”報道の自由”を考える
澤康臣 著「事実はどこにあるのか~民主主義を運営するためのニュースの見方」(幻冬舎, 2023)を読んでみました。”市民のために働くメディア” の視点が貫かれている良書です。
報道する側の立場や考え方を知ることができたのは収穫でした。
報道されることは取材対象者にとって、必ずしも利益にならない。不利益になる場合すらある。取材される側の「報道してほしくない内容」も公益のためなら伝えるべき、という立場を著者はとっています。そうでなければ、報道ではなく「広報」「広告」になってし