岩波

読書メモ『ロウソクの科学』

ご存知ファラデーの古典にして名作である
「ロウソクがなぜ燃えるのか」
この事を楽しく考えていくことができる本なんだよね
例えば小さい子供が目の前にいて
ロウソクがなぜ燃えるのかをどうやって説明するか
という視点で読んでみる というのもおもしろいのではないだろうか
いろいろな楽しみ方ができて
科学の基本的な目が養われる良書として私も推薦したい

2019年ノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏や
2016年

もっとみる
ウフフな気分でさらに一杯になります! 有難うございます
14

数学小話_基礎数学1アフィン幾何・射影幾何(河田敬義)を読んでいく

最近図書館の持っていっていいよコーナーですごい本をもらいました.

それが岩波講座の『基礎数学1』です.中にはアフィン幾何・射影幾何(河田敬義),解析入門Ⅰ(小平邦彦),多様体論Ⅰ(志賀浩二)の3冊がまとまって入っていました.数学を学ぶ人にとってはたまらないでしょう.

そこで今回から数学小話のコーナーでこれら3冊の本を読んでいこうと思います.

まずはこちら

ポケットモンスター アフィン幾何・

もっとみる

ウンベルト・エーコ 2019

NHK番組『100分de名著』でもとりあげられている著者について
私 YI STUDIO が今まで書いている記事をまとめておきますね

主に小説に注目して私はまとめてあるので
『薔薇の名前』なんかは
ボルヘスが好きだと嬉しくなる仕組みになっているし
ジョイスが好きな人もはまりやすいのです
記号学者ならではの作風を楽しめると思います
というわけで

▼こちらで ウンベルト・エーコ 2018
 という

もっとみる
また来てくださいね
12

立ちすくむ歴史・歴史を哲学する 書形夢醸67、68

今回紹介するのは歴史学の2冊。『立ちすくむ歴史 E・H・カー「歴史とは何か」から50年』はE・H・カーの『歴史とは何か』が出版されて50年を記念して企画された歴史家の喜安朗、岩崎稔、成田龍一の三人の対談記録である。そして、『歴史を哲学する 七日間の集中講義』は歴史哲学についての野家啓一の東北大での講演を記録した一冊だ。今回は歴史学について、『立ちすくむ歴史』をメインに据え、『歴史を哲学する』を補助

もっとみる
感謝感激雨あられ
5

アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ 書形夢醸64

先月の中旬ごろのこと、大学のゼミの教授の提案があって新宿まで「菊とギロチン」という、大正時代の女相撲取りと秘密結社たるギロチン社のアナキストたちの交流を描いたノンフィクション映画を観に行った。自分がアナキズムに対して持っている知識が浅薄なせいか、映画の内容を隅々まで理解することは難しかったのだが、上映後の出演者トークのコーナーでアナキズム研究者の栗原康さんを目にし、彼の言葉を聞いてアナキズムという

もっとみる
嬉しさの舞が、夜まで続きそうであります。
3

vol.66「イマココを揺さぶる」(『ロウソクの科学』ファラデー 竹内敬人:訳/岩波文庫/2010年刊)

vol.66「イマココを揺さぶる」

みなさんこんばんは。
今週は岩波です。

ほんとうは、今読んでいる本について書いて、「ローカルということ」について書こうと思ったのですが。今日が前期の授業の、最終レポートの提出日で。読書している場合ではないのでした。よって読了できず、扱う本を変更いたしました。不覚…。

ろくに本を読まずに一日が終わる。ほんとうに、時間というものは容赦なくすぎゆくもので。夏休み

もっとみる
ありがとうございます!
8

vol.65「マンツーマンの効用」(『世界史概観』ランケ 鈴木成高・相原信作:訳/岩波文庫/1941年刊)

vol.65「マンツーマンの効用」

みなさんこんにちは。
今週は歴史の本です。

歴史学というと、哲学以上に「まさしく教養」な印象を受けます。せっかくだから、語って語れる知識は欲しい。
しかし、教科書を読んでいるのでは、なんだか格好がつかない。よって、困った時の岩波文庫。

ランケ、『世界史概観』。
では、どうぞ…。

宗教改革。フランス革命。大シスマ、とか。高校の授業で見知った単語が、並んで登

もっとみる
楽しんでいただけたら幸いです!
6

vol.63「時代の空気を映す文学」(『漱石文明論集』三好行雄・編/岩波文庫/1986年刊)

vol.63「時代の空気を映す文学」

みなさんこんにちは。
今週は漱石です。

漱石の雑文には独特の魅力がありまして。

この連載の初期のころは、漱石っぽく崩した文章をこころがけていました。

あこがれゆえに。

…不毛な試みでしたが。

夏目漱石、『漱石文明論集』。
では、どうぞ…。

本書は、漱石が生きていた時代に刊行されたわけではなく。

後世、漱石の講演とかの、文字おこしを。
雑誌等から

もっとみる
本のリクエストも受け付けております!お気軽にどうぞ…
10

青山の古本屋で見つけた岩波ジュニア新書の挿絵

青山ファーマーズマーケットに渋谷から宮益坂を上がっていくと、途中に古本屋さんがある。そこでこんな本を見つけた。

100円だった。

1987年に出された本には、鉛筆で書き込みがあった。これが実に面白い。

はるかかなた昔、小学生から中学生のころに習っていたであろう、光合成の仕組みやDNAの複製方法などが、わかりやすい言葉で書かれている。(いまもしもコレだけの内容を例えば、オンラインサロンでやれば

もっとみる
ありがとうございます
1

「平成31年」雑感18 死刑制度は「存在してはならない生」を想定している件

▼まったく流行(はや)らない議論だが、知っているのと知らないのとでは結果が異なる場合がある話を紹介する。

▼死刑制度の是非について、憲法学者の木村草太氏が「世界」2018年9月号に書いた論文が読みごたえがあった。

〈死刑違憲論を考えるーー「存在してはならない生」の概念〉

▼木村氏はまず、「形式論」の次元で死刑制度を憲法違反だと指摘する。

それは単純な話だ。

日本国憲法の36条は、「残虐な

もっとみる