明智紫苑

信頼出来ない語り手です。色々とかなり面倒くさい変人(自称)ですが、よろしくお願いします…

明智紫苑

信頼出来ない語り手です。色々とかなり面倒くさい変人(自称)ですが、よろしくお願いします。 https://avaloncity-stories.jimdofree.com/ https://avaloncity-central-park.blog.jp/

マガジン

  • ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊

    「四面楚歌」と書いて「ピエールとカトリーヌ」と読む! 最強三冠馬コンビの書評漫才集です。主に『アヴァロンシティ図書館(+視聴覚室)』では扱わない物件を材料にします。Quora、netkeiba、メインブログ『Avaloncity Central Park』にも記事を掲載しています。本の内容次第では『不適切万冊』というタイトルになります。

  • アヴァロンシティ図書館(+視聴覚室)

    不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑のおバカ書評! ついでにボヤキ! 読む読まないはあなた次第です。 当シリーズは、書評だけでなく、音楽や映画・演劇・舞台芸術などについての感想も載せていきます。 一部の記事は、『小説家になろう』や個人サイト『Avaloncity』、ライブドアブログ『Avaloncity Central Park』などにも掲載しております。

  • Avaloncity Dolls

    私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑のオリジナルキャラクタードールの記事を集めたものです。彼らは私の自作小説シリーズ『Avaloncity Stories』の登場人物たちです。

  • カバレロドラドの胡蝶の夢

    人語を解する馬の数奇な夢物語。彼は本当は何者なのだろうか?  小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、ライブドアブログ『Avaloncity Central Park』、個人サイト『神聖半可通帝国』にも掲載しています。

  • 紫苑のおもちゃ箱

    私、不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑の、とりあえず様々な物事を集めてみました。個人サイトやメインブログなどの記事を転載しています。 https://avaloncity-stories.jimdofree.com/ https://avaloncity-central-park.blog.jp/

最近の記事

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「信頼出来ない語り手」明智紫苑のプロフィール

🍎1971年12月10日生まれ(ピンクレディー世代のおばちゃんです)。 🍏北海道釧路市出身。長年石狩市で暮らし、現在は札幌市在住。 🍎ハンドルネームは本名ではないが、一字本名と共通している。別に明智光秀のファンという訳でもないが、光秀に対しては多少の判官びいきはある。 🍏中学時代からの『ファイブスター物語』ファン。 🍎色気より食い気。 🍏プロフィール画像は、セキグチmomokoドール「しらゆき」のカスタム。  色々とかなり面倒くさい変人(自称)ですが、よろしくお願いします(

    • ディープインパクトとオルフェーヴルの不適切万冊 第6回 白土三平『バッコス』

       劉邦「こりゃめでてーな」  韓信「あちゃー!」  オルフェーヴル「ディープ先輩、『今昔物語』のカブ」  ディープインパクト「オルちゃん、やめなさい」  オルフェ「まだ何も言っていないも同然じゃないですか?」  ディープ「言ったも同然でしょ? 君の言う『今昔物語』のカブは要するに下ネタなんだから」  オルフェ「まあ、そうなんですけど、仮に俺がカブに(ピー!)して、(ピー!)に(ピー!)させたら、ケンタウロスでも生まれるんでしょうか?」  ディープ「だから、やめなさい」  オ

      • インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第9回 安西篤子『洛陽の姉妹』

         韓信「十面埋伏!」  オルフェーヴル「うまいフグの毒!」  インリン「今回は中国史ものの短編集ね」  アーモンドアイ「はい、安西篤子さんの『洛陽の姉妹』(講談社)ですが、そのうち最初と次が春秋戦国時代の趙氏一族の話で、次が劉邦さんの奥さま呂雉さんの話で、その次が曹操さんと曹丕さん親子の話で、最後が表題作です」  インリン「趙氏といえば、『Avaloncity Stories』第一部のフォースタス・チャオさんのご先祖様でしょ?」  アモアイ「はい。フォースタスさんは趙の武霊

        • インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第8回 フランチェスカ・リア・ブロック『少女神第9号』

          【AARON - フェイス】  インリン「アイちゃん、息子さんのデビュー決定おめでとう」  アーモンドアイ「ありがとうございます。何とかデビューにこぎつけて良かったです」  インリン「アロンズロッド君の名前って、イクイノックス君にも負けず劣らず凝った命名ね」  アモアイ「はい。旧約聖書の故事に由来するものです。私の名前にあるアーモンドからの連想です」  インリン「下手に多神教絡みの名前をつけるよりもかっこいいね。それはさておき、今回の本はアメリカの女の子向けライトノベルだけ

