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アニメ×社会問題をテーマに毎日1000文字で述べていきます。 どんなアニメにも、社会問…

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アニメ×社会問題をテーマに毎日1000文字で述べていきます。 どんなアニメにも、社会問題への入り口はあると信じています。

最近の記事

監獄学園から考えるブラック校則

アニメで考える社会問題 本日は「監獄学園」を通してブラック校則について考えていきましょう。 「監獄学園(プリズンスクール)」は2015年に放送されたアニメで、東京郊外で共学化されたばかりの元女子校に入学した5人のダイン姿勢との学園生活を描きます。 舞台である私立八光学園はもともと、首都圏で有数の進学実績と厳格な規律で知られる全寮制の高校でしたが、漫画内で2011年4月に共学化しました。 しかし、その比率は驚異の女子1016人に対して男子5人で、男子が極めてマイノリティーで

    • 先輩がうざい後輩の話から考えるワークライフバランス

      アニメで考える社会問題 本日は「先輩がうざい後輩の話」を通してワークライフバランスについて考えていきましょう。 「先輩がうざい後輩の話(以後先うざ)」は、「しろまんた」先生がTwitter(現X)に上げていた漫画が原作のアニメで、会社で働く少しガサツだが面倒見の良い先輩である「武田晴海(たけだはるみ)」と、武田をうざいと思いつつも好意をよせており、しかし素直になれない後輩の「五十嵐双葉(いがらしふたば)」の関係を描きます。 アニメでは原作の一部が使われており、前述した武田

      • 氷菓から考える古典不要論

        アニメで考える社会問題 本日は「氷菓」を通して古典不要論について考えていきましょう。 本作は米澤穂信著の小説である「〈古典部〉シリーズ」を原作としたアニメです。 何事にも極力関わらない「省エネ主義」の高校一年生、「折木奉太郎(おれきほうたろう)」は姉の命令で廃部寸前の古典部に入部します。 そこで同じ一年生の「千反田(ちたんだ)える」と一緒に、彼女が持ち込む身の回りで起こる不思議なことを奉太郎と共に解決しようとします。 実は私、この作品を読んだことが無いのであまり詳しく内容

        • 天元突破グレンラガンから考えるハラスメント

          アニメで考える社会問題 本日は「天元突破グレンラガン」を通してハラスメントについて考えていきましょう。 「天元突破グレンラガン」は2007年に放送されたアニメであり、全4部構成のロボットものになります。(劇場版は2部構成) 地下で暮らすジーハ村の少年「シモン」は、いつものように得意な穴掘りをしていると、光る小さなドリルと巨大な顔を見つけます。 その巨大な顔は「ガンメン」と呼ばれるロボットであり、小さなドリルはそれを起動させるためのキーでした。 そこから彼と彼の兄貴分である

        監獄学園から考えるブラック校則

        • 先輩がうざい後輩の話から考えるワークライフバランス

        • 氷菓から考える古典不要論

        • 天元突破グレンラガンから考えるハラスメント

          推しの子から考えるコンテンツ産業に頼る韓国

          アニメで考える社会問題 本日は「推しの子」を通してコンテンツ産業に頼る韓国について考えていきましょう。 推しの子は、推していたアイドルの子供に転生した2人の主人公が展開する物語です。 地方の産婦人科医師「ゴロー」はアイドルグループ「B小町」のセンター「星野アイ」の大ファンでしたが、ある日、彼のもとにアイが双子を身ごもった妊婦として目の前に現れたのです。 しかし、アイの出産の直前、ゴローは突然は何者かに刺され死亡、アイの子供「星野愛久愛海(ほしのアクアマリン 通称:アクア)」

          推しの子から考えるコンテンツ産業に頼る韓国

          電波教師から考える多様化した社会

          アニメで考える社会問題 本日は「電波教師」を通して多様化した社会について考えていきましょう。 電波教師は2015年に放送されたアニメで、学園で起きる様々な出来事を斬新な価値観で主人公が解決していく物語です。 主人公の「鑑(かがみ)純一郎」はもともとニートのオタクでしたが、妹によって無理やり高校の非常勤講師にさせられ、嫌々教師としての人生をスタートします。 純一郎は自称「YD(やりたいことしかできない)病であり、やりたいこと以外は基本的に行わないライフスタイルを貫いていまし

          電波教師から考える多様化した社会

          宇宙戦艦ヤマトから考える宇宙進出

          アニメで考える社会問題 本日は「宇宙戦艦ヤマト」を通して宇宙進出について考えていきましょう。 「宇宙戦艦ヤマト」 ストーリーは知らなくても、あのでっかい戦艦は皆さん思い出せますよね? 先に波動砲が搭載されているあのヤマトです。 モデルは勿論、第二次世界大戦中に活躍した日本至上最大の大型戦艦「大和」です。 モデルである大和は戦時中に沈んでしまいましたが、今でも根強いファンが大勢います。 一方、宇宙戦艦ヤマトは14万8千光年先の星である「イスカンダル」に行くことを目的に建造され

          宇宙戦艦ヤマトから考える宇宙進出

          エヴァンゲリヲン新劇場版から考えるヴィーガニズム

          アニメから考える社会問題 本日は「エヴァンゲリヲン新劇場版」を通して菜食主義について考えていきましょう。 「エヴァンゲリヲン新劇場版(以後エヴァ)」は「新世紀エヴァンゲリオン」をベースとした完全新作の劇場アニメであり、「序」・「破」・「Q」、「シン」の4部が公開されました。 謎の生命体である「使徒」に対抗する組織「特務機関NERV(ネルフ)」に呼び出された少年「碇シンジ」が「汎用人型決戦兵器 人造人間 エヴァンゲリオン」に搭乗し戦う姿が描かれています。 深掘りするとキリが

