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心に響いたnote

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心に響いた書き手さんの記事をまとめています。ジャンル問わず。
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記事一覧

かわいい人にかわいいと言うのは、僕としては結構ありえない

かわいい人にかわいいと言うのは、僕としては結構ありえない

(このエッセイは微妙にではありますが前回のエッセイと繋がっています)

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 移動教室の夜は、どうして好きな人の話になるんだろう。
 中2のときもそうだった。僕は口を割らなかったが、2つ隣の布団で寝ていた同級生は僕と同じ人を好きだと言った。彼は騒がしくもなければ静かでもない、嫌われてはいないがモテてもいない、つまりは普通の中学生だった。
 会話はヒソヒソと続き、就寝時間を軽くすぎた頃、

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鬱について6歳の娘と話す

娘が保育園で仲のよい子のお母さんが鬱らしい。
とても気づかい屋で、いつも笑顔なお母さん。

前から、急にそっけなくなる時期があるので、もしかして嫌われてるのかな?
それか調子悪いのかな?と、気にはなっていた。
 

夏休みくらいからしんどいんです最近娘がその子(Aちゃん)の家に遊びに行きたがってる。
「Aちゃん家にもシルバニアファミリーがあるから、合わせて一緒に遊びたい!」らしい。

「お母さんに

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キャプテン翼でメチャクチャになってしまった人間の話

キャプテン翼でメチャクチャになってしまった人間の話

キャプテン翼。このタイトルを見て、人は何を思うでしょうか。
ある世代の方々にとっては、イノセントな記憶。ある方にとっては青春の破片。そしてリアルタイムからはぐれた者たちにとっては「ぼんやり知っている、ボールが友達である少年の物語」という認識ではないでしょうか。私にとってはそうでした。主人公のキャラクターはうっすら知っているけれど、詳細なお話までは知らなかった。

しかしその淡く牧歌的な印象の物語に

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ダメな奴を笑いたい

スーパーですれ違い様に「山口達也ダメだなぁ~」
と、おじさんの会話が聞こえてきた

テレビがない私も知ってる。
スマホにわざわざお知らせがきたから。

「ほんとビックリしたわ!反省してないのかな?」
と一緒にいたおばちゃん。

いや、してるでしょ、反省。

依存症なんだろな。。
私もお酒は止めれるけど、
甘いものもずっと食べちゃダメなったら
いつまで続けれるかな?
こっそり、ちょっとだけって食べち

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1本の糸と、そこから生まれる編み物の魔法

1本の糸と、そこから生まれる編み物の魔法

かれこれ3年近く、編み物をしています。

思えば小学生の時、友人に教わってかぎ編針を使って猫耳の帽子を編みました。あの時使ったかぎ針はどこへ行ったのだろう。それ以来、編み物をした記憶はありませんでした。

けれど、ノルウェーに住んでいたとき、特に肌寒くなってきた頃から、いつも通っていた職場近くの毛糸ショップが妙に気になりだしたり、カフェに行ったり、あるいはバスや地下鉄に乗っていると、ちょっと編み物

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【文学】文学が発生する泉とは何か?

文学が発生しやすい
シチュエーションがある、らしい。
エッセイスト須賀敦子が 
川端康成に言われたアドバイスを
読んだ時にそう感じました。

須賀さんは、
20代でイタリアに渡り、
ミラノのキリスト教左翼活動の
一翼を担う小さな書店で働き、 
その経営者の一人と
幸せな結婚生活を送ってた。

それが、ある日突然、
イタリア人の夫が
病気で亡くなってしまう。
あまりに突然過ぎて、
須賀さんは立ち直れ

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たとえば、すべてをできなくなる日がやってきたとしても

たとえば、すべてをできなくなる日がやってきたとしても

看護師って大変な仕事だよね

と、言われることに関しては
以前もこちらに書いたのですが

その中でもトップオブ大変
言葉に出さないにしろ
最もやりたくない仕事だと思われるのが

シモの世話。

だいたいの人は、我が子ならまぁ許す。
親のはやりたくないけど
やらなきゃいけないなら仕方なく。
他人のは死んでもイヤ!
という感じでしょうか。

仕事とはいえ
よくそんなことできるね…
わたしだったら死んで

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差別を見て思うこと

差別を見て思うこと

みなさんは差別って受けたことありますか?

