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ウイルスで死ぬのではない 生まれてきたから死ぬのだ
本願寺からポスターが届きました
浄土真宗本願寺派では,「本願寺新報」という宗門の新聞があり,月3回発行されています。私の所属しているお寺でも定期購読しております。このポスターは,本願寺新報の7月1日号に印刷されていたものです(本願寺派の公式webページから,データがダウンロードできます)。みなさんはこのポスターをご覧になって,どうお感じになるでしょうか?
お聖教をひらくこのポスターの文章の出典
墓じまいにはお金がかかる?離檀料問題は本当に存在するのか(1)
明らかに法外な金額である今日から6月になりました。気が早いかもしれませんが,お盆やお彼岸の時季になりますと,こうした記事をしばしば見かけるようになります。
お寺の境内地にあるお墓をたたむ,いわゆる「墓じまい」をすると高額な「離檀料」を請求された,というものです。上の記事でいえば,みなさんはこの1000万円というのをご覧になって,どうお感じになるでしょうか?
離檀料ってなに?私の所属しているお寺
僧侶は世間知らず?(5)僧侶ならおさえたい社会問題
前回の続き前回のnoteでは,「世間知らず」の「世間」とはなんなのか,世間知らずにならないようにするためにはどうすればよいかについて,考えていることを書かせていただきました。
・「世間」というのは多くの場合民間企業を指す
・世の中は広すぎる。世間をすべて知ることなどできない
・わからないことは正直に「わからない」と言う
私は,僧侶に求められている「世間を知る」というのは,今世の中で苦しんでいる
僧侶は世間知らず?(4)お寺や僧侶も世間の一部
前回の続き前回の記事では,苦労をして何が得られるか,どうしたら苦労したといえるのか,ということについてお話させていただきました。
・だれもがすでに大なり小なり苦労している。人に認めてもらわなくてよい
・苦労は必要ない。しなければならないのは努力
・苦労しても何も得られない。マイナスの方が大きい。だからこそ苦労した人は「意味があった」と自分に言い聞かせる
繰り返し申し上げておきますが,苦労を自ら
僧侶は世間知らず?(2)常識を身につけるために
前回の続き
前回の記事では,「僧侶は世間知らずだ」という声があがっていること,僧侶にはしばしば「常識」「苦労」「世間を知る」ことが求められるということを書かせていただきました。そして,「常識」「苦労」「世間」が一体どのようなものかを改めて明確にし,私なりの定義を申し上げました。
・僧侶に求められる常識
①金銭感覚,②人とかかわるときの態度
・僧侶に求められる(?)苦労
多くの場合,仏教やお寺以外