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自己紹介を他己紹介風にしてみる
どうやらnoteでは自己紹介記事を書く人が多いらしい(?)
noteを始めて約1か月。私も自己紹介をしてみようと思う。
ただ、普通の自己紹介をしても面白くない。ここは一つ、「セルフ他己紹介」のような形で、私の人物像を浮かび上がらせてみたい。
以下では、私が「他人からよく言われる言葉」を思いつくままに挙げていき、それぞれ解説を加えていく。
セルフ他己紹介①真面目
小さいころからことあるごと
デヴィッド・ボウイの写真展in京都に行ってみた(+隠れた名曲紹介)
デヴィッド・ボウイが一時期(80年代初頭)京都に住んでいたのは、ファンの間では有名な話だ。自宅を構えていたわけではなく、あるアメリカ人の東洋美術家の家に滞在していたようだが。
当時、京都の正伝寺で焼酎のCM撮影のロケを行っており、「京都の飲み屋で目撃した」とか「喫茶店で中学生の英語の宿題を手伝った」といった都市伝説(?)も残っている。
その京都滞在時に、写真家の鋤田正義がボウイを撮影した「プラ
【レビュー】『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』金間大介著―なぜ若者は「いい子」になった?―
「最近の若者は素直で大人しくて真面目な子が多いなあ」
こんな感想を抱く人は多いのではないだろうか。
「キレる10代」と言われ、大人から恐れられたかつての若者の姿は、今やほとんどない。
一見喜ばしいことのようにも見えるが、本当にそうなのか?
素直で大人しい若者たちには、何か重大な問題があるのではないか?
問題とまではいかなくても、どこか違和感を覚える年長世代も多いと思う。
本書を読むと、そ
『13歳のハローワーク』に絶望した14歳のあの日
20年近く前、『13歳のハローワーク』(村上龍著)という本が話題になった。130万部を売り上げる大ベストセラーとなり、多くの学校でも採用されたそうだ。学校で読んだ記憶はないが、当時、いつの間にか我が家の本棚に紛れ込んでいた。
今、なぜか(?)本書が手元にあるので、初めて読んだときを振り返ってみたい。
世の中をあっと言わせたい。でもやりたいことがない中2病患者当時の私は14歳。『デスノート』の影
【レビュー】『今日は寝るのが一番よかった』吉田靖直著 ―能ある怠け者は苦しむ―
能ある怠け者は苦しむこの本を読んだ率直な感想だ。
才能がなかったら、ここまでの苦しみ方はしなかったはずだ。とっくの昔に現実と折り合いをつけ、どこにでもいる「普通のグータラ青年」として生きていたのだろう。
著者の吉田氏は違う。どうしようもなくだらしない人間だが、才能を隠しきれていない。文才や発想が尋常ではないのである。
自分の持つ才能で到達可能な最大限の成功と、どうにもうまくいかない現実とのギャ