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『発達障害大全』黒坂真由子さん

みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

今日は黒坂真由子さんの本で『発達障害大全』を紹介します!


この本は外側(専門家)からの視点内側(当事者)からの視点からそれぞれ書かれているのは新鮮でした。
大抵の本は一方からの意見のみです。
双方の視点から見る事で同じ発達障害について書かれているのに、表現は異なります。
支援者の立場にある私としては当事者の方のお話を聞くことで、視野は大きく広がりました!

例えば、内側からの話では感覚過敏のしんどさが想像以上で、さらに環境調整に気をかけてしないとと考えを改めるきっかけになりました。

また、失敗したときに「なんで?」と聞いてしまいがちですが、その原因は当事者にもわからない。
だからこそ、どうアプローチすべきなのか?
こちらからのアプローチの具体策のヒントになりました。

外側からのお話では年代層や障害種別など多種多様な専門家のお話が書かれています。用語の意味や専門的なお話が盛り込まれつつその方のご意見もあるので基本知識とともに専門家の方こその視点も学ぶ事ができます。

お薬を出すにあたっての判断の難しさなど、当事者だからこその苦慮を知れます。

当事者の苦慮と支援者の苦慮を双方から学ぶ機会となりました。双方の表現方法は違っても向かっている方向は一致していることも実感としてあります。いかに方向性とプロセスをお互いにすり合わせてあるんで行けるか?そういった調整する力も身に着けていきたいと思います。

オススメの一冊です!

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