優生思想

尊厳死と社会保障

つい先日、自称医師がネットで知り合ったALS患者に薬物を投与し、嘱託殺人罪の容疑で逮捕された。これに関し、ネット上では尊厳死や安楽死を日本で認める契機であるというような論調が一部で支持を得たが、優生思想に繋がるとして痛烈な批判を受けた。

確かに日本では尊厳死・安楽死が認められておらず、このことに議論を尽くすこと自体は有意義であるかもしれない。では、この事件を契機にすることの何がどう問題であったの

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ちょっとした絶望

そろそろ高齢者層に感染が波及してくる兆しが見えてきたからかな。

人命か経済かって、若者だけの感染で高齢者が安全であればいうまでもなく経済をとっていたということだろう。まあ、若者は感染してもあまり死なないしね。

若者に感染が拡がればどうしたって高齢者層に感染が波及することは避けられない。そうなると、高齢者は重症化しやすいので不幸な転機を辿る者も増えてこざるを得ないだろう。これは理の当然である。

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サンキュー!
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選民思想、それな

野田洋次郎の「優生思想」ツイートに端を欲したネット上に溢れる洋次郎バッシングに見られるのはここで指摘されていること。

【優生思想=ナチスがやった=悪】

という定式からスタートした記述が横行して、「優生思想」が身の回りに溢れていることを無視して「自分は清廉潔白です」という強い思い込みを感じる。そこに知的誠実さの欠片も無い。

だいたい、今現在「優生学」「優生思想」のGoogle検索で上位に来るサ

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(ღ˘ㅂ˘ღ)
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相模原事件について介護職だった自分が当時思ったこと(下)

<最初>

<前回>

今回は、ちょっと感情的に受け付けないだろう部分があると思います。介護士として働いていた時感じた率直な思いも含めて書いているからです。

介護職に就いた理由

 上、中と書いてきた事が介護とは関係ない話でしたが、今回で、ようやく介護職の話をします。僕が介護に転職したのは、新卒の会社があまりにブラックだった事、そして奨学金返済をするためでした。介護職というと、給料が安い、休みが

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新型肺炎所感(20200801)末はコロナ禍、優生か

れいわ新選組から日本維新の会まで、コロナ禍の日本で優生思想がにぎやか。基本的に医師と当人(とその家族)の問題である尊厳死の尊厳に、生に優れた人たちが侵入してくる、その前に。

「オレが収めた税金で、生きるに値しない奴を生かす必要なんかないだろ?」という考えはわかる。私もそう思う。
ただし、それが私や私の愛する人達でなければ、の話ね。
でその「生きるに値しない奴」も「私」であり、その「私」を愛する人

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【本】2020年7月のまとめ

今月からひと月ごとに読んだ本のまとめを行っていきたいと思います。

今月が最初で最後にならないように頑張りたいです。。。

私は年100冊を目標にしています。今月は久しぶりに10冊以上読むことが出来ました。新書など軽く読める本も多かったからだと思います。ではかる~く一言くらいでまとめていきます。

今月の本一言レビュー

「三体」劉 慈欣

→中国発のSF超大作。異星人との交流という壮大なスケール

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イェ~イッ!
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大月書店通信*138号(2020/7/30)

「大月書店通信」第138号をお届けいたします。

戦後75年の夏。当時10歳だった方はいまや85歳を迎えます。戦争体験者に体験を語っていただくには負担がいっそう重く大きくなっています。

2008年から全国各地を手弁当でまわり、みずから制作した原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」を読み継いできた「夏の会」の女優さんたちも、高齢化には抗えず、昨夏で12年間の公演活動に終止符を打ちました。
最後の公演に際し

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社会が育てた不寛容

アスリートのDNA(遺伝子)についての言及が元で、「無自覚の優生思想が広まっている」との話題が持ち上がっているのを見た。私は元教育関係職従事者として「個人の特性を大切にする」という観点で、この問題を取り上げようと思う。

書き終わってからアレなのだけど、「のび太が不快なものを消しまくったら地球上に自分一人だけになってしまい、退屈で、最後には途方に暮れた」という話を思い出した。「拡大解釈し過ぎ」と思

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「もう無理、死にたい」…ALS患者嘱託殺人事件に医師が思うこと(美馬達哉)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74431?page=5

「健康な人の場合は自殺防止のための啓発や努力が重要としながら、病者・障害者の場合は「死ぬ権利」の問題として考えるとすれば、差別的な二重基準ではないか。」

政治が命を選別するとはどういうことか?

選別はすでにおこなわれている

 そもそも私たちはすでに選別を受けている。冒頭の図をご覧いただきたい。日本の政治は長らく少子化対策には消極的だったため出生率は減少の一途を辿っている。とりわけ氷河期世代は第三次ベビーブームの牽引役となるはずだったが卒業年が不況と重なり希望通りの就職ができず、雇用も不安定だったため家庭を築くことはおろか結婚もしていないという人が他の世代に比べて多い。これはこの世代の遺

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