10ドル望遠鏡 国立天文台望遠鏡キット その0 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
10年以上前の国立天文台の「君もガリレオ」プロジェクトの恩恵に預かったというお話です。
お手頃ながらも本格的なもので、是非お試しになることをお勧めしたくご紹介します。
(勿論、関係者ではなく単なる天体観察好きです。)
自宅から車で15分程度のところに国立天文台(NAOJ)があります。ですから勝手に天文台をとても身近に感じています。(笑)
2009年に「世界天文年2009」というガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で初めて天体を観測した1609年から400年目にあたることを記念し行われた天文学好きのお祭りがありました。
そのお祭りの中に世界天文年2009日本委員会認定望遠鏡として小型望遠鏡を10ドルで提供するという
君もガリレオプロジェクト
が有りました。
子供向けのプロジェクトで、20人以上で参加すれば10ドルで購入可能というものでした。ガリレオと同じ口径4センチの望遠鏡が10ドル。その望遠鏡は口径4cm長さ約30cm倍率が15倍。月のクレーターや木星のガリレオ衛星が見られるという洒落た企画でした。その2009年の日本の目玉はなんと7月22日の皆既日食でした。
その辺りは以下も参考になさって下さい。
三菱電機 DSPACE/2008年10月コラムVol.2[10ドル望遠鏡に大反響―世界天文年2009とは。:林公代]
この望遠鏡が今は簡単に購入できるようになっていました。私は全く知らなかったのですがなんと私の子が購入していたのでした。
レンズはしっかりしたガラス製の球面収差の少ないもので、筐体はABS樹脂という本格的なもの。三脚は手持ちのものと、近くのリサイクルショップで購入したものと2セット用意していました。
これで皆既月食などを観察するのがとても楽しみです。
蛇足
まさかそんな面白い天体望遠鏡を子供が持っているとは知らず、皆既月蝕の日とコロナワクチン接種が重なって居ました。肉眼ならどこでも楽しめると思っていましたが、帰宅を急ぐことになりました。(笑)
超蛇足
今は書籍、テレビやインターネット等で天体の高精細の静止画や動画を楽しめる時代になっていますが、古典的に天体望遠鏡で寒空の中星を見るのも一興かと。
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