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君の書く、7色の手紙
4歳の息子は今年の6月から保育園に通っている。
顔見知りのいない園にいきなり放り込まれた彼の重圧は計り知れないが、幸い、元々人懐っこい彼に友達ができるには、それほど時間を要さなかった。
ただ、一人っ子な上に、それまで男の子の友達しかいなかったので、クラスの女の子と今ひとつ馴染めていないようで、出てくる名前も、男の子の名前ばかりだ。
まあ、それは仕方ないかもしれない。
教室に入っていきなり、「エ
諦めの先には、寂しさがある
窓を開けると、涼しい風が私を包む。
それは、昨日まで当たり前のようにあった夏の暑さなど微塵も無い、「秋」の風だった。
暦通りきちんと秋を告げたこの風は、”寂しさ”に似ている。
もっと厳密にいえば、”諦めた後の寂しさ”に、私は似ている気がする。
子どものころから、私は怠惰な性格で、何かを一生懸命やる前に、自分で「これ以上はできない」と投げ出すことが多かった。
要領が良いというよりは、冷めていた。
いつか、「やり直したい」と思う日が来る
最近、息子を怒るときにハッとすることが多い。
今まで、息子を怒るとき、とにかく息子の動きを止めることを重視していた。
なので、「コラ!」「だめでしょ!!」「やめなさい!!!」
と言った、短いフレーズを肺に溜めた酸素と共に一気に吐き出す。
というのも、活発に動き始めた幼児というのは、とにかく「命の危険」にまっしぐらに走っていく。
そして、親の言葉に耳を貸さない。
お前majiで馬耳東風
命の危
子どもへの「性教育」のすゝめ
昨日、こちらのnoteをアップしたところ、オススメをして頂いたりと、反響が大きかったです。
オススメしてくれたのがどちらも男性というのも、感慨深かった。
当時、同じ性別の「大人」にさえ理解されなかったのに、違う「性別」から理解されるという経験は、noteで書かなければ得られなかったもので、
「ああ。書いてよかった」と心の底から思えました。
この場を借りて御礼申し上げます。
さて、昨今、子育て
いつか、あなたの助けになればいい
「むすこちゃん。そこはね、むすこちゃんの大事なところだから、他の人に見せちゃいけないし、触らせてもダメなのよ」
膝をかがめ、目線を合わせ、わざとらしくしかめっつらをして。
しかし怒ってない、とアピールするために高めで穏やかな声色。
そうしてゆっくりと、4歳の息子に話しかける。
それは、息子がパンツからちょっと飛び出たソレを、更に引き出そうとつまみ上げ、かつ「まま、みてみて!」と嬉しそうに声をか
いつだって、夢は甘く現実は苦いもの
「たぴおかみるくてぃーがのみたい」
唐突に息子が言ったのは、三月も半ばも過ぎようという頃。
暖かい日も続き、桜も綻びそうなこの時期。
春の陽気に誘われて、お散歩がてらショッピングセンターに行き、『ちょっとお腹すいたからここでお昼食べよ』などと話しながら、フードコートの片隅にて腰を落ち着けた時だった。
その言葉に、思わず目の前にいた夫と顔を見合わせる。
タピオカミルクティーと
あなたの中をのぞきたい
ひな姉が始めたマガジンがとても素敵で、思わずnoteを書いてしまった。
(まさに垂涎もののマガジン)
他の人が何持ってるかって、なかなか聞きにくい。
だって、開けたら、そこには「その人自身」が入ってる。
かわいい、カッコいい、おしゃれ、シンプル。
そんなバッグにまるっと自分を包んで外にお出かけするのだ。
何を得て、何を捨ててきているのか。
端的に現れているのが、その中身。
い
ムスコのために走る夜
その時、私は夕飯の支度をしていた。
その間、息子はしまじろうのDVDを見ていた。
それはいつもの日常だった。
何の変わりもない、いつも通りの時間。
「ままー」
DVDに夢中なようで、呼ばれるのはいつものこと。
なので調理の手は止めずに、「はいはーい」と返事をする。
大抵はそれだけで満足する。
姿が見えないことへの不安がふと心を掠めるせいかな、と思い、それがどこか嬉しく思
失敗デートと息子と贈るばーすでーそんぐ
夫は私たちが世界で一番好きだ。
私たち、というのは息子と私のことである。
常々「君ら2人がこの世からいなくなったら、俺はもう生きていけない」と言い、息子の一挙手一投足に目尻を下げる。
そんな彼は、10月11日が誕生日だ。
妻である私は、日頃の感謝を込めて、息子を保育園に預けてランチに行こうと誘ってみた。
要は、おデートのお誘いだ。
気恥ずかしい思いを隠しながら、「10月11日、仕事休