を梳いたような薄い筋雲がゆっくりと、格子を過ってゆくのが見えます。色づいた、ナナカマドか何かの葉が一枚、格子の桟の上に乗っていたけれど、風が吹いて、飛ばされていってしまいました。 土蔵のなかは湿っぽくて、埃っぽくて真っ暗で、見えるものといったら、不思議にわたくしの手元っ
こちらのnoteは、辻邦生さんを敬愛してやまない私、koichi_takizawaが、作家辻邦生さんの作品を紹介する目的で開設しました。そのおもいは最初にこちらの記事に綴りました。 そうして2024年10月1日現在、長編5作品、短編18作品、評論1作品、翻訳1作品のレビューをアップしています。 しかしながら、辻邦生さんの真骨頂は大長編シリーズであり、レビューはすべて、過去に一度読んだことのあるものも再読した上で書いているので、なかなか大長編のレビューに取り掛かることができま
note毎日投稿が100日を越え、さらに詩作品が80編になりました。改めてありがとうございます!そこでサイトマップを新たに作成中。ということで本日はつぶやきのみ。それにしても、やっと涼しくなってきましたね。
学校からの長い坂を ランドセルが駆けてゆく 終わらなそうな長い坂をとりどりの ランドセルが下ってゆく ランドセルより空に近い アワダチソウが縁取っている そんな坂道 どこまでも アワダチソウが見送っている 昔は嫌われ者だった 黄色い花の群れが見送っている 今日はたくさん笑ったろうか 今日はちょっぴり泣いたろうか 今日は喧嘩をしただろうか 今日は仲直りできただろうか? 色とりどりのランドセルが 転がるように下ってゆく あんなに高い坂の上に 学校を建てたのは誰だろう 夢はいつか
子どもたちと挨拶をしよう 子どもたちと虫取りをしよう 子どもたちと鬼ごっこをしよう 子どもたちとかくれんぼをしよう 子どもたちとかけっこをしよう 子どもたちと綱引きをしよう 子どもたちと鉄棒をしよう 子どもたちとシーソーをしよう 子どもたちと縄跳びをしよう 子どもたちと川遊びをしよう 子どもたちと魚釣りをしよう 子どもたちと彫刻をしよう 子どもたちと乗馬をしよう 子どもたちと読書をしよう 子どもたちとお絵描きをしよう 子どもたちと勉強をしよう 子どもたちと工作をしよう 子ど
月のない真夜中には 彼とふたりでコンビニへゆく 歩き慣れた道を 彼とふたりでのんびりとゆく ゆくときにはほんの少し 彼がわたしの前をゆく なぜならあんな中空に コンビニは浮かんでいるのだから 透き通るクリスタルの塊となって 中空に コンビニは浮かんでいるのだから あんなに星空が透けて見える クリスタルの直方体の 向こうに夜空が透けて見える そこで 四、五メートルもありそうな高さまで 彼は一気にジャンプする 軽々とそして するすると わたしのために縄梯子を下ろす 梯子は地面まで
オレンジ色のスプレー薔薇の花束と ハート型の 色とりどりのキャンディーを詰めたショットガンと (詩篇は変色して古寂びた紙の上) 公園で子どもから貰った十二色の パステルを持って 僕は空飛ぶクルマに乗る さながらドン・キホーテのように 一秒も遅れることのない日時計に 僕はこれから戦いを挑むのだ 波止場の 魚臭い倉庫の陰に捨てられた 空っぽの 使い古しの宝石箱のように山積みされた 言葉を救い出さなくては! ところで誰が 日時計の在処を知っているのだろう? 生まれてくる何人もの恋人
うちのなかにうちの白があるんよ うちは白やけど うちは白やで ほんまのうちはきっと誰にも見えへんよ 自分 ほんまのうちを見たことある? 難しいこと言うたらな 白て 色をぜーんぶ反射して 残ったもんが 白なんやて それって<白>そのものやないやん それってうち自身やないやん 白て色は不思議やね 白は白のなかにいるうちは見えぇへんから 周りに色がおってくれな そんなうちは色なんやろか それとも 色やないんやろか? けど絵具にも 色鉛筆にもパステルにも 白はあるし 白は白だけやと
ほんの狭い世界のなかで あやとりのように指先で 誰かが言葉を操っていると 幾何学模様の 格子のなかに嵌め込まれて 何も見えなくなってしまう 光の反射で空は青く見えるなどと あやとりの 格子のひとつひとつで行き場を無くした 知識たちが 時間をかけて腐ってゆく ではそのあやとりの 糸は何色? 格子が次第に小さくなって 動悸が徐々に激しくなって 仕方がないので 私はあやとり糸で締め付ける お釈迦様のように真っ直ぐに立った あなたの白い十本の指! その細い指先に けれど 言葉も一緒
私は言葉しか持っていない 花が咲いたときには花が咲いたと言い 雨が降ったときには雨が降ったと言い 朝になれば朝になったと言い 夕暮れには夕焼けが赤いと言い 虹が立てば<虹だ!>と言う 私はそんな言葉しか持っていない あなたを呼んで ここで寛いでもらおうにも 深々と 体を預ける椅子もない 眠りを誘うベッドもない ここには一杯の紅茶もない 暖かな 午後の日差しさえもなければ 軽やかな小鳥の囀りもない 疲れた心を癒すことのできる 優しいピアノの音色もない ここにあるのは言葉だけ
昨日で連続投稿100日だったそう。読んでいただいているみなさんのおかげで毎日投稿できています。 &スキ4,000回いただきました。いつもスキをくださる方、コメントくださる方、マガジンに追加してくださった方そして、読んでくださっている方、本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いいたします。
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