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カタマヒの無常な日々

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右片麻痺もうすぐ還暦オヤジ。とにかくなるべく書きます。 読んで下さい、救って下さい。
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記事一覧

身体改造

身体改造とは何か…。

何で痛い思いまでして特異な身体を手に入れようとするのだろうか?

きっと人間の本質に根ざす欲求が関係しているに違いないと思う。人間は、初めて自ら火を扱うことをはじめとして、太古から欲と知恵を得ることによって自然からの独立を義務付けられてきた。これは他の生物が持ち得ない人間だけに許された営みである。人間は本能的にそうした行為を知っていたのではないだろうか。

自然からの独立、

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ディスる

人は、不安・不満な時ほど他人をディスりたくなるもので、ヒドいのは目に入るモノ全てをディスることもある。けっこう老人に多い。

メディアは、ディスりたくなる心を一つに向けさせるように働くから危険だ。

まだ、伝わらなくても、他人の幸福を願った方が自分の内面も良くなるのではないかと思う。

俺が存在するから、世界も存在する

俺が存在するから、この世界も存在するのだよ。

カルトでも何でも、俺にとっての宗教とは…

神社仏閣や教会でも、人々の願いや想いがいっぱいの場所は、別に信仰するものではないものの、帽子を取り、頭を下げ、手を合わせ、敬虔な気持ちになるだろう。

墓場も一緒。墓場で悪いことはできないし、線香をあげ花を供えて、手を合わせ、“安らかにお眠りください”と言いたくなるだろう。霊などなく死後の世界なんて無だとわ

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右半身の麻痺

いつのまにか、寝返りを打って、いつもの仰向けから、麻痺側の右側を下にして寝てたらしい。起きて歩いても、右側に大きく傾く。壁でも触って支えてないと右側に倒れちゃうくらい。酔ってるように、ちょっと目眩もする。

右半身片麻痺だとこういうこともあるんだよなぁ。

これから徐々に気温が下がってくるけど、例年通りに、あちこちに不具合が出てくるのだろう。腰や膝、腱、筋肉などが痛んだり。

やっぱり半身が麻痺し

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狂気

表現された狂気を、観察の眼を持って見ることができる者、
もしくは狂気を、理性の強固な柱を打ち立てる材料にできる者以外は、
読むな、観るな、聴くなと言いたいところだ。

生まれ変わり?

久々に「クレイジージャーニー」を見たら、“前世を記憶する子供”なんてやってるぢゃないか。おいおい、ついにカルトに走ったのか?

まず、生まれ変わりを研究してるドクターは霊的スピリチュアルなんて唱えて活動してる怪しい人物であり、15年も研究してて、事例を集めてるだけで、科学的な証明は一切成されていないということ、前世の記憶が子供の都合の良い記憶であること、決して細かくは記憶してないということ、そして

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親とは

子供のいない俺が考える。
元々親に恩など感じる必要はない。
この世界で、産んだ者が育てるのは当たり前のことなのだから。
本当に子供のことを考えるならば、子供の自立以外には何も望んだりはしないだろう。
自分の人生によくない影響を与えるような口出しをしたり、行動に出たりした場合には、親と言えども迷うことなく切り捨てるべきだ。
その方が双方共に良い結果が得られるだろう。
ハッキリ言って俺の親は毒親だった

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小市民の私

世間から自分だけが突出して浮いているように思うことを個性だと誇らしく自慢するよりも、世間の荒波に揉まれてでも、なんだ皆と一緒ぢゃないかとホッと安心することの方を有り難がる傾向が強いのです。小市民の私は。

無常

父と母を見送った葬儀場も取り壊しとなった。
時間は流れて歴史は作られる。
そのうち、父と母がいたことも忘れて、俺も忘れ去られるだろう。

火葬場の煉瓦の煙突から煙が出てる。
「ほら、また一人死んだのやわ」
「死んでも、後からせんぐりせんぐり生まれて来るわ」
(by小津安二郎「小早川家の秋」)

虚構と表現

虚構を通じて感情の真実を表現する、虚構の中に人間の真実を表わすことが表現者の使命ぢゃないか。
単なる喜怒哀楽を生々しく表現するだけではなく、あらゆる感情の底にある無限なるものを表現するのだ。
そして、批評とは、滅びゆくものに致命の打撃を与え、育ちゆくものに飛躍の拍車を加えることである。

自由意志

意識してやってるようで、実は意識してるのはホンの一部で、その陰ではたくさんの無意識の行動がある。実は自由意志は幻想に過ぎない。

俺みたく片麻痺になると、ちょっと手足を動かすのも意識することになる(多分)。指をホンの少し動かすのでも、アクビでカラダが伸びて動くのでも、ほとんど意識しないと動かせない。手足が意識しないでも都合良く動くのが健常者のカラダなんだ。障害を持つと退化?し、意識することで神経に

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9.11

アメリカには陰謀論が良く似合う。UFO、ケネディ、アポロ、テロ、9.11…。

信じてると世界は陰謀だらけになってしまうけど、やっぱり先住民を征服した歴史的に新しい国であり、古くからの神話や伝説みたいなものが少ないし、超現実的な大国だから、大衆の間からそれに替わるものとして、陰謀論が沸き起こってくるのだろうと思う。

大衆は常に物語を欲しているのだ。それも突飛なヤツ。

最近、日本でも流行ってると

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障害者が表現するということ

“障害者”が表現するというアウトサイダー・アート、アール・ブリュット。

障害の有る無しに関わらず、社会から外れてるとの自覚がある時には、その繋がりを回復するための手段の一つとして“表現する”ということがあるかもしれない。

作品に接する場合、障害者が表現したということがその価値を左右するのであってはつまらないと思う。純粋に障害者本人の内省的な表現衝動に価値を見出すのであれば良いけど。

俺も一応

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神経の暴走

当然、片麻痺によりカラダが満足に動かなくてイライラすることが多々あるけど、厄介なのは神経の暴走だ(←俺が勝手にそう思ってる)。

麻痺のある右側の手・脚の筋肉が、意思に関係なく緊張MAXとなって、勝手に突っ張ったり、無様に曲がってしまう痙縮(ケイシュク)が現れる他、右半身を異常に重く感じて、まるで頭の中でシナプスが勝手に回路を遮断する様に動きを拒否して、それが動こうとする意思と喧嘩して、元の神経伝

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