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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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2022年10月の記事一覧

インクルーシブって、なぁに? 

インクルーシブって、なぁに? 

 SNS散歩を楽しんでいる時に出会ってハートがギュンと吸い込まれたこの本、書店には並んでいないということで紹介されているサイトから申し込んで読了。

 「子どもを分けない場」って、魅力的なワード。人々はこれを見て古いって思うんだろうか、新しいって思うんだろうか。
今時代の最先端は「人を分けること」で、自分や我が子がいかに「勝ち組」の方にいるか、そればかりに心奪われている人も多いかも知れない。
私に

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映画「夢みる小学校」感想

映画「夢みる小学校」感想

 ずっと気になっていたオオタヴィンさん監督の「夢みる小学校」を観てきた。映画の広告にあったのは、「宿題がない、通知表もない学校」「大人も子どももこんな学校に通いたかった」という言葉。
 正直私はあまりにも教育や子育てに近いところにいるばかりに、こういった「特別な」ケースにあまり惹かれない。みんなが憧れること、みんなしたいこと、でも社会が変わらないから仕方ないじゃん、という子育て中の皆さんの声を日々

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これからの教育(私の仮説と確信)

これからの教育(私の仮説と確信)

 私の職業は英語講師だけれど、英語教育と同じくらい研究し続けているのは子どもを取り巻く環境。子育て。教育。
最近風呂場で娘に大発表した私の仮説は、「勉強が出来ない子どもはいない」というもの。誤解を恐れず言うならば、子どもには、否、人には"学びたい欲"がある。学ばなければいけない、のではなく「学びたい」欲。
どうやって食べ物を確保しようか、どうやって食べ物を腐らせずにずっと保存しようか…から始まって

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勉強アレルギー

勉強アレルギー

 私は結構な子どもの頃から、かれこれ40年以上酷い花粉症持ちだ。
そしてこの40年以上ずっと周りの人が私に「これ、食べてみたら」「あれ、いいらしいよ」「あそこの病院が効くらしい」…とアドバイスをくれた。若い内はそうかそうか、といろいろな食べ物や薬を試したり、遠くの病院に行ってみたりしていたけれど。ある日ふと気付いた。

誰かに合う方法が必ずしも自分に合うわけではない、と。

 それからはアドバイス

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たとえ話

たとえ話

 私はたとえ話が好きだ。
自分自身が考える時に、もっと噛み砕いて考えたいとたとえ話をよく作るから。だからかな。私はいつも自分の中に3歳児を抱えていて。
「どうして?」「なんで?」がいつも心の中を占領してる。
だからだろうね。

 それが自分が育児をする時、そして今の仕事に大いに役立つなんて、誰が想像したでしょう?
本当に役立ってる。そして相変わらず私の中にいる3歳児にも、もちろん。

 めちゃくち

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評価地獄の住人たち

評価地獄の住人たち

やり方が強引な方、圧力に頼る方を見ていると、自信がない方が多い。だからこそ、余計に人を寄せ付けない厳しさや説得力のない圧力になって、人を遠ざける。

教育者を追い詰めると、危険。
子どもたちに寄り添うどころか、力任せに動かす方を選んでしまう。そこで育つ子どもたちは苦しそうだ。

まずは大人が周りからの評価から距離を置かないと、自分の評価で潰れてしまう。

特に先生、特に親。

自分がうまくやってい

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相手によって変わる敬意

相手によって変わる敬意

 ALTが言っていたけれど、教育委員会の訪問や、研究授業の見学等、教室に授業の見学に入る時は、アメリカでは最初に先生が「今日はこの先生がこういう事情で入られます」って生徒に紹介して本人もきちんと挨拶するんだって。

 黙って授業中にゾロゾロ入ってくる日本の状況、不思議だって。誰かも知らされず観られるだけ。自分自身は慣れてしまっていたから気づかなかったけれど、言われてみたら改めてこの状況自体、表して

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私の大事なペルソナ

私の大事なペルソナ

 学生時代の私は、どうやら楽しい人だったようだ。中学時代が窮屈だった、とか高校時代がしんどかった、という話をすると決まってかつての同級生に「めっちゃ楽しそうやったのに?」と言われる。私、楽しかったんかな。

 多分私は勝手に自分の学校での役割を「愉快な人」にしたかったんだと思う。実際の私はミステリアスな人に憧れていて、この人をもっと知りたいと思わせる様な人になりたかったけれど。私自身はそれから程遠

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繊細さんに響く"裏メッセージ

繊細さんに響く"裏メッセージ

 私はいわゆる「繊細さん」だ。気付いたのは40代半ば。でも生まれてこの方ずーっと繊細さんとして生きてきた。「繊細」は特徴ではなく短所だと思っていたから、ずっと生き辛かったけれど。今ではこの性質に感謝している。この超敏感なセンサーが感じる「裏メッセージ」に気付くことが出来たから。

 子どもの頃から人の口調や表情、言葉からいろいろなものを感じ取っていた。その人の感情、その人が自分をどう見ているか、そ

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「ごんぎつね」を忘れない

「ごんぎつね」を忘れない

 子どもの頃、勝手に人のことを決めつけて叱る大人が嫌いだった。そんなつもりない、って子どもの立場では言えない関係性を作っておいて、頭ごなしに叱る。とんでもない話。

 しかし大人になってみて、その大人の事情もわかる様になってしまった。大人としての責任を背負い過ぎている時こそ、その状況に陥りがちだ。大人を背負い過ぎている人は、子どもからバカにされないか、なめられないか。いつもドキドキしてる。そして、

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Don't stop thinking.

Don't stop thinking.

 小学校英語、4年生の教室。今日のトピックは文具。Do you have ...?という表現がキーフレーズで、それに伴い文具の単語を学ぶ。
 私は補助の英語講師だから、英語的指導を請け負っている体。日本語は極力話さず音声教材でいて欲しい、という立場ではあるが「英語教育専門」としてそこにいるならば、私にはもっと伝えておかなければいけないこともある。誤解されがちだが、語学は音声や表現、語彙だけではない

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