ぽみえ書房

星谷美恵子著『織物の文様と文学─絵絣からタペストリーまで』はアマゾンとBASEのサイト…

ぽみえ書房

星谷美恵子著『織物の文様と文学─絵絣からタペストリーまで』はアマゾンとBASEのサイトから購入できます。よろしくお願いします。

最近の記事

「発熱」

過ぎ去った日々は取り戻せない。だから、感じたその時にすぐに、言うべきだったのだ。 言えなかったからこそ、その言葉はいつまでも喉に引っかかって、飲み込むことが出来なかった。 「私は嫌だった。それは私の意思に反している。だから、従いたくない」そんな簡単な言葉が出てこなかった。 だから、相手は益々威丈高に、私をさいなまし続けた。全てにわたり、随うしかない敗北感が、次々に重なり重みを増し、とうとう私を押し潰したのかもしれない。 すると熱が出てきたような気がした。出て来て欲しい

    • 不思議な気分

      弾丸決定・特急で、古巣にやってきた。今年見ないと一生見られないと思って。 お花見時期の新幹線は激混みで、おまけにレンタカーも無理。1時間待って、のぞみで京都駅に到着した時には疲労困憊。 それでも念願の嵯峨野嵐山の桜を見て、万感の思いが。 京都にいたのは、二十代の六年間。私の青春を返して… さて夜になって、ホテルで紹介して貰ったお店へ。京のおばんざいを軽く食べるつもりで。 軒並み高騰したお店がある中で、実にリーズナブルなお店。 両隣には外国人カップル。南米人風のマダ

      • お花見で

        今年は桜を無事に見ることができて、嬉しかった。やるべきこと満載だが、人間、心の余裕がないといけない、などと大義名分を立ててみた。 昔からの我家のお花見スポットは、都内の池周辺である。昼間は爽やかな雰囲気だが、夜になると夜桜が赤い提灯に照らされて、いささか怪しい雰囲気もある。 今年は曇り空ながらも、昼間に訪れた。 桜は風にゆられて、ふわふわユラユラ。 昼間にも屋台が沢山出ていて、嬉しくなった。あまり屋台では買い食いをしないのだが、匂いに釣られて焼鳥や大判焼き、たこ焼きま

        • 手仕事

          色々考えることがある時には、手仕事をしたくなる。 考える為だから、考えないものがいい。例えば編物なら、直線メリヤス編みとか。 縫い物なら真っ直ぐ縫うだけ、しかも手縫で。 先日までは、肌触りの良いピローケースを真っ白なリネンでチクチク。 機械的に縫いながら、心は別の遠い事を考えている。はっきりいうと、逃避の一種。ほら、嫌なことや人から離れなさいって、よく聞きますよね。 だけど世の中は嫌なことや人だらけじゃない⁈逃げていたら、行き止まりだったりして。 何故か手を使って

          プルースト論

          今日は久しぶりの快晴。 庭で原稿チェックをしながら、日向ぼっこ。 クリスマスローズや花韮も咲いている。 三冊目のプルースト論文の本は、スノビスム論は入れないつもり。 四冊目にプルーストのスノビスム論として、一冊に纏める予定。既に二百枚ほど書いてあるので、文献チェックをしていく。 研究書は売れないし読まれない傾向があるけれど、書き残しておくことが大事。何十年後かに誰かの研究に役立つかもしれないから。 そして、真剣に人生を考えている人や悩んでいる人にとって、プルースト

          プルースト論

          お知らせ 

          この度、一冊!取引所@1satsu_torihiki さまの運営する「一冊!リトルプレス」にぽみえ書房を登録することができました! 書店さまは1冊からご注文いただけますので、ぜひご利用よろしくお願いいたします📚

          お知らせ 

          変身

          おはようございます♪ 最近のマイブームは、豆類。 たまたま見つけた料理本。デトックス・スープが沢山載っている。 そうか、デトックスが大事なんだな!と単純な私は本を購入した。 たまたま見たページに載っていたスウプを作ってみたら、美味しかった!勿論、自己流にアレンジしましたが…材料が揃わないし時間がないから。 今回は豆を使ったもの。巷で話題の生グリンピースを見つけたので、早速購入。サヤから豆だけ剥いてあるので、時短にぴったり。 さて料理しようと袋から取り出したら、かた

          おはようございます! 昨日はお買物の後で外食。デザートのあまおうアイスが凄く美味しかった!苺の香りが良くて。大変なことが沢山あるけれど、死ぬ迄生きなければならないなら(当たり前のことだけど)想い出をいっぱい作りたい。書いておけば、きっといつか誰かが読んでくれると信じて。

          おはようございます! 昨日はお買物の後で外食。デザートのあまおうアイスが凄く美味しかった!苺の香りが良くて。大変なことが沢山あるけれど、死ぬ迄生きなければならないなら(当たり前のことだけど)想い出をいっぱい作りたい。書いておけば、きっといつか誰かが読んでくれると信じて。

