自己紹介を他己紹介風にしてみる
どうやらnoteでは自己紹介記事を書く人が多いらしい(?)
noteを始めて約1か月。私も自己紹介をしてみようと思う。
ただ、普通の自己紹介をしても面白くない。ここは一つ、「セルフ他己紹介」のような形で、私の人物像を浮かび上がらせてみたい。
以下では、私が「他人からよく言われる言葉」を思いつくままに挙げていき、それぞれ解説を加えていく。
セルフ他己紹介
①真面目
小さいころからことあるごとに「真面目」と言われてきた。ただ、これまでの人生で、勉強や(公務員時代の)仕事を「真面目に」やってきた感覚は、正直あまりない。
計画的に物事を進めるのが苦手だ。何事も締め切り直前にならないとやる気が湧かない。学生時代は、テスト直前なのにテスト範囲と関係ない(興味のある)箇所を勉強してみたり、本を読んで現実逃避することがよくあった。人の見てないところでついついサボってしまうこともよくある。
だから、自分を律して、計画的に勉強や仕事をこなせる人がうらやましかった。
「生活のため」あるいは「将来のため」に、目の前のやるべきことをこなすことも、なかなかできない。「いつか、どこか」のことにばかり意識が向いてしまい、「今ここ」に集中するのが苦手なのである。
とはいえ、読書したり勉強したりすること自体は好きなので、表面上は真面目に見えるのだろう。しかし、実のところそれは、単なる「逃避」である。
②「真面目そうに見えるけど実はそうでもないよね(笑)」
しばらく付き合うと、こうした本性を見抜かれることがよくある。
第一印象とのギャップは、プラスに作用することも、マイナスに作用することもある。私の場合、プライベートでは前者、仕事では(残念ながら)後者のパターンが多い。
③いい人
ほかに褒めることがないときに使われる言葉ランキング第一位。私自身が本当に「いい人」かどうかは不明。
④おとなしい
教師や親戚、少年野球チームの監督・コーチなど、子供時代に関わることのあったほぼすべての大人から言われてきた言葉だ。
今は少しだけマシになったかもしれなかったが、小さいころは超絶内気な性格だった。アクティブなことが善とされる現代社会では、あまり良い印象を持たれないのが残念なところ(男の場合は特に)。
「三つ子の魂百まで」というように、この気質は死ぬまで変わらないだろう。
⑤要領が悪い・不器用
これも子供の頃、親や教師など、周りの大人からさんざん言われてきた言葉だ。
同級生は1時間で終わらせられるのに、2時間も3時間も費やしてしまうことがよくあった。おまけに物理的な意味で手先も不器用なので、学校の授業では家庭科や技術が本当に苦痛だった(小学校の家庭科でナップザックをつくったときなど、クラスで最後まで居残って作業していた)。
これだけ要領が悪いと勉強も苦手になりそうなものだ。しかし私の場合、少なくとも中学時代までは割と成績優秀だった。だから自分は頭の出来がいいのか悪いのか、よくわからなった(実は今でもよくわかっていない)。
大人になっても、要領の悪さはなかなか改善していない。そのせいか、公務員時代は仕事がなかなか終わらず、夜中まで一人で残業することもしばしばあった。
⑥思慮深い・考えすぎ
よく言えば「思慮深い」、悪く言えば「考えすぎ」。朝から晩まで(というか夢の中でも)、真面目なことからくだらないことまで、ずっと何かを考えている。
中学時代の部活動で、週に一回、その週にあった出来事や考えたことをノートに書いて提出する課題があった。
適当に2,3行だけ書く同級生もいる中、私はノート一面にびっしり自分の考えを書き殴ることがしばしばあった。
たとえば「人間にとって限界とは何か」とか「校則を破った生徒がなぜ部活に出れないのか」といった問いを立て、足りない頭であーだこーだ自分の考えを書き連ねていた記憶がある。
話し言葉では舌足らずだが、書き言葉になると饒舌になるのはこの頃から変わっていない。
⑦天然・抜けてる
自分ではボケているつもりはないのに、突っ込まれることが多々ある。恥ずかしいと思う反面、若干「おいしい」と思うことも…。
「天然」という言葉で片付けていいのかわからないが、昔は電車やバスで目的地にたどり着くのが苦手だった。
なぜか別の行き先の便に乗ってしまったり、目的地の前の駅で下車してしまったり、通り過ぎてしまったりすることがよくあるからだ(最近は少し改善した)。
公務員時代にも思いっきりやらかしたことがある。
職場に向かうバスに乗ったはずなのに、なぜか山奥の謎のバス停にたどり着いてしまったのである。
もはや遅刻といったレベルではない。戻りのバスが来るのは2時間近く後だったので、電話でタクシーを呼び、5,000円くらいかけて職場に行くハメになった。
当時の上司には半ば呆れられ、半ば本気で心配された。ある同僚の女性からは後日「いじっていいネタかどうかわからなかった」と言われた。
⑧博識
興味が湧いたことは調べてみないと気が済まない。割と色々なことに興味が湧く。そして興味のあることはそれなりに覚えられる。
そのおかげで、いろいろな分野の知識が(広く浅く)身についてしまった。学問なら理系も文系もそれなりにカバーしている。また文系と一口に言っても、経済、政治、歴史、地理、文学など、かなり雑食だ。
さらに音楽や映画、スポーツからマンガなどにも興味がある。
特に同年代から「なんでそんなことまで知ってるの?」と驚かれることがよくあるが、努力して覚えたつもりはほとんどない。
その反面、なかなか「稼ぎ」に直結することを覚えられない。たとえば、資格の勉強などは全くする気が起きないのである。
⑨実は内に熱いものを秘めてそう
こう言われることもたまにある。外に発散するタイプではないだけに、内側でエネルギーをくすぶらせているのかもしれない。10代の頃は特に、自分の中にマグマが溜まっている感覚があった。
だが今はどうだろうか。溜め込みすぎて、いつの間にか冷えきってしまうのは避けたい。
おわりに
こうして書いてみると、「普段は真面目でおとなしいのに、キレると何をするかわからない」、「いつも教室の隅で考え事したり、ノートに何か書いたりしている」みたいな危険な人物像が浮かび上がってきそうだ。
実際の私は、(たぶん)そこまでヤバい人物ではないので安心していただきたい。
結局、何を書きたいのかよくわからない自己紹介になってしまった。こういう人間も世の中にいる、ということだけでも知っていただければ幸いである。
【補足】
実は、これ以外にもよく言われるワードがいくつかある。しかしそれらを紹介すると、いよいよヤバい人物像が出来上がりそうなので自重した。
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