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超常現象に関する本のレビュー集

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超能力、UFO、幽霊などの心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明、魔術など、オカルト的なことに関する本のレビューを集めてあります。
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#超能力

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

 超常現象とは、どんなことでしょうか?
 本書には、例えば、以下のようなことが載っています。

1)占い師のところへ行って、占ってもらったら、自分のことを、ずばずば当てられた! これって、超能力じゃない?

2)うとうとしている時に、自分の体から意識が抜け出して、天井に浮かんでた! これって、幽体離脱っていうやつじゃない?

3)子供の頃、「こっ

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霊をよぶ人たち (ちくま少年図書館 96 社会の本)

霊をよぶ人たち (ちくま少年図書館 96 社会の本)

霊をよぶ人たち (ちくま少年図書館 96 社会の本)

 かつて、山形県の一部にあった、死者の霊と交信する文化を紹介した本です。

 「死者の霊と交信する」というと、恐山のイタコを思い浮かべる方がいるでしょう。イタコも、死者の霊を呼び出して、交信できるといわれます。日本古来の形を伝える巫女【みこ】ですね。
 イタコに相当する者は、昔の日本には、各地にいました。山形県の一部では、それは、オナカマ

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ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

 一九七〇年代の日本に巻き起こった、オカルトブームを回顧した本です。
 当時をリアルタイムで体験した方には、非常に懐かしい本でしょう。一読の価値があると思います(^^)

 そもそも、表紙の絵からして、キています(笑)
 この表紙は、五島勉【ごとう べん】氏の『ノストラダムスの大予言』シリーズのパロディなんですね。このシリーズは、一九七〇年

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アイヌの霊の世界 (小学館創造選書 56)

アイヌの霊の世界 (小学館創造選書 56)

アイヌの霊の世界 (小学館創造選書 56)

 アイヌ民族の精神世界について、解説した本です。信仰や、霊魂というものに対する考えなどですね。

 二〇一三年現在、アイヌ民族について、一般向けに解説した本は、いくつも出ています。
 けれども、本書が出た一九八二年には、そんな本は、皆無に等しい状態でした(^^;
 本書が出た当時、アイヌ民族の文化を知りたいと思っていた方々には、干天【かんてん】の

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謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

 超常現象を、懐疑的に解説している本です。
 というと、何だか、難しそうですね(^^;

 内容は、難しくありません。世の中で不思議に思われている現象の正体を、わかりやすく解説している本です(^^)
 超能力、UFO、心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明といった分野が、取り上げられています。いわゆる、オカルトとか、スピリチュアルとかいわれる分野ですね。

 こう

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謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

 テレビや雑誌やネットには、不思議な話があふれていますよね。
 「心霊写真が撮れた」とか、「UFOを目撃した」とか、「大災害を予知していた予言者がいた」とか。

 こういった話は、わくわくしますね。でも、本当なんでしょうか?
 真実を知りたいと思いませんか?

 そういう方には、本書は、ぴったりです(^^)
 超常現象を「懐疑的」に調査する団体、ASIOSの著作だから

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ストレンジ・ワールド〈PART2〉

ストレンジ・ワールド〈PART2〉

 世の中の「奇妙な現象」を集めた本です。著者は、「奇妙な現象」の研究家として知られたフランク・エドワーズです。

 題名に〈PART2〉とあるとおり、本書は、『ストレンジ・ワールド〈PART1〉』の続編です。〈PART1〉とそろえて読むことをお勧めします。
 でも、〈PART1〉を読んでいなくても、本書は、楽しく読めます(^^)

 この分野では、古典的

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ストレンジ・ワールド〈PART1〉

ストレンジ・ワールド〈PART1〉

ストレンジ・ワールド〈PART1〉

 「科学で解明できない不思議な現象」=超常現象の例を、集めた本です。
 この分野では、古典的な著作です。超常現象がお好きであれば、一度は、読んでみるといいでしょう。

 例えば、「フラットウッズの異星人」や、「人体発火現象」や、「シベリアの大爆発(ツングースカ大爆発)」など、古典的で、有名な超常現象が、ずらりと載っています。

 本書の原著は、一九五九年

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謎解き超常現象 2

謎解き超常現象 2

謎解き超常現象 2

 超能力やUFO、未確認生物、心霊現象といった、不思議な現象について、解説してくれている本です。

 ASIOSという団体が、著者です。ASIOSは、「超常現象を懐疑的に調査する」団体です。肯定的でも、否定的でもなく、「懐疑的」なのが、ポイントです(^^)

 何か不思議な現象が起きた(と聞いた)場合、それを、いきなり全面的に肯定するのも、否定するのも、どちらも、科学的な

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謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

 UFOや超能力、心霊現象といった、不思議な現象の正体に迫った本です。
 オカルトマニアは、ぜひ、読むべきですね(^^)
 そうでない人も、読んで面白くないことはありません。初心者にもわかるように、丁寧に説明されているからです。

 本書を貫くのは、懐疑的なスタンスです。
 「懐疑的」とは、不思議な現象を、頭から信じるのではなく、また、頭から否定するのでもありません。

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呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌

呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌

呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌

 副題にあるとおり、現代のロシアの呪術について、書かれた本です。

 呪術なんて、おどろおどろしいものが、現代のロシアで行なわれているのでしょうか?
 この本を読めば、その答えがわかります。

 とはいえ、その答えは、一口に「イエス」とか「ノー」とかいうものではありません。
 ある人にとっては、答えは「イエス」です。でも、別の人にとって

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オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図

オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図

オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図

 同じ青弓社から出ている『オカルトの帝国』の続編といえる本です。
 オカルトという視点から見た日本社会について、解析しています。

 『オカルトの帝国』は、ほぼ、一九七〇年代の日本に限って、語っています。
 対して、本書は、一九六〇年代から一九八〇年代という、より広い範囲を語っています。

 一九七〇年代の日本は、大変なオカルト・ブームで

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オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

 副題にあるとおり、一九七〇年代の日本社会について、語った本です。
 かすかにでも、当時を覚えている日本人であれば、読んで損はありません。

 それは、単に、「郷愁を呼び起こされるから」ではありません。
 当時を知らない人でも、十二分に読む価値があります。
 なぜなら、現在の日本社会の、「ある一部分」の基礎が作られたのが、一九七〇年代だからです。

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