特別支援学校初任者教員 たにやん

特別支援学校教員(高等部知的部門)。ライフキネティックスクールライセンス。特支2種免許…

特別支援学校初任者教員 たにやん

特別支援学校教員(高等部知的部門)。ライフキネティックスクールライセンス。特支2種免許、中高保健体育免許保持。 元高校通級2年 元民間企業勤め(営業・採用・管理職) 記事の方向性  特別支援学校に勤めているからこその気づき 初任者としての目線

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愛着障害と発達障害の見分け方

みなさんこんにちは! 子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです! 愛着障害というのを聞いたことはあるでしょうか? 愛着障害と発達障害は似たような問題行動の傾向を示すようです。なので、問題行動の背景にある起因するもの(愛着・発達障害など)がわからないままでは対処法を間違ってしまいます。 例えば、車のエンジンがかからなくなったときに原因が特定されないと修理の方法がわかりませんよね?なので、まずは診断をします。 診断をした結果、原因を突き止めて適切

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    • サラリーマンを辞めて教師になった理由〜スタエフへの初投稿〜

      Voicy人気パーソナリティの木下斉さんのチャンネルで9月からジブン株式会社ビジネススクールが開催されています。その10月の課題に3分トークというのがあります。 https://r.voicy.jp/6d9AEZ5L98y その3分トークを練習するのにスタエフを活用し始めました! 一つのテーマに絞って3分間で話しています! 初の投稿は『サラリーマンを辞めて教師になった理由』です! ぜひお聞きください!

      • あるものだけを考える思考法〜Aseed Based Career Development〜

        これからの自分自身のキャリアをどのように築いていくのか?模索の日々です。 今回はVoicyの人気パーソナリティーの木下さんの放送で学んだことを活かして自分に今あるものから考えてみたいと思います。 ◯今あるものを整理する 特別支援教育 保健体育 民間企業での経験 営業、管理職経験、採用 ビジョントレーニング 野球 学び(オンラインサロンやVoicy、読書など有料コンテンツ) ライフキネティック ◯ブルーオーシャンで戦うために有効なリソースは? ●ライフキネテ

        • ボイトレ初挑戦

          教員としての授業力アップ、よく二度聞されるなど、自分の話し方や声に課題を感じていました! そして、今回関西でKOZYさんのボイトレ基礎レッスンが開催されるということで、ボイトレ初挑戦してきました! 1時間半と限られたグループレッスンの中でも、自分の声の変化を感じました! そして、今後に向けての宿題も頂き、自分の声の変革に可能性を感じました‼️ ◯二度聞きされないために‼️ 今回教わったのは、 声門閉鎖 声の方向 母音 舌の状態 口の開け方 二度聞きされない

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        • 高校通級での実践から得た成果
          9本
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        • 認知行動療法
          2本

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          クロスオーバー戦略で開拓するブルーオーシャン〜特別支援学校〜

          ◯ビジネス思考✖️特別支援教育✖️? 22歳で一般企業に営業職として6年間勤めた後、教員に転職しました! 元々は中学・高校保健体育の教員免許証のみの保有でしたが、特別支援教育に出会ってから特別支援教育の免許も取得しました! 木下さんの放送や藤原和博さんの著書を読んでクロスオーバー戦略によって希少な人材になることを目指しています。 〇ビジネス思考 民間企業での6年間の経験+Voicyでの学びから、業務改善や外部との連携をによって学校現場を教員にとって働きやすく、子

          クロスオーバー戦略で開拓するブルーオーシャン〜特別支援学校〜

          すぐに使える!効果的なプール指導教材

          夏休みの楽しみの代表の一つとしてプールや海、川があると思います。楽しい場所である一方で、ひとつ間違えば命を落としてしまうリスクもあります。 学校で行うプールの授業でも安全教育は大きな意味を持ちます。 今回は特別支援学校高等部知的部門で行った安全教育についてまとめさせて頂きました。 ◯安全教育教材 プール、海、川それぞれに危険なポイントがあります。ポイントを知識として知り、してはいけない行為や行っては行けない場所を知ることが大切だと思います。 卒業後も海やプール、川といっ

          すぐに使える!効果的なプール指導教材

          ファシリテーション・ボール・メソッド①

          今年5回の研修を受講することになったファシリテーション・ボール・メソッド(FBM)についての学びをまとめさせていただきます。 現在、特別支援学校の知的部門高等部に所属しています。これまでFBMを活用する機会はなかったのですが、姿勢の保持やリラクゼーションに効果があると聞いて、ぜひとも勉強したいと思い、今回全5回の講座を受講することにしました。1回目が終了しましたので第一回目の学びをまとめたいと思います。 〇ファシリテーション・ボール・メソッド(FBM)とは FBMを活用す

          ファシリテーション・ボール・メソッド①

          子供・先生の命を守る防犯訓練のポイント

          ◯実践的な訓練 設立されて10年満たない学校に今年から赴任しました。そして、防犯訓練を運営する担当になりました。これまで、実践的な防犯訓練を実施したことがない学校だったので、今回は不審者侵入を想定して防犯訓練を行いました 不審者役を警察の方が担い、どこに侵入するかわからないという設定で訓練を行いました。 附属池田小学校の事件から学校もセキュリティーが強化されて簡単に不審者は侵入できませんが、万が一の時はたくさんの子供や教職員の命が危険に晒されます。 頻度は少ないが損失が

