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みたにノ戯言

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『いつもの日常を、とても素晴らしいことの様に書く。』 ”みたにノ戯言“のコンセプトは、小さな発見、気づきや、可笑しな事柄を描く事。 今まで見えていたものが、全く違って見えてくる…
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記事一覧

無作為な思考の産物

無作為な思考の産物

〜みたにノ戯言P.13〜

《キッカケ》

〜7月ある日〜

無作為に考えてみようと思う。

何かテーマが決まっているわけではない。

たまには、100%自分のために書いてもいいかなっと、思ったからだ。

 特に意味はないが、なんとなしに考えを広げて行くと、うっすら思っていた事が見えてきて、頭の中の整理になったり、やりたいことが見えたりしてくる。

僕は結構気に入っている。

そんな所が産物なので

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みたにノ日常

みたにノ日常

〜みたにノ戯言.12〜

みたにノ日常について紹介した。

が、実際に調べても検索には引っかからず、インスタとnote内でしか出てこないことに気付いたので、こういうタイトルで書こうと思う。

内容は日常と言いつつ、少し非日常が入る。

実際、文章を書くときは気分は少し非日常的でないと書けない。なので今も実は屋上で満月を見ながらか書いていたりする。

酔いを冷ましているだけなのだが、文章にすると似非

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人生絶望計画

人生絶望計画

〜みたにノ戯言P.11〜

この世の中は幸せと同等か
それ以上に絶望が溢れている。

世界を知らない僕には、諸外国がどの様な暮らしぶりか、間接的にしか知ることができないが、少なくともこの国の中では、絶望の圧が低くのしかかっている。
僕らは絶望するために生まれてきたんじゃないかと錯覚する。絶望を嫌悪し、回避し、乗り越えて暮らす僕らは果たして幸せを望んで行動しているのか自分自身に疑問を投げかける事がよ

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熱意と行動が生み出す抑圧

熱意と行動が生み出す抑圧

みたにノ戯言P.10

 僕の住む世界だけかもしれないが、人のやる気とか好き嫌いを測ろうとする人が結構いる。そんなもの測ってみたところで、誰が得する訳でもないが、勝手に思考して無作為に決めつけるその行動を是と考えている様に見える時は驚愕である。

『人の内面と社会的な表面で起こる小さな軋みの』

について今日は考えようと思う。

 僕は色々な所で言っているが、役者修行の身である。そのためかも知れな

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人間の習性とブランディング

人間の習性とブランディング

〜みたにノ戯言P.9〜

商品を売り出す時には、その会社や顧客に合わせたブランディングが行われる。僕の場合だと、どの方向性の役者として売り出すかが常に問われる。コメディ、恋愛、アクション、ホラー、シリアス系など、どの様な作品に出るかによって、またどの様な作品に出たいかによって、俳優としてのブランドが形成される。言い忘れていたが、僕自身は今まさに俳優の卵(修行)の身のため、売り方(ブランディング)は

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芸術は空間を喰って生きている。

芸術は空間を喰って生きている。

〜みたにノ戯言P.8〜

これはあくまでも僕自身の芸術論であるが、芸術作品はそれ単体では芸術になりえない。

そもそも、物や事柄をそれ単体のみ存在させることが出来るのかは疑問であるが、やはりその作品が存在する空間が、どの様なところであるかが、その芸術の意味するところが多いに変化する。芸術は空間によって生かされて、空間を喰って個性を身につける。

なので、絵画や写真や彫刻など、それのみで芸術的価値が

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死の設計図は生きる目論み

死の設計図は生きる目論み

〜みたにノ日常P.7〜

普通に見えて、究極な極論ではあるが、僕らは生きたいと望み、生きるために行動している。

お金が欲しいとか、家族が欲しいとか、長生きしたいとか
幸せになりたいとか、楽しみたいとか。
そういう副次的な目的は人それぞれにしろ、やっぱり、みんな明日のご飯やこの瞬間の呼吸を確保するため、即ち生きるために生きている。

でも皆んなあまり生の一環として死を受け入れない。
頭では理解でき

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芸術のいらない国

芸術のいらない国

〜みたにノ戯言P.6〜

 そもそも資本主義的世界において、芸術は存在しにくい。他者に対するサービスや物事を金銭に変えるシステムは、芸術行為を行うにあたって、高い壁となり、目の前に立ち塞がる。

 芸術家という生き物は、他者に対しての忖度と生き残る為の金稼ぎを行う事が少ない為、殆どが自身の感じ考え共有しようと思った事がきっかけであり、大勢の顧客の考えを読み、それに合わせて需要と供給を生み出し続ける

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人は、林檎の色を決められる。

人は、林檎の色を決められる。

〜みたにノ戯言P.5〜

”林檎は赤い“誰もが知るこの決定を僕たちは疑わない。

100人に林檎の絵を描かせたら99.99999....%、みんな赤い林檎を描くに違いない。

 けれども林檎は青い(緑色)時期を通して赤くなる。
初めから赤い色ではない。
これは周知の事実だ。

 だが、僕は、青い林檎を敢えて描こうとする人に未だかつて、出会ったことがない。存在はするだろうが、圧倒的に少数派であるのは

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箱詰めされた心。余白のある身体

箱詰めされた心。余白のある身体

〜みたにノ戯言p.4〜

 制限された生活を誰しもが疎む。

 開放されたいと願い、自由を妄想する。
手元に無い物を望み、埋められた願いの横に、次の願望が巣穴を掘る。

 別にコロナ禍じゃなくても、何かから逃れたいと身を捩った事は、誰しもあるだろう。僕も洪水のように襲い掛かる痛みの渦に流されないよう、しがみ付いたり、逃げたりを繰り返して生活している。憶測でしかないが望むものを持たず、どのような制限

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慣れる流れる常識になる。

〜みたにノ戯言P.3〜

 《慣れ》それは安心と適合の始まりであり、効率化や習得の鍵でもある。慣れる事は、平和を現実に感じられる瞬間かも知れない。

 
 
 僕は俳優になるために演劇学校に通っている身だ。学校なんて聞くと、”夢と希望の詰まった青春“の様に見えるかもしれないが、その影に“自分自身と向き合う”という残酷な現実もある。それはまた別の機会で文字に置く。

 俳優にとって何が大切になって来

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長生きは幸せと連呼した。

〜みたにノ戯言P.2〜

 人生100年時代と言われる様になり、現代は特に、70、80歳は平気で超える人が続出する、長寿が最も多い時期である。皆んな100歳と行かなくとも、80歳ぐらいまでは生きるつもりで計画し、行動する人も沢山居るのでは無いだろうか。

 僕にも80歳まで生きると考えた時、およそ、60年程残っているのだが、10代20代では、先の人生を考えられる人は少ないと思う。それを踏まえての話

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不幸な思考で幸福を願う。

〜みたにノ戯言 P.1〜

プロローグ

『いつもの日常を、とても素晴らしいことの様に書く。』

”みたにノ戯言“のコンセプトは、著者の小さな、小さな発見、気づきや、可笑しな事柄を描く事。
今まで見えていたものが、全く違って見えてくる楽しさ。

それを残す。

本編↓----------------------------------------

僕はとても運が悪い。

 ずっとそう思って生きて

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