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プリキュアから考えるフェミニズム

アニメで考える社会問題
本日は「プリキュア」を通してフェミニズムについて考えていきましょう。

「プリキュア」は、説明するまでもないほど有名なタイトルですよね。
女の子が「プリキュア」に変身して敵と戦うことがテーマです。
2004年に初代に当たる「ふたりはプリキュア」から始まり、放送中の「わんだふるぷりきゅあ」まで約21年間続いており、それぞれに何かしらのテーマを混ぜた内容で展開されています。

元々は幼年層の女児をターゲットに展開していましたが、最近は「大きいお友達」や「昔プリキュアを見ていた大人になった人」も巻き込めるような展開が見受けられます。
具体的には、キャラデザを幅広い層に受け入れてもらえるようなものにしたり、人気声優を起用したりなどですね。
しかし、シリーズ事で異なるジャンルを採用していてもプリキュアの本質は変わっておらず、「女の子はこうあるべき」という固定観念を廃し、「多様性」を広めることを基本的なコンセプトとしております。
確かに、初代のプリキュアの基本の戦闘スタイルは殴る・蹴るがメインですし、衣装も白と黒と、女児の好きそうなカラーであるピンクを主としていないのは当時でもかなり革新的だったかと思います。

では、本題に入りましょう。
巷ではフェミニストによる女性の立場の主張が度々散見されています。
もっとディープな場所だと、X(旧Twitter)ではフェミニストの中でも更に過激な「ツイフェミ」がいます。
フェミニストは、日夜女性の権利と男女平等、そして多様性を得るために発言を繰り返しています。
こと日本においては、2016年に女性活躍推進法が施行され、女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を目指すために活用されています。
また、数十年前には男女共同参画社会基本法や男女雇用機会均等法が施行されており、女性が活躍できるような環境が構成されました。
実際、私の周りでも多くの女性が就職し、社会で活躍しております。

しかし、一部のフェミニスト、もっと言えばツイフェミはここで満足しません。
「女性の性的搾取」をひどく嫌悪しております。
「性的搾取」とは、ザックリ言うと、女性の身体的特徴等を用いて商売するなということです。
販売はもちろん、広告塔で女性を用いるのも言語道断です。
最近ではリアルの女性に限らず、イラスト等の性的搾取も問題視しており、一部の広告がツイフェミによって荒らされました。
ここで問題なのは、「フェミニストの意見は女性全体の意見だ」と一部のフェミニストは誤認しており、都合の悪い意見を完全にカットしている点です。

前提として、性的搾取は女性の身体的特徴を表現したものすべてを指すわけではありません。
アイドルや女優のように、進んで自分の身体的特徴を活かして仕事をしている人もいるわけですし、女性向けのオシャレなファッションも、女性の魅力が出るように制作されています。
これらをすべて性的搾取と表すと、ドラマには男しか出てこなくなりますし、AVもゲイビデオだけになってしまいます。
そんな世紀末、誰が望みますか?
私は嫌です。

勿論、女性の権利が完全に確立しているわけではありませんし、体格や性格の差からどうしても就ける職にも差があります。
しかし、ここで大事なのは適材適所を知ることです。
女性に筋肉を使う作業は限界がありますし、男性が助産師になることはできません。
完全な「平等」を求めると、それはそれで互いが困ることを理解しなければなりません。
しかし、そんな中でも変化が起きています。
男のプリキュアが誕生したように、元々男性の仕事だったものが女性にも、女性の仕事が男性にもされるようになりました。
それは平等になったのではなく、「公平」にチャンスが入るようになったということですね。

最後に、私は過激なフェミニズムは男女平等ではなく女性優位を求めるように感じます。
それは更なる男女の溝を深める行為であり、受け入れられないことを理解するべきです。
今どきの男性は女性を下に見ることはありませんし、逆に女性が上だとも思っておりません。
一男性の意見として、表明させていただきます。

今回はここまで。
次回もよろしくお願いします

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