必死に考えた意見はぶつけないほうがいい
何かと対立の多い青春時代だった。
親を含む大人たちと口論になることが多く、そしてほとんどの意見を足蹴にされてきた。高校生当時の嫌いな言葉は「思春期だから」と「まだ若いから」。必死に考えた意見が聞き入れてもらえないのがそんな理由なのもまた、悔しくてしかたなかった。
「こっちは5まで考えて4がいいって言ってるのに、そっちは2までしか考えてないで2しかないって言ってるじゃんか!」
いつもそう訴えた。
経験に差はあれど、思考力が今より劣ってたとは思わない。けれどいくら言葉を尽