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月蝕を観察してみた 国立天文台望遠鏡キット その1 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 東京の空気が綺麗になって23区内の自宅でも天体観察ができるようになり月蝕も観察できたというお話です。

 小学校低学年頃は子供向け科学雑誌の雄“子供の科学”と教科書をブックバンドで留めて通学していました。

 当時は天体望遠鏡を自分で持つことがひとつのステータスで一学年200人弱の中でで3人程度天体望遠鏡を持っている同級生がいました。当たり前ですがどの子供も基本的に親が天体観察好きで親と子供が一緒に楽しむという感じでしたが。
 私の場合は優先順位が、オーディオ機器作り、電子工作、鉄道模型作りが高く、天体観察は親にねだって天体観察会等に参加させてもらい玄人の人と楽しむというスタンスでした。実際23区内は明るく、また公害が酷い時代でしたのて天体望遠鏡での観察は自宅付近では余り楽しめない時代でもありした。

 小学生時代の話も宜しければお楽しみ下さい。


 受験が終わって自分の興味·嗜好に合わせたことができる時代に戻れた大学時代には航空宇宙研究会というサークルに所属するほど宇宙に興味が有りました。というよりは物理学ですかね。

 大学一年生からサークルの活動の一環として祖母の車を借りて取りたての免許で例えば陣場山山頂付近まで行って夜中に天体観察をするなどを楽しんでいました。と言っても天体そのものにはそこまで興味はなくて専ら詳しい方々にくっついて美しい天体の姿を楽しんでいたという感じでした。

 当時は陣場山辺りまで行くと夜中なら山頂付近の茶屋に資材を運ぶ道伝いにそこまで車で乗り入れることができました。空も暗く天体観察にはとても好都合でした。のどかな時代でした。(笑)


 現代と違って自動追尾は高価でしたから、赤道儀で手動追尾するのですがこれが慣れた人に任せて置けば、私から見れば自動追尾となるというタダ乗り状態。まぁ車を出してガソリン代や有料道路代を払うことでチャラという感じでした。天体ショー付きドライブという割り切りでお互いWin-Win。


 ということで天体観察に関する私の知識は以下に紹介されている程度でした。

 寧ろ物理学、素粒子物理学とか宇宙物理学に興味が有りました。

 その辺りはこちらも宜しければお楽しみ下さい。

 そこで止まって居た私を覚醒させる出来事が我が子によってもたらされました。

 2022年11月8日、442年ぶりに 皆既月食と天王星食が同時に楽しめるという希有な機会の日。我が子が世界天文年2009日本委員会認定の望遠鏡天体望遠鏡キットを準備していたのです。10年以上前の2009年に国立天文台の「君もガリレオ」プロジェクトで作られたの天体望遠鏡キットの恩恵に預かったのです。

 その辺りはこちらをお楽しみ下さい。

 手作りするキットなのですが優れものです。
詳細は一部重複しますが以下をご覧になって下さい。


国立天文台望遠鏡キット仕様

 ということで、簡易な天体望遠鏡ながらも本格的な観察ができる代物を得て、母、吾妹、私、子と3世代揃って寒空の下高輝度なLED街灯がある自宅前の道路で天体望遠鏡で皆既月蝕を楽しんだのでした。

 なんとお隣さんのご夫婦まで参加して、局地的な盛り上がり。なんともほのぼのとした時間でした。

蛇足
 プロが残した美しい皆既月蝕の映像はこちらを御覧下さい。


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