しゅんたろ@ふていき

noteは好きなものを書いて好きなものを読む所。 いつ書くかは気分次第だから不定期だよ…

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noteは好きなものを書いて好きなものを読む所。 いつ書くかは気分次第だから不定期だよ。 noteのフォロバ率が低いので、Twitterで交流したいです☺️気が向いた方はどうぞ↓↓↓ Twitter : https://mobile.twitter.com/syuntaro06

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いつか、あなたの助けになればいい

「むすこちゃん。そこはね、むすこちゃんの大事なところだから、他の人に見せちゃいけないし、触らせてもダメなのよ」 膝をかがめ、目線を合わせ、わざとらしくしかめっつらをして。 しかし怒ってない、とアピールするために高めで穏やかな声色。 そうしてゆっくりと、4歳の息子に話しかける。 それは、息子がパンツからちょっと飛び出たソレを、更に引き出そうとつまみ上げ、かつ「まま、みてみて!」と嬉しそうに声をかけたからだ。 このぐらいの年齢の男の子は、自分についているソイツが大好きだ。

    • 葬別の年

      ぽとりぽとりと、椿の花が落ちるように知っている人が次々と亡くなった。 夫の祖父、祖母、私の祖母に、お世話になっていた大先生。 どの人も90を越える高齢で、流行りの病ではなく寿命が尽きたとの診察だった。 そう至るまで、少しずつ、少しずつ弱っていく姿を目の当たりにして、「もう危ないから」「もうすぐかしら」なんてコソコソと噂して、口先だけの「こんなにしっかりしてるんだからまだ大丈夫よ」と言うのを何年も繰り返していた。 突然亡くなった訳では無く、私はそれなりに心の準備ができてい

      • 私が無痛分娩を選んだ理由

        6/10 多分人生最後の出産をした。 私はこの出産を、麻酔を使用して出産時の痛みを軽減する「無痛分娩」にしようと最初から決めており、結果望み通りの出産になった。 先進国では多く取り入れられている麻酔を使用しての無痛分娩という出産方法は、日本では全出産の6%程度と言われている。 それ故、名前は知っているが実際どうなんだ?と疑問に思う人も多いだろう。 無痛分娩と言っても、病院によって取っている形式は様々だ。 〇呼吸法、精神予防法(ラマーズ法)、アロマテラピー、水中分娩…といっ

        • 「怖くなくなるまで、背中を押して」

          我が家の4歳の息子は『怖がり』だ。 正確には、4歳になってから「怖い」と、何かする前に二の足を踏むことが多くなってきた。 例えば、 ・エスカレーターが怖い ・滑り台が怖い ・自転車の下りが怖い 3歳までは普通にできていた事なのに何故?と、親の私は首を傾げてしまう。 「どうして?今までできてたじゃない」 「でも、怖い…」 そこから頑として動こうとせず、事態が膠着するというのがもうずっと続いている。 親の私は、焦った。 これは、アレだ。 完全に私の言葉のかけ方が良くな

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        いつか、あなたの助けになればいい

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        • 母になっての私の話
          31本
        • コンテスト応募用
          9本
        • 祖父の話
          6本

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          ケンカ下手くそ番長

          私はケンカが下手くそだ。 しょっちゅう怒ってはいるのだが、それで何か解決した事がない。 例えば、先日の休日。 家族で公園に行った時、タイミングを逃して昼食を食べれなかった。 時と共に増す空腹感。 はしゃぐ幼児。 風の冷たさがしんどさを増してきた頃、ようやく飲食可能な休憩所にまだ遊びたらない用事を誘導でき、さて大人も何かお腹に入れよう、となったのは15時半だった。 「ねえ、何か食べるもの買ってきたら?」 「……………」 夫はこだわりが強い。 私が何か気を利かせて買っ

          ケンカ下手くそ番長

          お節で知る、母の愛

          皆さま、あけましておめでとうございます。 書き納めができなかったので、書初めをしています。 2020年は、どんな年だったかと言われると、何とも変化の多い年でした。 それは、きっと世界中のどの人も感じた事なのでしょう。 そんな年の終わりに何をしていたかというと、おせちを作っていました。 31日の朝からスーパーに行き、お節とお年取りと、元旦の夕飯の買い出しをし、そこから作り始めるという暴挙。 忙しすぎた。でも、「正月っぽいことした」という謎の達成感。 もしかしたら。 もしか

          お節で知る、母の愛

          「俺、コロナ」にうんざりしたの

          「俺、コロナかもしれない」 平日。 4歳の息子を叩き起こし、寝ぼけ眼の口にパンを突っ込み、ようやく着替えさせ、さあ保育園へ出発…というところで、朝の忙しい時間を悠々と寝て過ごし寝室から抜け出してきた夫が、額を抑えながら深刻そうに告げる。 まあ、そう言うだけあって心なしか顔色も悪い気もするし、覇気も無い。 しかし、そんな深刻な報告をされた妻である私は「ふーん」とだけ呟き、息子と共に玄関に向かう。 私にとって、夫の「俺コロナ」より、息子の保育園送迎の方が重要度が高いのだ。

          「俺、コロナ」にうんざりしたの

          7回目の、メリークリスマス

          煌びやかなイルミネーション。 ごちそう。 ケーキ。 わくわくしながら寝て、いつもより早く起きる朝。 クリスマスは、そんなふわふわした綿菓子みたいな「幸せ」なイメージと直結している。 それは、いつの時代でもそうなようで、生まれて3年目にして、初めて「サンタクロース」というものを認識した我が子は今、絶賛サンタクロースブームだ。 「しゃんたさん!!」 街のあちらこちらに飾られているサンタを見つけ、目を輝かして逐一教えてくれる様子は、去年とは全く違うもので。 子どもの成長は