          三冊目の出版準備に気が急く毎日。昨日はノンストップで7時間ほど添削していたら、苦しくなって。考えたら息をあまりしてなかったみたい!そりゃ苦しい筈でしょう。背中に湿布を貼って様子を見る。 今日は小粒苺に練乳つけて食べた。美味しくて元気が出る。

          三冊目の出版準備に気が急く毎日。昨日はノンストップで7時間ほど添削していたら、苦しくなって。考えたら息をあまりしてなかったみたい!そりゃ苦しい筈でしょう。背中に湿布を貼って様子を見る。 今日は小粒苺に練乳つけて食べた。美味しくて元気が出る。

          最近の楽しみは、苺を食べること。 高いのではなくて、だいたい1パック五百円くらいので、我慢しています。一人、三粒半😭 毎日1パック買いたいけれど、最初の出版予算より予想外に高くなったので、贅沢は敵です。 でも思った通りの形にほぼできて、本当に良かったです。 二冊の単著を出せただけでも、私にとっては奇跡的。 三冊目を準備中なので、毎日あれこれ考え中。 孤軍奮闘ですが、やれるところまで頑張りたい。 苺は週一でも我慢しよう。

          ハンモックにて

          noteでは何回か書いたので、私のハンモックに対する愛情はご存知ではないかと思います。あれ、知らない⁈ 子供の頃の楽しみは庭のハンモックにゆすられながら、本を読むことでした。 柿の木の葉っぱは、ハンモックに寝そべって見上げると、太陽の光を透かして美しいのです。 ゆらゆら揺すると、フワフワして地球にいる気がしなかった! 疲れたら本をお腹に乗せて、ゆっくりお昼寝。たまには🐈を載せて、お腹を温めて。 あゝ、お母さん、あの頃のハンモックはどこにあるのでしょうか? という事

          ハンモックにて

          バゲット

          日本では美味しい日本食に満たされたけれど、パンとチーズには枯渇した生活です。 ともかくチーズは高い!仕方なく、昨年はミルクから自家製チーズを作り、凌いできました。最近は安い時に買い溜めています。 だけど、なぜ日本には美味しいバゲットがないのだ!とひとり怒っていました。パリの有名なパン屋さんの日本支店で、「このバゲットはフランスのと同じ味ですか?」と聞いたら、「さあ・・・」と言われてしまったが、高いお金出して、「さあ」と言われても。確かに違かった。 でも最近レシピを発見。

          紅玉

          先日購入した紅玉林檎で、サラダを作りました。真っ赤な林檎!といいますが、本当に綺麗な色。 少しだけ皮を残しておきました。 田舎の庭にも、紅玉林檎の木が何本かあります。剪定しないから、実はごく小さいですが、味は抜群。虫たちも良く知っていて、あちこち齧られています。 ぽみえ書房のぽみえはフランス語で、林檎の木を意味します。 林檎の木が沢山植えてある田舎の家を連想して、ぽみえ書房と名付けました。 本を出版するのも、買っていただくのも、なかなか大変です。 日本の貴重な文化

          今後を見据えて、noteの記事を整理しています。これまでの記事は下書きにしてあります。 エッセイも書き、纏めたいとも考えております。 色々計画をしていますが、体調と相談しつつです。 どうぞよろしくお願いします。

          今後を見据えて、noteの記事を整理しています。これまでの記事は下書きにしてあります。 エッセイも書き、纏めたいとも考えております。 色々計画をしていますが、体調と相談しつつです。 どうぞよろしくお願いします。

          玉兎さんのnoteに感謝

          こんばんは♪ メールの通知を見たら、玉兎さんの素敵なnoteが💓 ドキドキしながら、読ませていただきました!拙著を発売してすぐに購入して下さり感激しましたが、こうして書いて下さって更に感激です❣️玉兎さん、本当にありがとうございます😊 玉兎さんは、実際に竹富島で機織り体験もされたそうです。機織りはやってみると、凄く集中してスッキリします。 着物がお好きと伺い、私も着物から絵絣に入ったので嬉しかったです。木綿の手織りの絵絣は、今では高価になりました。作家ものと言われるよ

          玉兎さんのnoteに感謝

          私こそnoteのご縁に感謝❤️

          noteでご縁をいただいた、足袋猫さんが拙著のご紹介をして下さいました❣️ 足袋猫さんは、拙著『『失われた時を求めて』における父親像』と『織物の文様と文学━絵絣からタペストリーまで』をご購入下さり、素敵なnoteを書いて下さいました。 既に『失われた時を求めて』の9巻目を読まれているそうです。素晴らしいですね!そしてプルーストの文学の奥深さ広さに、気づいていらっしゃいます。 この作品は、一生かけて楽しめる作品です。私も学部時代に、この作品に出会えた幸運に感謝しています。

          私こそnoteのご縁に感謝❤️