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        「信頼出来ない語り手」明智紫苑のプロフィール

        • ディープインパクトとオルフェーヴルの不適切万冊 第6回 白土三平『バッコス』

        • インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第9回 安西篤子『洛陽の姉妹』

        • インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第8回 フランチェスカ・リア・ブロック『少女神第9号』

        マガジン

        • ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊
          23本
        • アヴァロンシティ図書館(+視聴覚室)
          90本
        • Avaloncity Dolls
          60本
        • カバレロドラドの胡蝶の夢
          4本
        • 紫苑のおもちゃ箱
          13本
        • アヴァロンシティ地球史博物館
          0本

        記事

          金色の暴君舞姫宮本すばる ―曽田正人『昴』『MOON』―

          【Sylvie Guillem's final performance "Bolero”】 《馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ(塚本邦雄/『感幻樂』)》  私はメインブログなどで何度となく『ウマ娘』版オルフェーヴルの人物像に対する不満をぶちまけているが、そんな私にとって史実のオルフェーヴルのイメージにより近いと思える一人の女性キャラクターがいる。曽田正人氏のバレエ漫画『昴』並びに続編『MOON』のヒロイン、宮本すばるである。  まるで、ギリシャ神話

          金色の暴君舞姫宮本すばる ―曽田正人『昴』『MOON』―

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第7回 小谷真理『ファンタジーの冒険』

           私は明日、胃カメラ検査を受けますので、しばらく投稿出来ない可能性があります。  インリン「今回はSF・ファンタジー評論家の小谷真理さんの『ファンタジーの冒険』(ちくま新書)という本だね?」  アーモンドアイ「はい。純文学系作品を主な対象にしている文芸評論家の斎藤美奈子さんにとっては対象外のジャンルですね」  インリン「斎藤さん? その人がどうかしたの?」  アモアイ「斎藤さんは『もののけ姫』や『ハリー・ポッター』シリーズをボロクソに非難していましたけど、理解不能な物事に対

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第7回 小谷真理『ファンタジーの冒険』

          真夏の女神

           とりあえず、当人の誕生日に間に合った。うっかり忘れていたのね。  身長168cm、股下90cm、空色の目に、プラチナブロンドの髪。この記事の美女は、私のライフワーク『Avaloncity Stories』のメインヒロイン、アスターティ・フォーチュン(Astarte Fortune)の人形である。詳しくは別の記事で書くが、彼女は私の美神である。少なくとも90年代には、彼女の原型は出来上がっていた。ただし、『Avaloncity Stories』という作品世界のタイトルは今世

          真夏の女神

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第6回 バラージュ・ベーラ『ほんとうの空色』

          【Madonna - True Blue】  インリン「今回はハンガリー出身の作家さんの作品ね」  アーモンドアイ「はい、ハンガリーの作家バラージュ・ベーラさんの『ほんとうの空色』(岩波少年文庫)です。ハンガリーの人たちの苗字は東アジア圏の多くと同じく、個人名の先に出てきます」  インリン「主人公の男の子は母親がシングルマザーの洗濯屋さんで、親子揃って苦労人だけど、主人公は家業の手伝いのためにまともに宿題を出来ないから、罰としてさらし者にされているのね」  アモアイ「ハッキ

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第6回 バラージュ・ベーラ『ほんとうの空色』

          『カバレロドラドの胡蝶の夢』4.大海にきらめく胡蝶の夢

           苻堅、中国・五胡十六国時代の前秦の第3代皇帝。383年に淝水の戦いで東晋軍に惨敗した。2年後、予後不良。  俺がもし仮にあのレースの後、予後不良になっていたら、俺は「馬版苻堅」と呼ばれていただろう。よりによって、あのレースの再現が今年の初夢かよ? 縁起でもねぇな。  そう、今は新年を迎えたばかりの真冬。見学客はほとんど来ない。この時期の北海道日高に来る旅人は、暖かい季節と比べると稀だ。  春になれば種付けの時期だ。それまでは英気を養うべし。  G1レース6勝の偉業よりも、

