#97 反対意見しか釣れない
くそー、めちゃくちゃ悔しいです。自分の力不足も十分わかっていますが、起業の話を大人にすると、ことごとくみんなに反対されます。まだ早いとか、会社を作ることの責任の重さがわかってないとか、なんでボランティア団体じゃダメなんだとか。悔しくて涙が出ました。母には、相手を納得させられるだけのものがなかったと言われるし。悔しいです。
そして、母と話してわかったのは、私自身の悩みが共感が得られにくいことだということです。私の悩みは、人口比率でみると数%の人しか体験しないことだと言われました。ほとんどの人は、私の経験した辛い気持ちがわからないそうです。けれど、私はその経験を生かして、同じような子供たちの気持ちを拾い上げたいと思っています。
具体的にいうと、授業中じっと座ってられない、椅子をぎっこんばったんしている、爪ばっかり噛んでいる、授業は上の空、みんなに合わせることができないように見えている子供たちの抱える孤独感です。私も、授業中はずっと足をバタバタさせていたり、爪を噛んでいたり、引き出しを出したりしまったり、椅子のぎっこんばったんはもちろんのこと、とにかく学校と言う場所がつらかったんです。知っている内容をずーっと聞いてなきゃいけない授業もつらかったし、子供はこうあるべきだと枠に子供をおさめようとする先生に対しても、反発心を持っていました。蛍光灯が反射して黒板は見えないし(視覚過敏)、まわり音がうるさすぎて高架下にいるような感覚だし(聴覚過敏)。いじめ以外にも学校に行きたくなくなる要素があるってことを、大人はわかってくれない。
母に言われたのは、「大人が敷いたレールに乗れない子もいる」ということです。あぁ、それが私かと思いました。けれど、自分でレールに乗らないことを選択できるのはとても勇気があると思う、とも言われました。母も学校には行きたくなかったらしくて、時々親には言わないで休んだこともあったそうです。けれど、レールに乗らないなら自分で道を探さなきゃいけないし、勉強だって強制されないから自分でやらなきゃいけない。勉強は好きだからまぁいいんだけど。
母は絶対に私のやることに反対しないって思っているので(母なりに、ここにたどり着くのに葛藤はあったらしい)、私はとても恵まれているんだと思います。母以外、起業に賛成だよって言ってくれる人は、ほとんどいません。賛成だよって言ってくれる人も、もしかしたら冗談半分かもしれません。だから行動で見せるしかないと思っています。
父と一緒に作った机。私の仕事場です。というか、研究室なんですが。本当はここにデスクトップのパソコンを置きたいと思っています。この机は横幅が180cmあって、ベッドの下に設置しています。これ以外に、勉強机がありますが、そこは蚕を育てる場所になっています。
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