          子供・先生の命を守る防犯訓練のポイント

          性教育で子どもたちを守る:体の権利、同意、避妊方法を教える 〜特別支援学校知的部門高等部〜

          特別支援学校高等部知的部門で性教育を行いました。今回メインティーチャーとして性教育を担当するのは初めてでした。なので、一から教材研究を行いました。その過程での学びや準備したこと、授業内容を書きたいと思います! ◯授業が始まる前の約束 性教育は大切な話ですが、普段しない話でもあります。特別支援学校に来る子どもたちの中では性に関することにトラウマを抱えている子どもがいる可能性もあります。なので、下記の2点を最初に約束しました。 ・他人が不快になる言葉は言わない ・しんどくな

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          性教育で子どもたちを守る:体の権利、同意、避妊方法を教える 〜特別支援学校知的部門高等部〜

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          特別支援学校1年目教員の弱者の戦略

          Voicyの「木下斉の今日はズバリいいますよ!」のチャンネル内で9月に開校した「ジブン株式会社ビジネススクール」に入学しました。 その第一弾が「弱者の戦略を取り入れよう」ということでした。 私なりに振り返ってみて弱者である私の戦略をまとめたいと思います。 ◯局地戦・接近戦 noteでの投稿を23年5月ごろから定期的に継続しています。 記事投稿の大きな目的は学んだことをアウトプットすることにより、学びを深める。 文章を作成することでアウトプットの力を磨く。将来の自分への

          特別支援学校1年目教員の弱者の戦略

          教師の時短術〜特別支援学校〜

          特別支援学校の学期中は就業時間7:45のうち6時間45分生徒と関わります。そして、残りの1時間は週の半分以上が会議や研修が入っています。残り時間で教材研究や教材作り、その他事務処理、保護者連絡、校務分掌の仕事を行う必要があります。 さらに、教員同士の児童生徒情報の共有も必要となります。 教具作りも突き詰めればいくらでもできます。特別支援学校に来ている子供達の認知能力は子供によって持っている力は千差万別です。ということは必要とする支援は個別で異なります。 全ての子供達が参加でき

          教師の時短術〜特別支援学校〜

          教員が行う医療的ケア

          勤務している特別支援学校では必要があれば医療的ケアを行うことができる学校です。 そのため、医療的ケアを施すことができる資格試験がありました。 教員ができること、できないことは法律で定められています。 教員が医療的ケアを行えることによって、子供との関係性や保護者の負担など、様々なメリットがわかりました。 〇特定行為特定行為というのは、教員が行うことができる医療的ケアのことです。 5つあります。大きく分類するとその中でも2つに分かれます。1つは痰(たん)の吸引です。もう一つ

          子供の自尊感情を支える

          メンタルの不調をきたす要因となる自己肯定感について取り上げたいと思います。 その中でも自尊感情について、参考になる学びがありましたので、その内容をまとめたいと思います。 自尊感情について知ることで言葉かけに対する意識も随分と変わります。 〇自己肯定感は6つの感でできている ①自尊感情  自分には価値がある ②自己受容感  ありのままの自分を認める ③自己効力感  自分にはできる ④自己信頼感  自分を信じられる ⑤自己決定感  自分で決めている。 ⑥自己有用感

          先生の目力

          教師は言葉・教材・黒板・モニターなどを駆使して子供達に様々なことを伝えていく必要があります。 教師は子供たちの学びを最大化するために使えるものはありとあらゆるものを使おうとする意識が重要だと考えます。 その一つとして目の使い方について先日受けた渡辺道治先生の研修で学んだことをまとめさせていただきます。 〇渡す目線と受け取る目線 目の使い方についても効果が2種類あります。 一つ目が渡す目線です。子供たちに目線を通じて与えるための目線です。 この渡す目線には3つの種類があります

          自由作文は難しい

          自由作文は夏休みの宿題の定番です。 私自身、得意ではありません。 例えば、noteの記事を投稿する際も、書き出しや構成など、0から自分で作成していくのはとても難易度が高いです。 だからこそ、人の構成の型を参考にしたり、本を読んで文章が上手く書けるように型を勉強しています。 最初から子供達が自由作文を何の指導もなしに書き上げるのは難しいことが考えられます。 〇『自由』は難易度が高い 自由作文はとても難しいです。経験のない、子供たちにとっては書き出しからどうすればよいのか

          授業を行う上で大切な動機づけ

          授業の中で、子供たちの学びを深めるためには適切な動機づけが欠かせません。 ◯内発的動機づけによって取り組めると学習効果は高まる 学習に取り組む姿勢は大切である。取り組み姿勢は以下のように分類できると考えます。 ①主体的に取り組む ②受動的に取り組む ①主体的に取り組む 取り組む目的を理解し、意欲的に取り組めている状態が考えられます。そして、学習を通じて自らを成長させていこうという意欲を感じることもできます。 ②受動的に取り組む 強制的な力によって取り組まざるを得ないと

          授業を行う上で大切な動機づけ