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『美術手帖』新しいエコロジー、来た!アートからみた気候危機、持続可能性、生物多様性、サーキュラーエコノミー、人新世、地球。

2019年ノーベル経済学賞エスター・デュフロ&アビジット・バナージの新刊が出てたので購入。その名も『絶望を希望に変える経済学』。すごいタイトルだ、、、。今この状況下で読んで、何を感じ学べるだろう。

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?『ノヴァセン』ジェームズ・ラヴロック(NHK出版)(エシカル100考、97/100)

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?『ノヴァセン』ジェームズ・ラヴロック(NHK出版)(エシカル100考、97/100)

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?

「ガイア理論」提唱者である科学者のジェームズ・ラブロック(御歳100歳!)の『ノヴァセン』を読んで、上記の問いが浮かんできた。

「ガイア理論」とは、地球全体(無機物も、あらゆる有機生命体も含む、コロナウィスルだって)を「自己調整システム」「ひとつの生きた生命体」ととらえる考え。

人間と自然というように分離対立してとらえるのではなく、それぞれが相互

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御歳100歳のジェームズ・ラヴロック『ノヴァセン』をサクッと読了。テクノロジーの未来と、自然環境の一部としての人間と、がガイア仮説という全体を有機体として一体にみる思考から語られている。

楽しみにしていたビッグイシューのコロナ緊急3ヵ月通販の2冊が届いた!嬉しい。忘れてはいけない気候危機と、もう一冊は「てくてく。あるき旅」。粋な特集。この時期に、読み甲斐ある雑誌は有り難い。

上野千鶴子さん等による『介護保険が危ない!』を読みだしたけど、冒頭のこことか、まさに政府のコロナ対応と同じ感がある。全貌が見えにくい、情報もゆきわたらず、メディアも頼れず、「精度の持続可能性」が錦の御旗。そして制度の空洞化へ。

小池都知事、Social Distance はふろしき何枚分ですか?ふろしきはマスクの代用になりますか?『ふろしきのココロ』小池百合子(小学館)(エシカル100考、93/100)

小池都知事、Social Distance はふろしき何枚分ですか?ふろしきはマスクの代用になりますか?『ふろしきのココロ』小池百合子(小学館)(エシカル100考、93/100)

ご存知でした?小池百合子都知事ってふろしきマスターらしいですよ。

2009年に『ふろしきのココロ』という、ふろしきの魅力と有用性と結び方などの使い方、オススメふろしき紹介などを日英2言語で書いた本を出版してるんですよ。

これ、かなり凄いです。好き嫌いは別として、そしてコロナ対応頑張ってということも置いておいて、素直に小池百合子さん凄いなぁ、、と思いました。2009年時点でこんな本を出していたと

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コロナはブラックスワンじゃなくて予想できたホワイトスワンやで、と言っているタレブの『身銭を切れ』。疫病はまあ想定可能リスクではあるけどさ。エシカルの活動は身銭切ってばっかだよ、とか思いつつ。。

好き嫌いは別としてとにかく頑張ってくださいとしか言いようがない小池都知事ですが、実はふろしきマスター(?)で、ふろしきの本を出してます。10年前くらいの本ですが、とても今っぽい内容。素直に小池さんすごいと思う。

終日低体温による体調不良でミミズのように過ごしたが、人生Best3本花田清輝『復興期の精神』のコペルニクスの章をふと読み返してあまりの文章と論考の美しさに泣きそうなのでだいぶ回復したってことか。花田清輝、やっぱすごい。

「自分で物を作れる人」。コロナ禍に、元パタゴニア辻井隆行さんの言葉を思う。(エシカル100考、89/100)

「自分で物を作れる人」。コロナ禍に、元パタゴニア辻井隆行さんの言葉を思う。(エシカル100考、89/100)

昨秋、パタゴニアの日本支社長をご退任されたばかりの辻井隆行さんにお会いしたときに、

「辻井さん!無職おめでとうございます!これからどんなことされるんですか??」(かなり失礼な奴だな、僕)とお聞きしたら、

「うーん、やっぱり自分で物を作れる人って強いと思うんだよね。物を作れたり、調達できたりって、すごくない?そういうことやってみたいよね、、。これから大事になってくるよー。」

と答えてくれた。

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積ん読だったリフキンの『グローバル・グリーン・ニューディール』を読了。いろいろ考える上でのベースになる本だと思う。感想後日。

『母ふたりで“かぞく”はじめました。』小野春さん(講談社)の試し読みがエシカルペイフォワードでもできます!(エシカル100考、83/100)

『母ふたりで“かぞく”はじめました。』小野春さん(講談社)の試し読みがエシカルペイフォワードでもできます!(エシカル100考、83/100)

「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告のお一人で、子育てするLGBTとその周辺をゆるやかにつなぐ「にじいろかぞく」の代表の小野春さんが3月25日に出版されるご著書『母ふたりで“かぞく”はじめました。』。

その試し読み版を、エシカルペイフォワードにも置かせていただいております。

40頁ばかりの小冊子ですが、ご本のエッセンスがつまっていて、この先どうなるんだろう??!と思わせてくださる試し読み版で

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エシカルペイフォワード店舗の「エシカルの本棚」が雑誌コーナーみたいになってきた。買えないけど立ち読みよりはゆっくり読みたい人はいらしてください。今月のナショナルジオグラフィックが面白いので、買い足す予定。