          エヴァンゲリヲン新劇場版から考えるヴィーガニズム

          イナズマイレブンから考える薬物

          アニメで考える社会問題 本日は「イナズマイレブン」を通して薬物について考えていきましょう。 イナズマイレブンは2008年に発売されたゲームが原作のアニメで、主人公「円堂守(えんどうまもる)」がチームメイトと共に様々な困難を乗り越え、大きな目標に向けて日々を過ごす超次元サッカーアニメです。 イナズマイレブンの大きな特徴として、キャラクターたちが必殺技を使った派手な戦いだと思います。 「ゴッドハンド」や「ファイヤートルネード」など、名前映えする必殺技が多数あり、見ていてとても

          イナズマイレブンから考える薬物

          プリキュアから考えるフェミニズム

          アニメで考える社会問題 本日は「プリキュア」を通してフェミニズムについて考えていきましょう。 「プリキュア」は、説明するまでもないほど有名なタイトルですよね。 女の子が「プリキュア」に変身して敵と戦うことがテーマです。 2004年に初代に当たる「ふたりはプリキュア」から始まり、放送中の「わんだふるぷりきゅあ」まで約21年間続いており、それぞれに何かしらのテーマを混ぜた内容で展開されています。 元々は幼年層の女児をターゲットに展開していましたが、最近は「大きいお友達」や「昔

          プリキュアから考えるフェミニズム

          コードギアス 反逆のルルーシュから考える核兵器

          アニメで考える社会問題 本日は「コードギアス 反逆のルルーシュ」を通して核兵器について考えていきましょう。 「コードギアス 反逆のルルーシュ(以後:ギアス)」は2006年に第1期、2008年に第2期、2019年に劇場版が公開されました。 本作は「神聖ブリタニア帝国」によって占領されてしまった日本で繰り広げられています。 ブリタニアの王子だった主人公のルルーシュが謎の仮面の男である「ゼロ」と名乗り、日本解放のために戦うレジスタンスを取り込んで「黒の騎士団」を作り、ブリタニア

          コードギアス 反逆のルルーシュから考える核兵器

          NEW GAME!から考える年功序列

          アニメで考える社会問題 本日は「NEW GAME!」を通して年功序列について考えていきましょう。 「NEW GAME!」は2016年に第1期、2017年に第2期が放送された、ゲーム会社に入社した主人公の物語です。 主人公の「涼風青葉(すずかぜあおば)」は高校を卒業後、ゲーム会社である「株式会社イーグルジャンプ」に入社し、グラフィッカーとし友好的なチームメイトと、憧れだったキャラクターデザイナー兼キャラ班リーダーの女性、「八神コウ」の部下として働くことになります。 そこでなれ

          NEW GAME!から考える年功序列

          リコリス・リコイルから考える自衛

          アニメで考える社会問題 本日は「リコリス・リコイル」を通して自衛について考えていきましょう。 「リコリス・リコイル」は2022年に放送された完全オリジナルのアニメです。 犯罪を未然に防ぎ、人知れず平穏な日々をもたらす秘密組織「DA」の支部である和カフェ「喫茶リコリコ」の店員で、その秘密組織のエージェントである「リコリス」としての顔を持つ二人の少女「錦木千束(にしきぎちさと)」と「井ノ上たきな」が様々な事件に立ち向かう姿が描かれています。 「リコリス」は孤児の女子が「DA」

          リコリス・リコイルから考える自衛

          じょしらくから考える伝統芸能

          アニメで考える社会問題 本日は「じょしらく」を通して伝統芸能について考えていきましょう。 「じょしらく」は2012年に放送された日常系のアニメで、5人の女子落語家のなんでもない会話の発展を見る話でございます。 「蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい)」、「防波亭 手寅(ぼうはてい てとら)」、「波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ)」、「空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう)」、「暗落亭 苦来(あんらくてい くくる)」のなんとも変わった名前の、個性豊かな5人が繰り

          じょしらくから考える伝統芸能

          けいおん!から考える表現の自由

          アニメで考える社会問題 本日は「けいおん!」を通して表現の自由について考えていきましょう。 けいおん!は2009年に第1期、2010年に第2期、2011年に劇場版が公開されたバンド系アニメです。 部員が0人になってしまい、廃部寸前の桜が丘高校軽音部に集まった4人の女子高生を描いた作品で、活動内での日常的な雰囲気や特徴的な楽曲が売りとなっています。 途中から一人増え、5人での活動になります。 個人的にはアイドルマスターと並ぶ、キャラが歌う系のアニソンの火付け役になったアニメ

          けいおん!から考える表現の自由

          はたらく魔王さま!から考える外国人雇用

          アニメで考える社会問題。 本日は「はたらく魔王さま!」を通して外国人雇用について考えていきましょう。 「はたらく魔王さま!」は第1期が2013年に、第2期が2023年に放送されたアニメです。 異世界「エンテ・イスラ」で魔王として君臨していた「サタン」と従者の「アルシエル」は、勇者「エミリア」に追い込まれ、東京の笹塚に降り立ち、フリーターの「真奥貞夫」と居候の「芦屋四郎」として質素な生活を送り始めるところから話が奧はじまります。 真奧はエンテ・イスラに戻る方法を探しつつ時に

          はたらく魔王さま!から考える外国人雇用