この世の中には残念ながら性差別、人種差別、国籍差別、障がい者差別…などなど多くの差別がいまだに存在しています。

私は父親が在日韓国人で母親が日本人の日韓ハーフです。

日本社会ではいわゆるマイノリティな訳ですが、ありがたいことにFace To Faceで直接大きな差別を受けたことは未だにありません。

しかし、ネット上、特にSNSではしょっちゅう在日コ

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晩婚家庭に生まれて

晩婚家庭に生まれて

働き方や生き方が多様になって、ある程度歳を重ねてから結婚する人も増えてきた。

実際、私はもういい年齢で、大学の同級生たちには「きみに結婚願望なんてあるの? 絶対ないでしょ」と笑われる。こういう選択肢を臆せず選べる時代になった恩恵に甘えて、徒らに日々を過ごしている。

人生訓を述べる資格はない。でも、「今後、子どもを持ちたいな」という人に向けて、ある記録を残しておこうと思う。

晩婚家

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文通Nagomi

文通Nagomi

受刑者の方との文通ボランティアをしている。
きっかけは…なんだったろう。

裁判傍聴がおもしろい、と知人に聞いて、いつものただの好奇心と体験したい病が出て行ってみたのだった。
わりと、違反薬物依存が多いように思った。想像以上にドラマだった。リアルだらけだった。
あんな風に、いろんなこと開示されるのか…私だったらアレだけで辛い。家族のこと、人間関係、来し方など……見終わるといつも、生きること、人生に

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うちの子のパンツ、知りませんか?

うちの子のパンツ、知りませんか?

ある日、お風呂に行く前に息子のズボンを下ろすと、見知らぬパンツがそこにはあった。

パンツが違う真っ黒いボクサーブリーフのそのパンツは、見たこともないシロモノだった。

わずか4歳にして、
パンツを脱いで、違う人のパンツを履いてくる状況を体験してきた我が子。

もし、妻と夫の関係なら、これは間違いなく浮気の証拠である。

私と息子は婚姻関係を結んでいるわけでは無いが、他人のパンツを平然と履いてくる

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#97 反対意見しか釣れない

#97 反対意見しか釣れない

くそー、めちゃくちゃ悔しいです。自分の力不足も十分わかっていますが、起業の話を大人にすると、ことごとくみんなに反対されます。まだ早いとか、会社を作ることの責任の重さがわかってないとか、なんでボランティア団体じゃダメなんだとか。悔しくて涙が出ました。母には、相手を納得させられるだけのものがなかったと言われるし。悔しいです。

そして、母と話してわかったのは、私自身の悩みが共感が得られにくいことだとい

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落合博満の理屈からぼくが勝手に学ぶこと

落合博満の理屈からぼくが勝手に学ぶこと

落合博満の『バッティングの理屈』(ダイヤモンド社)を少し読んだ。まだ途中。今日のnoteは、そこで気づいたこと、考えたことを書いていく。

-自分の仕事を定義する
この本を読んでまず驚くのは、落合が何度も「バッティングとは」と、バッティングの定義をしなおしていることだ。

・打者の仕事は(略)飛んでくるボールを、いかに正確にとらえるかである(p.36)
・バッティングとは、長い腕で長いバットを持っ

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RADWINPS野田洋次郎のツイートはなぜ許されるべきではないか?いまさら聞けない優生学・優生思想の基礎・基本! ※拡散希望!

RADWINPS野田洋次郎のツイートはなぜ許されるべきではないか?いまさら聞けない優生学・優生思想の基礎・基本! ※拡散希望!

※私のnoteでは、最近の潮流である「障がい者」という語ではなく、敢えて「障害者」の語をそのまま使います。「障」は「さわる」と訓読みし、「さわる・さしつかえる」という意味がある漢字です。本質的には「障」も「害」も似たような意味です。形式より実質・想いが重要と考えます。ご理解ください。では始めます。

RADWINPS野田洋次郎の以下のツイートが大きな批判を浴びています。

※削除されるかもしれない

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