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2024年4月の記事一覧
東大入試に「女性枠」を設けるべきか?|高橋昌一郎【第20回】
「アファーマティブ・アクション」の論争私事で恐縮だが、長女が今春から東京大学に進学したばかりなので、気になって手にしたのが本書である。オビに「『男が8割』の衝撃――。女性の “いない” キャンパス。現役の教授による懺悔と決意。これは大学だけじゃない、日本全体の問題だ!」とある通り、日本の男女格差に対する広義の提言書といえる。
一般に、アフリカン・アメリカンやネイティブ・アメリカンなどの人種的少数
【テクノ・リバタリアン】橘玲:世界を変える唯一の思想。3つの政治思想と功利主義
はじめに好きな著者の1人である、橘玲さんから新著「テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想」が出たので読んでみた。
相変わらずキレキレのツッコミが多く、かつ、文庫本とは思えないほど情報量が詰まったボリューミーな内容であり、中身が詰まったステーキを食べている感じ。
今回は、前半に記載されていた、リバタリアン・リベラリズム・コミュニタリアニズムについて記載。
あらすじシリコンバレーの天才たち
【試論「人工知能概念はいつから存在したといえそうか?」1パス目】「数学中心史観」拡充からの出発。
そもそも「数学通史」みたいな世界観に足を踏み入れた発端は以下の投稿だだったのです。
古代から近世に至る磁力と重力の発見過程に注目した大著山本義隆「磁力と重力の発見(2003年)」。
およびその補講的に執筆された欧州における対数と少数の発見過程に注目した山本義隆「少数と対数の発見(2018年)」。
こうして発足した近代科学は現在の「機械学習と意味分布論の時代」にどう接続するのでしょうか? かか
インクルーシブ哲学へ⑪:言葉に仮面をかぶせる――無限の他者はどこにいる?
▲前回
2024年4月5日
■作品:《おく》(Oku Project)
■会場:CALM & PUNK GALLERY
■相手のプレイヤー:藤中康輝さん(Oku Project)
Oku Projectの作品、《おく》に、プレイヤーとして参加してきた。
二人のプレイヤーが、言葉を交わさず、棚から物を選び、交互に物を置いていく。
これを読んでいる人は、仮面をつけた経験があるだろう。
仮面をつ
フェイクニュースをファクトチェックしたがる既存メディアと政府の真意は?
4月12日(金)に開催された総務省のワーキンググループ「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会 」第14回を傍聴してみたんです。そこで感じたことを書いてみます。
BPO放送人権委員会の委員長である曽我部真裕氏がプレゼンターとして出席されていて、規制を正当化するのに憲法を持ち出したのには驚きました。
曽我部先生のプレゼン資料はこちらです https://www.soumu.