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夜中にならないと本気で文章を書けない症候群

あれやこれやと雑文を書いて糊口をしのいでいる私だが、致命的な欠点(?)がある。

夜中にならないと本気で文章を書けないのだ。
もちろん、日中も仕事はしているのだが、自分の全体重を乗せた文章を書く気が起きない。

そのため、比較的淡々と書き進められる仕事をやるようにしている(もちろん、だからといって手を抜いているわけではない)。

一方、頭をフル回転させないと書けないものは夜にとっておく。
いや、「とっておく」というより、単に後回しにしているだけなのだが。

とにかく、難易度の高い書き物は、昼間に手を付けられないのである。
手を付けたとしても、すぐに集中力が途切れてしまう。

結果的に、夜中に書き進めることになる。

元外交官で作家の佐藤優氏は、「夜の文章には魔物が潜む」とどこかで書いていた(気がする)。
その感覚はよくわかる。

夜になると、何か得体のしれない力が湧いてくるときがあるのだ。

そのタイミングを逃さないようにして、一気呵成に書き上げる。
実は今日も、さっきまでその状態だった。

夕方から書き始めたのだが、なかなかはかどらない。
ノートにアイディアや大雑把な構成を書くところまではできた。

しかし、そこから先がなかなか進まない。

いつの間にかYouTubeを観て時間を過ごしていた。

「このままだとまずい!明日までには書かないといけないのに」

そう思った頃には、すでに夜10時過ぎ。
いったんコンビニに行き、おにぎりを買ってきて腹ごしらえをする。

さらに風呂にも入って気持ちを切り替える。

ついでにコーヒーも飲み始める。
すでに深夜だというのに。

ようやく気合が入った。
ここから一気に書き上げる。
YouTubeも一切観なかった。

一通り書き終え、推敲もおおよそ終わったときにはすでに午前2時。

だが、実はここで終わりではない。
先に書いた通り、夜の文章には魔物が潜む。

感情がたかぶるため、文章が荒れやすいのである。
だから、いつも一晩寝かせてから、再度推敲するようにしている。

こうすると、ある程度文章に抑制をきかせられるようになるからだ。

というわけで、早く寝た方がいいのだが、「スイッチ」が入っているのでなかなか寝付けない。

というか、書き終えて気が抜けたので、酒を飲んでぼけーっとしていたのだが、なぜか再びスイッチが入ってしまったのである。

そんなわけで、午前4時にこの記事を書いている。
こんな生活を続けているので、生活リズムはめちゃくちゃである。

ただ、不思議なことに、昔より今の生活の方が調子がいい。
毎朝6時に起きていた公務員時代の方が、だるさを感じていた。

朝型か夜型かでいえば、たぶん夜型なのだろう。
だが、規則正しい夜型でもない。

眠くて早く寝るときもあれば、スイッチが入って徹夜することもあるからだ。

日の出とともに起き、暗くなったら寝るのが本来の人間の生活リズムなのかもしれない。

しかし、世の中には、「夜の魔物」の力を借りずにはいられない人間もいるのである。

さすがにもう寝よう。

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