          『カバレロドラドの胡蝶の夢』4.大海にきらめく胡蝶の夢

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第5回 イーディス・ネズビット『砂の妖精』

          【久保田早紀 - 異邦人】  インリン「この本は英国児童文学ね」  アーモンドアイ「はい、日本のTVアニメ『おねがいサミアどん』の原作になった小説で、英国の作家イーディス・ネズビットさんの代表作『砂の妖精』(福音館文庫)です」  インリン「主人公の兄弟姉妹たちはネズビットさんの子供たちと同じく、男の子3人に女の子2人ね」  アモアイ「英語圏なので、『お兄ちゃん』『お姉ちゃん』という呼び方はしませんので、読んでいるうちに兄弟姉妹たちの年齢順が分かりにくくなりますね」  インリ

          インリンとアーモンドアイの不定期万冊 第5回 イーディス・ネズビット『砂の妖精』

          「祖先崇拝」への憎しみ

          【2023年 ジャパンカップ(GⅠ) イクイノックス【カンテレ公式】  私はイクイノックスの最後のレースの圧勝をグリーンチャンネルの生中継で観た時は、あまりにも強過ぎて笑った。しかし、約半年後にYouTube動画で改めて観たら、「強いを通り越して怖い」「強過ぎて気持ち悪い」という、やや否定的な感覚になっていた。私は明らかに、当時より精神状態が悪化していた。なぜか?  多分、あるYouTube動画のコメント欄に「競馬好きは優生思想との親和性が高い人が多そうだ」というコメントが投

          「祖先崇拝」への憎しみ

          始まりの黄金と、終わりの黄金?

           私が覚えている最古の夢の話である。幼い私は夢の中で死に、大好きだった祖父にまで見捨てられ、自分自身の葬式の様子をながめていた。私の魂は、かつて祖父と住んでいた家の隣りにある空き地の上を飛んでいた。金色の空気が輝く春の暖かさの中、蝶になったかのような魂は、孤独に漂っていた。  そして、50代に入ってからの私は、あの『ウマ娘』を経由して競馬に興味を持つようになったが、私自身はある夜、奇妙な夢を見た。  私は前述の子供の頃の夢と同じく、札幌市内を低空飛行でさまよっていたが、ある工

          始まりの黄金と、終わりの黄金?

          Orfevre The Golden Tyrant

          【Diamanda Galas - Double Barrel Prayer】 “Invidia et homicida voluntas mea est.”  私がメインブログなどで何度となく書いてある通り、『ウマ娘』版オルフェーヴルとは私がこの世で最も憎んでいる二次元女子である。しかし、私は彼女の外見(意外と高い身長やイメージ通りの細身のスリーサイズの設定も含めて)「だけは」好きなので、彼女に対して「ケバいオバハン」呼ばわりするアンチ連中は嫌いだ。  私はどこぞやの勘違

          Orfevre The Golden Tyrant

          今時の女性の非婚願望の重大な理由の一つに「自分の居場所である自室を得られない事態に対する恐れ」があると私は思う。

          今時の女性の非婚願望の重大な理由の一つに「自分の居場所である自室を得られない事態に対する恐れ」があると私は思う。

          黎明に叛くもの、アラクネの心

          《北米トヨタ自動車セクハラ訴訟事件(ほくべいトヨタじどうしゃセクハラそしょうじけん)は、2006年(平成18年)、北米トヨタ自動車で社長アシスタントを務めていた日本人女性(42歳)が、前年に同社社長(当時)大高英昭(65歳)からセクシャルハラスメント(セクハラ)を受けたとして、同社や同社長などを相手取って総額1億9,000万ドルの損害賠償請求訴訟を提起した事件である。》(ウィキペディアより引用)  伍子胥や商鞅の種付け料がオルフェーヴルと同じくらいならば、円卓の騎士ランスロッ

          黎明に叛くもの、アラクネの心

          杞憂のオルフェーヴル

           さっき、グリーンチャンネルで宮城谷昌光氏がゲスト出演している番組を観たけど、私の希死念慮は杞憂だった。とりあえず、宮城谷先生がオルフェーヴルのファンだという証拠はなかったので、私自身は「同担拒否による憤死」をする必要はなかった。数日前は割腹自殺用の日本刀の値段をインターネットで検索してみたけど、とても私ごときに買えるような値段ではなかったので良かった。  その代わり、私が思い浮かべる理想的な「ウマ娘版オルフェーヴル」のイメージであるヒロインが登場するバレエ漫画『昴』とその続

          杞憂のオルフェーヴル