鬱について6歳の娘と話す

娘が保育園で仲のよい子のお母さんが鬱らしい。
とても気づかい屋で、いつも笑顔なお母さん。

前から、急にそっけなくなる時期があるので、もしかして嫌われてるのかな?
それか調子悪いのかな?と、気にはなっていた。
 

夏休みくらいからしんどいんです

最近娘がその子(Aちゃん)の家に遊びに行きたがってる。
「Aちゃん家にもシルバニアファミリーがあるから、合わせて一緒に遊びたい!」らしい。

「お母さんにいつ行っていいか聞いて!」とねだられ、週末遊びに行っていいかラインしてみる。

「その日ダメなんです」

なんとなくいつもより素っ気ない返事。
どうしたんだろ?気のせいかな?

「今週末はダメなんだって?」 

「じゃあ次は?その次は??」

娘はAちゃん家に遊びに行く気まんまんだ。
さっきの素っ気なさが引っかかり
「その次もその次も用事があるんだって。」と、Aちゃんのお母さんには聞かず、娘には返事しておく。

しばらくして、娘がシルバニアを箱や袋に詰めはじめた。
「Aちゃん家に持ってく用意してるんだぁ~♪」
と、楽しそう

え!?いつ行く話になってんの?
あれから2週間くらい経ってるし、もう一度聞いてみる。

「ごめんなさい、今調子が悪いんです。子どもの気持ちに応えてあげれなくて、ごめんなさい」
と、ウチがしつこいので、正直に応えてくれた。

あの素っ気ないのは、嫌われてた訳じゃないんだね。。
それはひと安心だけど、鬱だったのか。。
子どもいたら大変だろなぁ。ツライなぁ。。

「調子悪いのにしつこくごめん!
何回も断るのつらかったよね!ごめんねー!
私も気にしないから、本当に気にしないでね!
この先いくらでも遊べるんだし!
無理せずゆっくりしてね」

と伝えた。

娘に鬱を伝えるべきか否か

さて、娘になんて言おうか?

「Aちゃんのお母さんに聞いてくれた!?」

「ん、今週土曜日も都合悪いみたいよ。」

「えー!じゃあ次は?その次は?」と、引き下がらないので、仕方なく正直に伝える事にした。

「Aちゃんのお母さん、今しんどいんだって。
だからお母さんが元気になってからにしよう。」

「ふーん。そうなん。
じゃあ明日お迎えの後は?」

「いや、Aちゃんのお母さん、園にお迎えは元気に来るかもしれんけど、本当はしんどいねん。
Aちゃんの前でも、心配させないように元気にしてるかもしらん。
でも本当はしんどいねん。
Aちゃんには言わんといてね。心配するかもしらんし。

人って身体は元気でも、心がしんどくなる事もあるねん。
青ちゃんが遊びに来たい気持ちに応えてあげれなくてごめんねって、お母さん謝ってたよ」

「青ちゃんは、心元気だよ?」

「そやな、毎日いっぱい遊んで楽しくしてるから元気やね。
青がまたAちゃん家に遊びにいきたい!って言ったら、Aちゃんのお母さん、また青の気持ちに応えてあげたいけど、そうできないのがツラくなってしまうねん。
だから、お母さんが元気になるまで、遊びに行きたいって言わず待ってあげようか?」

「うん。わかった!」

「青はそんな気持ちになった事ない?なんか暗い気持ち。
今日はお家にいてゆっくりしたいなって」

「あるよ!かあちゃんのお腹にいる時そんな気持ちやった」

「え?お腹の中で?」まぁそれはヨシとして。。「その時どうしたん?」

「楽しかった時の事を考えたよ。そしたら楽しい気持ちになってきた。」

へぇ~!6歳ってもうそんな事言えるんだね!?

「そうかぁ。Aちゃんのお母さんも楽しかった事思い出せるといいなぁ
夏休みに青とAちゃんで川に行った事とかさ」

「びわこも!
人の形みたいなのが流れてきてビックリしたのとか!」

「あぁ~あれ!服が流れてきたの、人に見えておもしろかったなぁ~笑
そんなん思い出して楽しい気持ちになれたらいいなぁ。」

「じゃあ楽しい事いっぱいしたらいいね」

「そやなぁ。そしたら元気でいられるね。」

本当そうだね。
真理だね。

鬱の事、伝えるか迷ったけど、
6歳ってもう充分受け止めれるんだね。
ちょっとビックリした。

Aちゃんのお母さんが自分のタイミングで元気になれるの待っていよう。


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