          7回目の、メリークリスマス

          【よみがえる遺産】いつか、あなたの助けになればいい

          バトンを受け取ってから、全然PCに向き合えず、今更ながらの公開です💦 受け取ったバトン企画はこちら 11/12までの企画なので、私でアンカーにさせていただきます^^ ****** さてさて、一番読まれたnoteは何?というこの企画、とっても盛り上がっていましたね!! 最近はnoteもtwitterもお休み気味なので、私の所までは回ってこないよな~なんて思っていたら、回ってきてとても嬉しいです^^ バトンを回してくださったのは水野うたさんです。 うたさんのnoteは、

          【よみがえる遺産】いつか、あなたの助けになればいい

          君の書く、7色の手紙

          4歳の息子は今年の6月から保育園に通っている。 顔見知りのいない園にいきなり放り込まれた彼の重圧は計り知れないが、幸い、元々人懐っこい彼に友達ができるには、それほど時間を要さなかった。 ただ、一人っ子な上に、それまで男の子の友達しかいなかったので、クラスの女の子と今ひとつ馴染めていないようで、出てくる名前も、男の子の名前ばかりだ。 まあ、それは仕方ないかもしれない。 教室に入っていきなり、「エンダァぁぁあ!!!」とホイットニーヒューストンの代表曲を叫ぶ男に好んで近寄る女子

          君の書く、7色の手紙

          保育園児に「勉強」は必要?RISUきっずを使ってみて

          我が家には、4歳の保育園児の男の子がいます。 今年の6月から通い始めて早4ヶ月。 慌ただしいばかりの生活も落ち着いてきた今、考えるのは将来のこと。 とは言っても、小学校受験の予定は無いので、外部の「塾」のような本格的な場所に通わせる予定は無く、家庭での幼児教育で何か無いか探していたころ、 RISU Japan株式会社様から、使用してみませんか?とお声がけを頂きました。 この記事を読んでもしご興味があれば、「一週間お試しキャンペーン」クーポンをご活用頂ければ幸いです。(通常

          保育園児に「勉強」は必要?RISUきっずを使ってみて

          己の腐海を覗いた私たちは、ガーデンプレイスを未だ知らない

          みなさんは、『耳掃除』をどのくらいの頻度でやっているだろうか。 昨今の風潮では、耳掃除は中までやるなと言われてる。 私もそれに倣って、外側は掃除するものの、中までの掃除はせいぜい2週間に1回程度だ。 さて、なぜそんな私が今、耳掃除の話をしているかと言うと、最近、耳掃除専門店に行ってきたからだ。 きっかけ どうして、耳掃除専門店(以下、イヤーエステ)に行ったかというと、今年の夫への誕生日プレゼントがコレだったからだ。 夫に、「外食いく?」と聞けば、小食の夫は「うーん」と

          己の腐海を覗いた私たちは、ガーデンプレイスを未だ知らない

          満月の夜は、"一千億人分の一"の孤独と奇跡をかみしめて

          例えば、今朝読んだ新聞を思い出してみる。 それは、記者が「過去から現在に至る人類の総数」について読者から質問をされたが、答えがわからず頭を悩ませた結果、著名な本から引用した、という内容だった。 〈時のあけぼの以来、およそ一千億の人間が地球上に足跡を印した〉とある。数字の当否は見当もつかない。 勿論前後には色々書いてあったのだが、最近特にポンコツになった頭で明確に思い出せるのはこの一文くらい。 年々、記憶容量の目減りは著しいが、今はそれを嘆いているわけではない。 注目し

          満月の夜は、"一千億人分の一"の孤独と奇跡をかみしめて

          フレディに憧れた”ぼっち"は、地獄の「ウォーリーを探せ」を生成した

          1日早いけれど、#呑みながら書きました に参加しようと思い、noteを立ち上げています。 前夜祭ね。長いよ。長いから読みに来てくれた人も呑みながらでいいと思う。 ぶっちゃけ言うと、今この時点ですごく眠い。 途中で寝てしまうかもしれない。 けれど寝るわけにいかないのは、私はみなさんに謝らなければならないことがあるからだ。 「なんで謝るのに呑んでるだ?」という疑問を持つのは尤もだ。 私も呑まずにかけたらそうしたい。 この数日、何度も書いても消し、書いても消しを繰り返し、「あ。

          フレディに憧れた”ぼっち"は、地獄の「ウォーリーを探せ」を生成した

          うちの子のパンツ、知りませんか?

          ある日、お風呂に行く前に息子のズボンを下ろすと、見知らぬパンツがそこにはあった。 パンツが違う真っ黒いボクサーブリーフのそのパンツは、見たこともないシロモノだった。 わずか4歳にして、 パンツを脱いで、違う人のパンツを履いてくる状況を体験してきた我が子。 もし、妻と夫の関係なら、これは間違いなく浮気の証拠である。 私と息子は婚姻関係を結んでいるわけでは無いが、他人のパンツを平然と履いてくるという行為に驚愕を隠しきれない母は、浮気された妻の如く、そのどこの馬の骨とも知れ

          うちの子のパンツ、知りませんか?

          諦めの先には、寂しさがある

          窓を開けると、涼しい風が私を包む。 それは、昨日まで当たり前のようにあった夏の暑さなど微塵も無い、「秋」の風だった。 暦通りきちんと秋を告げたこの風は、”寂しさ”に似ている。 もっと厳密にいえば、”諦めた後の寂しさ”に、私は似ている気がする。 子どものころから、私は怠惰な性格で、何かを一生懸命やる前に、自分で「これ以上はできない」と投げ出すことが多かった。 要領が良いというよりは、冷めていた。 『こんなに一生懸命やって、何になるの?』 そんな思いを抱え、ただ息をしてい

          諦めの先には、寂しさがある